いつもと同じお手入れをしているのに、顔の乾燥が気になる…そんな時のレスキューアイテムとして、パックを使われる方も多いと思います。
1年を通して乾燥肌の私も、数々のパックを試してきました。今回は、一般的に知られているシートパックの正しい使い方や、効果を高める方法、乾燥対策になる様々なパックの種類についてお伝えします(^^)
顔の乾燥はシートパックで改善できる?
パックは、手軽な上に、お肌に集中的に美容成分を届けることができるので、とても人気の高いスキンケアアイテムです。
中にはエイジングや美白対策ができるものもあり、プチプラマスク〜超高級マスクまで種類も価格も様々です。
特に、顔の乾燥が気になる方は、潤いを最速でチャージできるシートパックを使われる方も多いと思います。
シートパックは、お肌全体に密着するので、潤いを逃さずに、ふっくらとした柔らかいお肌に導いてくれます。美容液1本分の保湿成分が配合されているものも多いので、角層を潤いで満たしてくれます。
また、余計な摩擦や刺激を与えずに、お肌にのせるだけで潤いをチャージできるのも嬉しいポイントです。
顔の乾燥を感じる方は、水分と油分のバランスが崩れ、お肌を守るバリア機能も低下しているので、保湿力が高くて低刺激なシートパックはお手入れに最適と言えます。
そんなシートパックは、顔の乾燥対策に役立つアイテムですが、意外と間違った使い方をしている人が多いです。
間違った使い方は、顔の乾燥を悪化させてしまう可能性があるので、シートパックを正しく使う方法や、使うタイミング、効果を高める方法を一度確認しておきましょう!
顔の乾燥を悪化させるシートパックの使い方
シートパックをする時に、以下のような使い方をしている方は、顔の乾燥を悪化させる可能性があります。
- スキンケアはシートパックのみ
- シートパックをして、そのまま眠ってしまうことがある
- シートパックを長時間顔にのせている
- 毎日シートパックを使っている
- シートパックをすることで安心してしまい、そのほかのお手入れは適当になりがち
ご自身に当てはまるものはありましたか?シートパックは美容成分がたっぷり入っているものも多いですが、残念ながらこれだけでは保湿はできません。
夜に、疲れてシートパックをしたまま眠ってしまうと、眠っている間に水分が蒸発してしまい、朝起きたらお肌がカラカラになってしまいます。
長時間シートパックを顔にのせて、その後のお手入れ(油分ケア)をしない…というパターンは、顔の乾燥を悪化させてしまうので、絶対に控えましょう!
パックの手順や正しい使い方
みなさんは、シートパックをするときは、どのタイミングで行なっていますか?手順や、正しい使い方を一度確認しましょう!(^^)
シートパックの手順
- クレンジングや洗顔をする
- 化粧水をする
- シートパックを顔にのせる
- 乳液・クリームをのせる
シートパックは、化粧水の代わりに使う方が多いように感じますが、シートパックの美容成分をお肌の奥へ届けるために、まずは化粧水でお肌を整えてください。
先に化粧水をつけることで、シートパックの渇きを予防することもできます。
化粧水を正しく選ぶことで、シートパックとの相乗効果を生み出すことができます。こちらの記事も参考にしてみてください→美容部員が教える、顔の乾燥を改善する化粧水選びの秘訣と正しい使い方
中には化粧水の前に使う、ブースター効果のあるシートパックもありますが、基本的には化粧水と乳液の間に使う美容液と同じタイミングで使いましょう。
シートパックの正しい使い方
せっかくなら、シートパックを正しく使ってお手入れの効果を発揮したいですよね。改めて使い方を確認しておきましょう。
シートパックの使用時間を守る
シートパックは、長時間お肌にのせておく方が潤いをたっぷり与えられるように感じますが、実はその逆で、顔の乾燥を招く原因となってしまいます。
シートパックをつけたまま眠ってしまったり、カラカラになるまでつけておくのはNGです!
シートパックは、規定の時間以上顔の上にのせておくと、お肌の潤いがシートパックに奪われてしまうのです。
保湿力を高めようとして行った行為が、逆に顔の乾燥を招いてしまうので、必ず規定の時間を守って使うようにしましょう。
シートパックのあとに油分ケアをする
シートパックは美容液の位置付けなので、水分量が多く、これだけでは十分な保湿はできません。
確実に保湿をするためには、乳液とクリームで油分の膜のケアをしましょう。これによって水分蒸発を防ぐことができます。
また、乾燥したお肌は、紫外線やホコリなどの外的な刺激からお肌を守るバリア機能が低下しています。弱ったお肌には、油分ケアをしてお肌の保護をしましょう。
油分ケア不足は、顔の乾燥を悪化させるので、普段保湿クリームを使わない方は、この機会に是非ご自身に合うクリームを見つけてみてください→顔の乾燥に効く、おすすめの市販のクリームと選び方の秘訣は?
シートパックは週に2.3回にする
シートパックはいわゆるスペシャルケアです。乾燥して敏感になっているときは、過剰なケアはお肌の負担になることがあります。
食事も、毎日豪華なものばかり食べていると、胃腸が疲れてしまいますよね。お肌もそれと同じで、休ませることも大切です。
お肌の自然治癒力が鈍らないように、適度にシートパック(スペシャルケア)を取り入れましょう(^^)
パックの効果を高める方法
シートパックを使うときは、美容成分を最大限にお肌へ届けるために、シートパックをするタイミングでや、ちょっとした工夫を加えて、お手入れの効果を高めましょう(^^)
お風呂上がり
お風呂上がりは血流が良くなっており、美容成分の浸透が高まるため、シートパックをするにはベストなタイミングです。
栄養を補給するときは、お肌が温まって毛穴が開いている時がおすすめです(^^)
お風呂から上がって、スキンケアをするまでに時間があいてしまう方は、その間の乾燥対策としてシートパックを使うのも良いですね(^^)
メイクの前
朝のメイク前にシートパックをすると、メイクのりが良くなり、メイクも崩れにくくなるので良いことだらけです!
