気になる顔の乾燥や肌荒れ。顔は、体に比べると皮膚が薄く、最も外気にさらされて乾燥やしやすい部分です。
お肌が敏感になると、かゆみを伴う乾燥や肌荒れを繰り返し、慢性化しやすくなります。
そのため、お肌状態に合ったケアをして、顔の乾燥や肌荒れ対策をしていきましょう。
顔の乾燥や肌荒れの原因は?
多くの女性を悩ます、顔の乾燥や肌荒れ。お肌のコンディションは、1日の気分を左右する、大きな要因になりますよね。
顔の乾燥や肌荒れは、1年中何度も繰り返している方もいれば、季節の変わり目や、特定の季節に起こる方もいます。
乾燥や肌荒れは大きく分けて3つの原因があると言われています。
- 環境
- 間違ったスキンケア
- 生活習慣
環境
お肌の乾燥や肌荒れの原因の1つに、環境の影響があります。
例えば、冷暖房や紫外線、季節の変わり目の変化、外の乾燥した空気、花粉やホコリなどです。
顔は、常に外気にふれているので、このような環境の影響を非常に受けやすいのです。
特に冬場は乾燥した空気に加え、暖房でさらに乾燥するので、お肌の水分が逃げやすくなります。
また、季節の変わり目は、気温の変化に体が適応できず、お肌調子も崩しやすいです。
夏場は強い紫外線がお肌のバリア機能にダメージを与え、春や秋は花粉がお肌に付着して敏感になりやすいのです。1年を通して、環境における乾燥や肌荒れの原因は潜んでいます。
間違ったスキンケア
毎日行うスキンケア。これを間違ったやり方で行なっていると、自らお肌トラブルを進行させていることになります。
間違ったスキンケアには、
- お肌に強い摩擦をかけている
- 過剰なケアをしすぎている
- お手入れが不足している
などがあります。間違ったスキンケアを改め、正しいケアを行えば、乾燥や肌荒れの改善を促します。
生活習慣
生活習慣の乱れは、お肌状態にダイレクトに表れます。
例えば、偏った食生活、睡眠不足、ストレスを感じると、お肌の調子も悪く感じる方が多いでしょう。
お肌の乾燥や肌荒れは、食事や睡眠によってつくられているので、スキンケアだけでなく、生活習慣にも目を向けると、早い改善が期待できます。
顔の乾燥や肌荒れを改善する方法
では、顔の乾燥や肌荒れの原因別に、対策方法をみていきましょう。
環境対策
冷暖房や紫外線、季節の変わり目の変化、外の乾燥した空気、花粉やホコリ
間違ったスキンケアの改善策
顔の乾燥や肌荒れを改善するために、
- お肌に強い摩擦をかけている
- 過剰なケアをしすぎている
- お手入れが不足している
といったケアを改めていきましょう。
お肌には優しく触れる
お肌が激しく動くくらい、強く触ったり、ゴシゴシと擦ったり、摩擦をかけると、お肌は刺激を受けて敏感傾向に陥ります。
バリア機能が低下すると、顔の乾燥や肌荒れも進行してしまいます。
自分のお肌を「卵」だと思って、卵の殻が割れないように優しく触れましょう。
特に、洗顔はゴシゴシと強い力を入れてやりがちなので、正しい洗顔方法も合わせて確認しておきましょう→洗顔でお肌を変えた美容部員が教える、ツルツル美肌になれる洗顔方法
また、急いでいる時は力が入りやすいので、優しく触ることを思い出しながら、意識してケアをしてみてください(^^)
お手入れはシンプルケア
お肌トラブルを改善したい一心で、お手入れを過剰にやりすぎてしまうことが、逆に乾燥や肌荒れを悪化させます。
例えばスペシャルケアと言われるパックや角質ケアなどを毎日行なったり、色々な美容液を重ね付けしたり、良いと言われる美容法を手当たり次第試すといった具合です。
乾燥や肌荒れで敏感になっているお肌には、低刺激なアイテムでシンプルなケアをするのが1番です。
保湿は化粧水・乳液・クリームの3ステップで行い、スペシャルケアはお肌の様子を見ながら週に1・2回〜行いましょう。
正しい保湿ケアについて、詳しくはこちらもご覧ください→お肌の正しい保湿ケアと、簡単に保湿力を高める方法★
お手入れ不足
お手入れ不足も、乾燥や肌荒れの原因になります。例えば、以下のような方は要注意です。
- 化粧を落とさずに眠ってしまうことが多い
- よく洗えておらず、洗顔不足
- 潤いが足りておらず、保湿不足
汚れがしっかり落ちきっていない方や、自分のお肌に合った保湿ができていない方は、お手入れ不足によって乾燥や肌荒れが起こりやすいです。
特に、洗顔を疎かにしてしまうと、保湿ケアで潤いを与えても、汚れが邪魔をしてうまく浸透しません。お肌に残った汚れが蓄積すると、炎症を起こして乾燥や肌荒れを悪化させてしまうので、毎日の洗顔で確実に汚れを取り除きましょう。
保湿ケアは、お肌に合った保湿力のアイテムを使いましょう。
特に、保湿力高い成分(セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸など)配合のものや、お肌に負担の少ない低刺激なクリームは乾燥や肌荒れ対策に効果的なので、1つ取り入れてみてください(^^)→顔の乾燥や、敏感傾向にある肌荒れにおすすめの保湿クリーム★
生活習慣の改善方法
生活習慣の乱れも、お肌状態を左右するので、できるところから改めていきましょう!
