多くの女性のお肌悩みとして、常に上位にいる顔の乾燥。私たちのお肌は、季節や環境にも大きく左右されるので、1年を通して乾燥しやすい状況にあります。
顔の乾燥によってお肌がつっぱったり、カサカサした状態が続くと不快ですよね。
今回は、顔の乾燥から脱出して、つるつるとしたキレイなお肌をつくる方法をお伝えします。
顔の乾燥はお肌の大敵!乾燥の原因は?
年齢を重ねるにつれて、乾燥を感じる女性は多いです。乾燥の原因は、加齢とともに潤い成分の生成量や皮脂の分泌量が減ることが考えられます。
お肌は、水分と油分のバランスがとても重要です。私たちのお肌は、ターンオーバーという、細胞の生まれ変わりによって古い細胞は排出され、新しい細胞を生み出すサイクルを繰り返してつくられています。
ターンオーバーは加齢とともにどんどん遅くなる傾向にあります。また、年齢とは関係のないところでも、ターンオーバーは様々な影響を受けやすいため、乱れやすいものです。
ターンオーバーが乱れると、潤い成分が生成されず、未熟な細胞のまま角化してしまったり、本来剥がれるべき古い角質がお肌に溜まってしまい、顔の乾燥を招きます。
潤い不足の細胞でつくられたお肌は、お肌を守るバリア機能も低下しているので、外的刺激にも弱く、とても敏感です。
角質のたまっているお肌は、古い角質が壁となり、化粧水などのスキンケアアイテムの浸透を妨げて乾燥を悪化させてしまうのです。
このようにターンオーバーを乱して乾燥を招く原因には以下のようなものがあります。
- 乾燥した空気・紫外線・花粉・ホコリなどの環境によるもの
- 食生活・睡眠などの生活習慣によるもの
- 間違ったスキンケアの蓄積によるもの
このように、日常の様々なところに乾燥を招く原因が潜んでいます。顔の乾燥は、年齢を重ねた時に私たちを大きく悩ませる、エイジングトラブル(シワやたるみなど)の引き金にもなります。
つるつるの美肌づくりのために、多方面から顔の乾燥対策をしていきましょう!
つるつる美肌になる方法【環境編】
環境によって、お肌状態は常に左右されています。つるつるの美肌になるためは、環境の変化に揺らがない、強いお肌づくりをしていきましょう(^^)
乾燥した空気
乾燥した空気というと、秋冬を思い浮かべますよね。特に冬は、冷たい北風がピューピュー吹きますから、お肌をひどく乾燥させる、あまりにも過酷な季節です。
しかし、乾燥するのは秋冬だけではありません。私たちのお肌は、エアコンなどの冷暖房によって1年中乾燥した空気にさらされています。ちなみに、私の職場では容赦なく1年中エアコンが効いていています(^^;)
そのため、特に乾燥しやすい冬場と、1年を通してのエアコン対策を行うようにしてみてください。
こちらに関しては詳しくまとめている記事があるのでご確認ください。
冬の乾燥対策→顔の乾燥は予防できる!冬の乾燥からお肌を守る方法
エアコンの乾燥対策→エアコンで顔の乾燥が進行する!美容部員が教える、乾かない秘訣とは?
また、日中の乾燥を感じるかたか、保湿の美容液スプレーがおすすめです。メイクの上からもできるので、非常に便利ですよ(^^)→顔の乾燥には即効性のある美容液ミストスプレーがおすすめ!化粧直しも簡単!
紫外線
紫外線対策は1年中必須のお手入れです。紫外線は、ターンオーバーを乱し、顔の乾燥を進行させます。日焼け止めなどのUVカットアイテムを活用して、紫外線からお肌を守るようにしましょう。
日焼け止めは季節や目的によって使い分けるのがおすすめです。私は家にいるときや、軽い外出時はSPF20くらい、夏場の外出はSPF50くらいの日焼け止めを使っています。
日焼け止めの効果は、下地に含まれているものでも良いです。また、飲む日焼け止めサプリメントなどを活用すると全身の日焼け対策ができます(^^)
皆が憧れるような、つるつる美肌の方には透明感がありますよね。紫外線対策をして透明感を手に入れましょう(^^)
つるつる美肌になる方法【生活習慣編】
生活習慣の乱れは、体内のリズムに直結するので、ターンオーバーの乱れにもつながります。なるべく規則正しい生活習慣を心がけましょう!
睡眠
眠っている間にお肌はつくられ、成長ホルモンなどが分泌しています。現代人は睡眠が不足しており、その蓄積から睡眠負債の人がとても多いです。
睡眠負債は、休みの日に寝溜めをしても、睡眠が追いついていない状態です。疲れや寝不足を感じる方は、体のためにもお肌のためにも、日々の睡眠時間を増やしてみましょう。
22時〜2時はゴールデンタイムと言われており、特に意識して眠りに当てたい時間ですが、最近の研究では、眠り始めの1時間半が睡眠の質を左右するそうなので、特に寝つきが重要です。
私は不眠症に悩んでいた時期があるのですが、眠る前は、スマートフォンやテレビは避けて、少し暗めの部屋でリラックスをしてから眠りの準備に入るようにしていました!
つるつる美肌になるためには、質の良い睡眠は必要不可欠です!是非参考にしてみてくださいね(^^)
食生活
食べ物によって私たちのお肌状態は大きく左右します。バランスの良い食べ物を摂取できれば、乾燥対策ができるんですよ!食べ物でお肌の潤いを保ちましょう!