メイクの前のスキンケアはとっても重要なので、日中にお肌が乾きやすい方や、メイクが崩れやすい方はこちらを一読してみてください→「夕方になると顔の乾燥を感じる…」一日中快適に過ごす方法は?
さらに、朝はホットタオルを使って、血行促進のお手入れも合わせてできると良いですね。よりシートパックの浸透力を高めることができますよ!
ホットタオルの効果や使い方についてはこちらをご確認ください→蒸しタオルで顔の乾燥の改善をサポート!美肌になれる蒸しタオルの使い方
シートパックを温める
シートパック自体をを温めることで、有効成分をお肌に浸透しやすくします。袋に入った状態で湯船に浮かしてみてください(^^)
私はエステ員の経験がありますが、エステの詐術でもシートパックを温めて使っていました。
温めることで、ほんのり温かくて気持ち良いので、リラックス効果が得られます。
顔の乾燥を悪化させる原因である、ストレスの軽減にも効果が期待できますよ^ ^
心の乱れはお肌に表れます。ストレス対策も合わせて行うことで、内側から乾燥対策をすることができますよ。
私自身の経験談をまとめているので、是非ストレスケアも参考にしてみてください→顔の乾燥はストレスで悪化する?ストレスの対策や発散する秘訣とは?
ラップで覆う
シートパックをした上から、鼻と口を避けてラップをかけることで保湿効果を高めることができます。
一手間かかりますが、ほとんどコストをかけずに保湿力を高めることができるので、おすすめです。
目元を保湿する
シートパックをすると、目元と口元に隙間ができてしまいますよね。特に目元と口元は、顔の中でも皮膚が薄くて乾燥しやすいパーツです。
シートパックが触れない部分は事前に乳液やクリームを塗ってカバーしておきましょう。
顔の乾燥を改善する、様々な保湿パック
顔の乾燥を改善するために、シートパックの活用方法をお伝えしてきましたが、シートパック以外にも保湿力を高めるパックは色々とあります。
美容部員の経験から、顔の乾燥対策におすすめの保湿パックをお教えしますね!
夜用の塗る保湿パック
最近では保湿クリームの後に使う、塗る保湿パックも色々と出ています。
1番最後に塗ることで、化粧水〜保湿クリームまでのお手入れの潤いを、外に逃げないように閉じ込めることができます。
寝ている間のパック美容液と言えるでしょう。シートパックは10分〜15分ではがしてしまいますが、塗る保湿パックは一晩中ずっとシートパックをしているような潤いをキープできます。
私たちのお肌は、夜寝ている間につくられるので、夜のお手入れを強化するのは非常に効果的です。
中には質の良い眠りを誘う香りが含まれているものもあるので、乾燥の改善以外にも安眠やリラックス効果も得られます(^^)
朝のオールインワンマスク
朝のスキンケアがマスク1つでできる、オールインワンのタイプがあります。
朝のスキンケアは日中の乾燥やメイク崩れにも影響するので、基本的には化粧水・乳液・クリームの3つのステップのお手入れが理想ですが、朝時間がない時や、寝坊をしてしまった時用に1つあると便利です。
洗顔後にオールインワンマスクをすれば、支度をしている間にオールインワンマスクがお肌に浸透してくれます。
朝寝坊をして、スキンケアが化粧水のみになってしまうよりよっぽど良いです^ ^荷物が増えてしまう旅行先でも便利ですね。
目元や口元のパック
顔の中でも、乾燥しやすい目元や口元専用のパックがあります。ふつうのシートパックは目元や口元のきわまで行き届かないので、時々専用のもので集中ケアをしてあげると乾燥の改善にもなります。
目元や口元は、皮膚が薄い上に動きの多いパーツなので、乾燥対策と進行しやすいエイジングケアを一緒にするつもりで専用のパックをしてあげましょう(^^)
オイルや保湿バームでパック
オイルや保湿バームを顔全体に塗ってパックをするのもおすすめです。血行が促進され、お肌も柔らかくなって、スキンケアの浸透を高めることができます。
私は、オイルやバームを使う時は、たっぷり使ってマッサージをしてから、ホットタオルを顔の上にのせてパックをしています。
最後に、オイルやバームのベタつきは、ホットタオルで優しく拭き取りましょう。その後は普段通りのスキンケアをしてお肌を整えてください(^^)
オイル美容にご興味のある方は、お手入れの幅を広げるために、こちらを参考にしてみてください→美容部員が教える、顔の乾燥を改善するオイルの使い方
まとめ
いかがでしたか?パックをうまく活用することで、顔の乾燥の改善が期待できるとわかりましたね。
特に、多くの方が使う機会の多い、シートパックの正しい使い方や、効果を高める方法について詳しくお伝えしました。
また、最近では様々な種類の保湿パックがあるので、ご自身に合うスペシャルなパックを是非見つけてみてください(^^)
こちらの記事もご覧ください→顔の乾燥を改善する、保湿のお手入れ完全版!
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