食生活
顔の乾燥や肌荒れは、食べ物の栄養バランスが偏っているサインです。
お肌の保湿にはタンパク質や良質な油を取り入れましょう。また、現代人はビタミン不足が原因で肌荒れしやすい傾向にもあります。
肉や魚、卵、乳製品などは、タンパク質とビタミンどちらも摂取できるので、おすすめの食材です。
詳しくはこちらの記事もご覧ください→食べ物でお肌は潤せる!お肌を保湿する食べ物や保湿力を高める方法
睡眠不足
私たちのお肌は、眠っている間にターンオーバーが行われ、成長ホルモンが分泌されます。
最近では、睡眠のゴールデンタイム(22時〜2時)よりも、眠り始めの3時間が重要と言われており、質の良い睡眠がとれるかどうかが重要視されています。
そのため、快適な眠りにつけるように、睡眠の質を高める工夫をしましょう。
- 就寝の1時間半前にお風呂に入って湯船に浸かる
- 末端冷え性の方は、眠る前に足湯か、湯たんぽを入れて眠る
- 締め付け感のある服装は避け、ゆとりのある服装で眠る
- 眠る前は間接照明に切り替える
- 眠る前はアロマ(入眠作用のあるネロリがおすすめ!)でリラックスする
- 眠る前3時間の食事を控える
- 眠る前に軽いストレッチで体を温める
- 眠る前はスマートフォンやPCを控える
- 眠る前の歯磨きは、目が覚めてしまうので控える
- 眠る前にハーブティーやホットミルクなど、カフェインレスの温かい飲み物を飲む
これらを意識して習慣化すると、眠りの質を高めることができるので、是非試してみてくださいね!
ストレス
過度のストレスを感じるとお肌を乾燥させたり、肌荒れにもつながります。
ストレスを溜めないように頑張るのは逆に負担になるので、ストレスの発散方法いくつか見つけましょう(^^)
発散方法は人それぞれですが、何もすることがないという方は、規則正しい生活をするだけでも、気分の浮き沈みを安定させることができるので、ストレス対策になります。
また、運動もおすすめです。例えば、ヨガは無理なく続けられる有酸素運動で、自分と向き合う時間にもなるのでおすすめです。
また、読書もおすすめです。大きい本屋さんや、ブックカフェなどに行ってみたらどうでしょう?色々な本を読むと、世界が広がって前向きな気持ちになれますよ(^^)
顔の乾燥や肌荒れ対策には、心の健康も保っていきましょう(^^)
皮膚が乾燥して、かゆみが出る原因と対処法は?
皮膚が乾燥すると、かゆみが出ることがあります。正常なお肌は、皮膚の水分と油分のバランスが取れているので、水分保持力が高く、外的刺激からもお肌を守ってくれます。
しかし、皮膚の乾燥を感じる方は、水分と油分のバランスが崩れて、お肌の土台となるターンオーバーが乱れているサインです。
ターンオーバーが乱れると、お肌に必要な栄養が行き届かなくなり、潤いが十分に生成できず、未熟な細胞でお肌が構成されることになります。
潤い不足のお肌は、キメが乱れたり、外的刺激からお肌を保護するバリア機能が弱まり、非常に揺らぎやすくなるのです。
お肌が乾燥してデリケートに傾いてしまうと、環境やスキンケアなどの摩擦によるダメージがお肌の負担となって、かゆみを発生させます。
例えば、春・秋はは花粉、夏は強い紫外線、秋冬は乾燥した空気や強い北風などの刺激は、お肌にとって大きな負担となり、かゆみの原因になります。
バリア機能のはたらきが弱まると、外部のアレルゲン(花粉やホコリ)などがお肌に付着しやすくなるので、そこからかゆみも発生します。
また、お肌は通常は弱酸性ですが、乾燥すると皮膚のPHがアルカリ性に傾くため、細菌が増殖してかゆみも生じやすくなります。
かゆみが出るとやりがちなのが、「お肌を掻く行為」ですが、これは絶対に避けたい行為です。
掻くことは一瞬の快感となりますが、掻くことで神経が刺激されるので、かゆみの原因となるヒスタミンの分泌を促してしまいます。
その結果、かゆみはどんどん増し、掻けば掻くほどかゆくなるという悪循環に陥ります。
そうすると、炎症を起こして乾燥が悪化したり、肌荒れにも繋がってしまうので、
- 抗ヒスタミン剤を使う
- 天然素材の寝具やタオルの素材にこだわる
- 肌に触れないように髪の毛をまとめる
- マスクをしてお肌を保護する
- 加湿器を使う
といったかゆみ対策も合わせて行うと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?顔は、体に比べて皮膚が薄いので、乾燥や肌荒れしやすいことがわかりました。
顔の乾燥や肌荒れは、環境・間違ったスキンケア・生活習慣の乱れなどが大きく関わっています。環境対策やスキンケアや生活習慣の見直しをして、お肌トラブルを改善していきましょう。
また、かゆみを伴う場合は、これらのケアに加えて、かゆみ対策も行ってみてください(^^)
こちらの記事もご覧ください→美容部員が教える、顔の乾燥やつっぱりが一日中続く原因と改善方法
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