お肌のカサカサが治らない…もしかしたらそれ、病気かも?お肌が乾燥する病気を知ろう

肌の乾燥対策
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お肌のカサカサがいつまで経っても治らない…。もしかしたら、それは病気のサインかもしれません。

病気の中には、症状の1つとして乾燥肌になるものがあります。

中には内臓疾患に関わる病気もあるので、いつまでもお肌のカサカサや、乾燥肌のひどい症状が続く方は病院を受診された方が良いでしょう。

今回は、そんな乾燥肌の症状が出る病気についてお伝えします。

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お肌のカサカサが治らない…それって病気のサインかも?

お肌が乾燥してカサカサするのは、お肌の機能が乱れ、水分保持力が低下して、潤いが不足しているからです。

私たちのお肌は、古い細胞を排出し、新しい細胞を生み出す、ターンオーバーによってつくられています。

お肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れによって水分と油分のバランスが崩れ、お肌を外的刺激から守る、バリア機能が低下している状態です。

このターンオーバーは、様々な原因によって乱れやすいため、私たちのお肌は、いつ乾燥を感じてカサカサしてもおかしくない環境にあります。

お肌の乾燥は、紫外線や空気の乾燥状態、スキンケアなどの外的要因や、生活習慣などによる内的要因などが大きく影響しているので、日常的にも十分改善できるものです。

しかし、乾燥は、きちんとした治療を受けないと治らない、病気の症状の1つとしてもあげられます。

もしかしたら、乾燥の症状が病気の可能性もありますから、一度お肌状態を確認してみてください。

症状の1つとしてカサカサの乾燥肌になる病気とは?

乾燥が症状の1つとしてみられる病気についてお伝えします。

乾皮症・乾燥性湿疹

お肌の脂が減ることで、水分が減少して乾燥してしまう病気です。初期症状としてはお肌がカサカサして皮膚が剥がれ落ち、わずかに痒みがあります。

そのうち、皮膚が亀の甲羅のようにひび割れ、赤みが生じます。痒みもどんどん強くなっていきます。特に真冬になると症状がひどく出やすいです。

一般的に年齢とともにお肌の潤いは減りますが、特に中高年の手足によく見られます。

皮脂欠乏性湿疹

お肌の表面の油分が少なく、水分蒸発もしやすく、乾燥してガサガサしてしまいます。赤みやひび割れ、強いかゆみが出るので、かき壊してしまうと湿疹化してしまいます。

アトピー性皮膚炎

皮脂の分泌量が少なく、お肌を外的刺激から守る、バリア機能が低下している状態です。

バリア機能が弱っているお肌は、アレルギーの原因となる物質の刺激をダイレクトに受けてしまうので、痒みが出ます。

アトピー性皮膚炎は、特定のアレルギーに加えて、乾燥や刺激といった様々な原因が、複雑に絡んで痒みや湿疹を引き起こします。

また、アレルギーよりは、カサカサとした乾燥の症状が大きく見られ、症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返します。