食事の際に意識してほしいことは、お肌をつくって保湿をしてくれる、「タンパク質と良質な油」を摂取することと、排便を促すために、腸内環境を整える食べ物を摂取することです。
食べ物で保湿をして、腸内を整えることが最優先です。
それができた上で、美肌に効くといわれているビタミンなどを取り入れていくと、つるつるのお肌にどんどん近づいていきますよ(^^)
私が実際に取り入れている、食生活の例も載せているので、こちらの記事を参考にしてみてください(^^)
保湿をする食べ物→顔の乾燥を改善する「食べ物・食べ方・整え方」徹底ガイド!
おすすめの食事例→食べ物で全身保湿ができる?つるつる美肌になれる食べ物
ビタミンについて→ビタミン不足は顔の乾燥やトラブルの原因に!美肌になるビタミンのとり方
つるつる美肌になる方法【スキンケア】
スキンケアは毎日お肌に直接触れるものなので、間違ったやり方を続けていると顔の乾燥に直結してしまいます。
洗顔
洗顔によって確実に汚れを落とした上で、保湿をしなければ意味がありません。汚れが落ち切らないと、顔の乾燥や毛穴詰まり、黒ずみ、吹き出物にも繋がってしまいます。特に以下の方は注意が必要です。
- パパッと素早く洗顔をしている方
- オイルクレンジグを使っている方
- 熱いお湯ですすいでいる方
- ゴシゴシこすってしまう方
スキンケアは学校の授業で教わるわけではないので、結局は自己流になってしまっています。
私は美容部員の経験がありますが、美容部員になりたての頃、正しいスキンケアを学び、「肌を触る優しさ」と「丁寧さ」に驚きました!
お肌を触る優しさや丁寧さに欠けているな?と心当たりのある方は、是非こちらを一読しておいてください→洗顔でお肌を変えた美容部員が教える、ツルツル美肌になれる洗顔方法
保湿
保湿の基本を確認しましょう(^^)つるつるのむき卵のようなお肌の方で、保湿のお手入れをしていない人はいません。正しい保湿のお手入れを確認しましょう。
保湿のスキンケアは「化粧水→乳液→クリーム」の3ステップで行ないましょう。化粧水で水分をたっぷり与え、クリームで油分の蓋をすることで、水分蒸発を防ぎます。
乳液は、水分と油分のなじみをよくするための繋ぎとして欠かせません。
基本は3ステップですが、お肌状態に合わせて、美容液をプラスすることで乾燥やお肌トラブルの改善が期待できます。
過剰なお手入れは、逆にお肌を傷つけてしまうので、基礎を固めて、揺らがない強いお肌づくりをしていきましょう。
以下の記事は、化粧水・美容液・クリームを選ぶときの参考にしてみてください(^^)
化粧水→化粧品で潤い補給!つるつる美肌になれる化粧水と正しい使い方
美容液→美容部員が教える、顔の乾燥を改善する美容液選びの秘訣とは?
クリーム→顔の乾燥に効く、おすすめの市販のクリームと選び方の秘訣は?
【危険】あなたのお肌は大丈夫?乾燥肌なのに、つるつるしているビニール肌とは?
みなさんは、「ビニール肌」って聞いたことありますか?普通、顔が乾燥するとカサカサになりますが、ビニール肌は乾燥肌なのに、お肌がつるつるしているんです。
つるつるしていることから、美肌と錯覚してしまう、このビニール肌はとても危険な状態です。
ビニール肌は、お肌への様々な刺激によって、角質が剥がれて薄くなり、水分保持力とバリア機能が低い状態が蓄積されることで、お肌トラブルが起きやすい状態を示しています。
主に40代以降に見られる症状ですが、20代や30代の方は予備軍としてリスクを抱えています。
お肌がピリピリする・赤みが出る・べたつく・毛穴が開いている…といった状態を放っておいたり、間違ったスキンケアを続けていると、悪化してビニール肌になる危険性があります。
しかし、このリスクはお手入れ次第で十分回避できます。対策としては、スキンケアの基礎を整えることが何よりも重要なので、この記事を隅々まで読み込んでおいてください(^^)
特に私は、乾燥による赤み(特に鼻や頬)がひどかった時期がありましたが、マッサージや基礎のお手入れを継続することで赤みがすっと引けました。
こちらの記事に、その時の体験談や、エステの施術を自分なりにアレンジしたお手入れ方法を掲載していらので、是非参考にしてみてください→美容部員が教える、お肌に透明感を与えるおすすめのスキンケア
意外にも、お肌に良いと言われるものを手当たり次第試して、スキンケアに躍起になっていた時よりも、ずっとお肌の調子が良くなり、ずっと悩みだった赤みも減りました。
セルフケアも美容医療も、やりすぎは禁物です。お手入れを過剰にしすぎることが、角層を薄くし、保湿力やバリア機能の低下につながっています。
自分はつるつるの美肌だとおもっていたら、本当はビニール肌だった!ということにならないように、ご自身のお肌状態をまめにチェックしながら、基礎のシンプルなスキンケアを確実に行なうようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?多くの女性を悩ませている、顔の乾燥を改善することが、つるつるの美肌づくりの近道であるとわかりましたね。
今回は、つるつるのお肌づくりのために、多方面から顔の乾燥を対策する方法をお伝えしました。
また、乾燥肌なのにつるつるしている…というビニール肌についてもお伝えしました。これは乾燥が悪化してお肌が悲鳴を上げているサインです。危険信号なので見逃さないようにしましょう。
是非、つるつる美肌を目指して、ご自身に取り入れられそうなものからトライしてみてくださいね(^^)
こちらの記事もご覧ください→「夕方になると顔の乾燥を感じる…」一日中快適に過ごす方法は?
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