肌荒れの炎症で顔にかさぶた(瘡蓋)ができたら危険!かさぶたの原因と改善方法

ニキビ・肌荒れ・赤み対策
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傷や怪我をしていなくても、肌荒れを繰り返していると、炎症部分にかさぶた(瘡蓋)ができることがあります。

かさぶたは、誰もが一度は怪我をしたときに、経験したことがあると思います。

毎日、洗顔や保湿などのスキンケアが必要な顔に、炎症が起きたり、かさぶたができてしまっている場合は、お手入れをする上で注意しなければなりません。

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肌荒れから「かさぶた」ができる?

誰もが一度は傷口にかさぶたができた経験があると思います。かさぶたは、傷口が治るに従って、その上にできる皮です。赤いかさぶたもあれば、黄色かさぶたもあります。

かさぶたは、スポット的にできることもあれば、顔の広範囲にできることもあります。

かさぶたを繰り返すのは、肌荒れによって炎症が続いているサインです。かさぶたは、皮膚よりも硬く、色も違って目立つので、顔にできてしまうと厄介です。

しかし、かさぶたは、糖や脂質、タンパク質など、代謝物質を含んだ淡黄色の液体が固まって傷口を守っているのです。

そんな、傷口を保護してくれるかさぶたですが、ついつい、気になって剥がしてしまいますよね。

かさぶたは、できては取れ、できては取れを繰り返すので、なかなか良くならないパターンが多いですが、お肌状態を把握し、適切なケアをすれば改善します。

顔に「かさぶた」を繰り返す原因は?

怪我をしたり、傷口があるわけではないのに、かさぶたができて、その状態が続いている方は、炎症を繰り返し、悪化して抜け出せなくなっている状況です。

かさぶたは、お肌をつくる土台である、ターンオーバーが速くなってしまい、細胞の生成が追いついていないことが大きな原因になります。

潤い不足の未熟な細胞で構成されたお肌は、敏感で外的ダメージを受けやすく、ちょっとした刺激でも肌荒れを起こしてしまいます。

お肌は、炎症を起こすと、皮脂を分泌して守ろうとしますが、かさぶたができるということは、皮脂だけでは守れない、追い詰められた状況なのです。

かさぶたは、お肌を守る最終手段であるため、それを剥がしてしまっていては、当たり前ですがお肌状態は悪化する一方です。

ギリギリのお肌状態を、かさぶたでなんとか維持しているので、この状態がずっと続くようであれば、お肌は相当弱っている証拠です。

肌荒れによるかさぶたを改善する方法

かさぶたは、肌荒れなどのお肌の炎症によって、ターンオーバーが早くなり、細胞の生成が追いついていないことが原因でつくられます。

そのため、日々のスキンケアの中で、ターンオーバーを早めてしまう行為を改めていきましょう。例えば、以下のようなスキンケアをされている方は注意が必要です。

  • 角質ケアを頻繁にやりすぎている
  • 負担のかかるクレンジングや洗顔をしている
  • 紫外線対策が手薄

ターンオーバーを早めてしまう原因としては、「間違ったスキンケアのやりすぎ」や、紫外線によるダメージが大きいです。

  • 炎症のある間は、角質ケアはしない
  • 洗顔の際はゴシゴシと擦らず、優しく洗う
  • クレンジングはお肌に優しいクリームやミルクタイプを使う
  • 洗顔料は肌に負担の少ないものを使う
  • 毎日必ずUVケアをする