皮膚掻痒症

特に目立った炎症や湿疹、赤みなどの症状がないのに、ただ皮膚が痒くなります。搔き壊した傷が濃い茶色に変化します。

原因はこれだけでは特定できず、様々です。肝疾患・痛風・糖尿病・甲状腺疾患など、この他にも疑われる病気があるので、詳しくは病院を受診しましょう。

シェーグレン症候群

肌の乾燥に加えて、唾液や涙の量が減少します。口が乾きやすくなったり、目も乾きやすくなります。

自覚症状が出やすいので、ご自身でも気づきやすいはずです。原因は不明ですが、遺伝と環境にのる影響があると言われています。

脂漏性皮膚炎

カビが原因で、頭皮や顔がカサカサしたり、かゆみや炎症が出てしまう病気です。

きちんと治療を受けないと慢性化してしまう可能性も高いです。

秋ごろに症状が出やすく、顔はTゾーンや小鼻・頭皮はフケが多くなります。

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの分泌量が減少して起こります。

肌がカサカサする・かゆみが出る・代謝の低下
・精神機能の低下・眠気・体温の低下・全身のむくみ・まぶたが腫れる…といった症状が起きます。

自覚症状が出やすいので、「おかしいな」と思ったら病院へ行きましょう。

乾癬

乾癬は、慢性的な皮膚の病気です。皮膚が赤く盛り上がり、表面が白い垢となってボロボロ剥がれ落ちます。半数の人がかゆみを伴います。

原因は解明されておらず、体質やストレスや環境問、食生活などが関係していると言われています。

下垂体機能低下症

難病の1つで、下垂体前葉ホルモンが十分に分泌されなくなります。

甲状腺機能低下症と同様に、肌が乾燥してカサカサします。それ意外にも、生理がこなくなったり、筋肉や骨がもろくなります。

内臓疾患が原因で乾燥肌になる?

乾燥が症状の1つとして出る病気の中には、内臓疾患によるものもあります。

デルマドローム

肌は内臓を映す鏡とも言われているので、内臓のトラブルがお肌に現れることもあります。

ホルモンバランスが乱れ、内分泌異常や代謝異常が起こります。すると、おの保湿成分が生成されなくなるので、お肌が乾燥してカサカサします。

症状としては、皮膚が黒ずんで分厚くなる・紅い斑点ができる・背中に強い痒みが出る・イボがたくさんできる・上瞼が赤紫に腫れる・筋力が低下するといった症状もあります。

悪性腫瘍(ガン)が存在する時に現れる皮膚の症状のことも言います。

病院に行く前に確認を!お肌のカサカサを改善する方法

思い当たる節があれば、病院に早く行くことに越したことはありませんが、もし迷われている場合は、多方面から乾燥を改善する対策をとってみてください。

  • 間違ったスキンケア(洗顔・保湿)
  • 環境(冷暖房対策・紫外線対策)
  • 生活習慣(食生活・睡眠・お風呂の習慣)
  • 加齢(エイジングに特化したケア・酸化や糖化対策)
  • もともとの肌質

お肌は28日間をかけて生まれ変わるので、効果を実感するまでには、最低でも1ヶ月程はかかりますが、それで改善できたら安心材料にもなると思うので、焦らず様子を見てみてください。

対策方法については、詳しくはこちらの記事にまとめてあります。→顔がカサカサする…お肌の乾燥の原因と多方面から改善する方法★

どんな病院に行けばいい?

カサカサの乾燥肌の治療は、保湿剤や抗炎症剤などを使ったり、症状によってはホルモン剤や治療に適した薬を使っていきます。

乾燥肌の初診に適している病院は、美容皮膚科 や皮膚科などです。

乾燥肌の専門外来としては、更年期外来や、女性専門外来を受診されるのも良いでしょう。

先程お伝えした病気の初診に適した病院の診療科は以下の通りです。

乾皮症…皮膚科

皮脂欠乏症…皮膚科

アトピー性皮膚炎…漢方内科・アレルギー科 ・皮膚科

脂漏性皮膚炎…皮膚科・美容皮膚科

皮膚掻痒症…皮膚科・美容皮膚科

乾癬…皮膚科

シェーグレン症候群…歯科・眼科・皮膚科・腎臓内科・外科

甲状腺機能低下症…耳鼻咽喉科・循環器科・内科

下垂体機能低下症…内分泌科・脳神経外科

デルマドローム…皮膚科

是非、参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたか?今回は、カサカサとした乾燥肌の症状があらわれる病気についてお伝えしました。

お肌の乾燥は放っておいて悪化すると、治すまでにも時間がかかるので早めに対策したいものです。

病気の疑いのある方は早めに病院を受診してみてください。また、カサカサとした乾燥の症状は誰にでも起こりうるものなので、乾燥を改善する対策方法も試されてみてください(^^)

こちらの記事もご覧ください→保湿だけでは治らない!頑固な粉吹きや乾燥は皮膚科の保湿剤で修復しよう

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