といったことを意識しましょう。

炎症のある間は、角質ケアはしない

角質ケアは炎症の度合いによっても頻度は変わりますが、正常なお肌状態の方でも、週に1回程度が望ましいです。

肌荒れを繰り返して敏感な方は、角質ケアをすることでお肌状態が悪化してしまうので控えましょう。

洗顔の際はゴシゴシと擦らず、優しく洗う

ゴシゴシと擦るように顔を洗うことで、摩擦によって、かさぶたが剥がれてしまう可能性があります。

自分の顔を卵だと思って、卵の殻が割れないように優しく洗いましょう。

クレンジングはお肌に優しいクリームやミルクタイプを使う

クレンジングや洗顔料は、洗浄力の強いものは、お肌の負担になるので、「お肌への優しさ」で選びましょう。

ちなみに、オイルクレンジングは洗浄力が強い上に、お肌に必要な潤いまで奪ってしまうので、肌荒れをした敏感なお肌の方には控えていただきたいです。

洗顔料は肌に負担の少ないものを使う

特に洗顔料を選ぶ際は、洗顔フォームには界面活性剤が含まれているので、ちょっとお値段は張りますが、グリセリンなどの保湿成分が配合されている、ホットプレスやコールドプレスなどの過程で作られた石鹸がおすすめです。

毎日必ずUVケアをする

また、UVケアも欠かさず行いましょう。紫外線は晴れている日だけではなく、曇りの日や雨の日でも出ています。

曇りの日は晴れの日の7割、雨の日は4割の紫外線がでているので、油断はできません。また、家の中にいても、お肌は紫外線のダメージを受けてしまいます。

特に3月〜10月の紫外線は強いので日焼け止めやUVカット効果のある下地を使いましょう。

肌荒れ状態にもよりますが、敏感なお肌には、石鹸で落ちるタイプや赤ちゃんでも使える、お肌に優しい日焼け止めを使いましょう。

顔の広範囲をかさぶたが占めている場合は、日焼け止めを塗るのは大変なので、飲む日焼け止めサプリメントを活用したり、日傘やサングラスなどを活用して、日差しをなるべく浴びたい工夫をしましょう。

かさぶたを繰り返してしまう場合、ターンオーバーを早めないスキンケア以外にも以下のような対策をしていきましょう。

  • かさぶたを無理矢理剥がさない
  • スキンケアの摩擦でかさぶたが剥がれないようにする
  • お肌の刺激となる化粧品を使わない

かさぶたを無理矢理剥がさない

顔にできたかさぶたは、とても気になりますが無理矢理剥がさないことが、肌荒れを早く改善する近道です。

スキンケアの摩擦でかさぶたが剥がれないようにする

スキンケアは洗顔以外にも、保湿ケアをするときに、馴染ませる際、どうしても多少の摩擦はかかってしまいます。

そのため、シートマスクや、ミスト化粧水などを活用して、摩擦をかけずに潤いをチャージするのもおすすめです。

お肌の刺激となる化粧品を使わない

保湿クリームは、低刺激な敏感肌用を使うと良いでしょう。塗り込むと、かさぶたが剥がれてしまう可能性があるので、優しく馴染ませて、ハンドプレスをして浸透させましょう。

顔に「かさぶた」ができるのは病気の可能性もあり?

顔にかさぶたができてしまう原因として、皮膚の病気や薬の影響も考えられます。

例えば、脂漏性皮膚炎や湿疹ができやすい方、ステロイド剤を多用していたことがある方は、怪我や傷がなくても、炎症状態に陥って、顔にかさぶたができる可能性があります。

脂漏性皮膚炎は、カビが原因で、頭皮や顔がカサカサしたり、かゆみや炎症が出たり、黄色いかさぶたが広範囲にできたりします。

きちんと治療を受けないと慢性化してしまう可能性も高いです。

病院で処方された、ステロイドや抗菌剤などの薬を使って治療をします。自宅治療になるので、薬とあわせて、日々のスキンケアを意識的に改めていくことで改善していきます。

皮膚病である場合は、セルフケアだけでは改善しない可能性も高いので、早めに病院を受診しましょう。

まとめ

いかがでしたか?怪我をしているわけではないのに、にかさぶたを繰り返している方は、お肌が炎症を起こしているサインであることがわかりましたね。

かさぶたを繰り返すと、お肌状態はどんどん悪化し、悪循環から抜け出せなくなってしまうので、お肌に負担をかけないスキンケアを取り入れながら、様子を見ていきましょう。

かさぶたは、お肌を守る最終手段なので、かさぶたの状態が長く続いている方は、皮膚科に行くことをおすすめします。

かさぶたを治して、炎症状態から抜け出しましょう!

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