緊張しているわけでもないのに、常に肌の赤みが目立つ「赤ら顔」。
顔がずっと赤いとメイクアップにも支障が出ますし、なんとかしたいですよね。
私自身も、赤ら顔に悩んでいた時期がありましたが、かなり苦労しました。
赤ら顔には色々な種類があるので、ご自身の赤みのタイプを知るところから始めていきましょう。
今回は、赤ら顔の原因と適切な対策方法をお伝えします。
あなたの赤ら顔の種類はどれ?考えられる6つの原因☆
赤ら顔には、様々な種類があることをご存知ですか?
赤ら顔は、大きくわけると「皮膚がに透けた血管による赤み」・「皮膚自体が赤くなる赤み」があります。
赤ら顔を改善するためには、まずは自分の肌の赤みの原因を知り、その症状に合わせた対策を取る必要があります。
赤ら顔の原因は、細かくみていくと以下のようなものが考えられます。
毛細血管の拡張
通常、皮膚は血管が透けて見えることはありませんが、皮膚の薄い方は、皮膚の下にある毛細血管が透けて赤く見えます。
毛細血管拡張症という皮膚トラブルがありますが、これは、生まれつき毛細血管が多かったり、血管が拡張しやすいので、肌が赤く目立ってしまうんです。
いつも同じパーツの赤みがずっと続くのであれば、毛細血管拡張症の可能性は高いです。
生まれつき肌が薄い方、毛細血管が拡張しやすい体質の方は特に赤みが出やすいです。寒暖差の激しい場所や、自律神経の乱れなどによっても赤みの症状が起こります。
自力で治す方もいますが、皮膚科で治療を受けるのをおすすめします。
保険適用外になりますが、レーザー治療やフォトフェイシャルで赤みを消す治療を行います。
皮膚が薄い敏感肌
皮膚が薄い方は、ちょっとした刺激にも敏感に反応して炎症を起こしてしまうので、赤ら顔になりやすいです。
皮膚が薄い人は、お肌の貯水力の決め手となる、角層が薄いので、潤いを溜め込む容量が少ないのです。
また、水分蒸発もしやすく、バリア機能も弱いため、外的な刺激も受けやすいです。
そのため、乾燥が悪化してカサカサしたり、ヒリヒリやかゆみを伴って敏感傾向に陥りやすく、炎症のサインとして赤みが出てしまうのです。
皮膚の薄さは、生まれつきや加齢にもよりますが、間違ったスキンケアによって、自ら角層を傷つけて薄くしてしまっている可能性もあります。
- ゴシゴシと洗顔をしている
- 肌に刺激の強い化粧品・肌に合わない化粧品を使っている
- 強い紫外線を浴びる機会が多い
これらが原因で、皮膚が薄く、敏感になっている可能性が高いです。
そのため、肌を強くする対策をしていきましょう。皮膚の薄さは変えることはできませんが、スキンケアで丈夫なお肌をつくることはできますからね(^^)
赤みや肌荒れを改善するために、間違ったスキンケアを改め、お肌の機能が正常にはたらくように立て直していきましょう。
皮脂の過剰分泌
皮脂が過剰に分泌することで、肌が赤くなったり、荒れたり、痒くなったり、乾燥したり、フケが出たりすることがあります。
通常の肌状態では、皮脂の過剰分泌でそこまで酷い炎症が起こることはないので、こういった症状に当てはまる場合は、脂漏性皮膚炎という皮膚炎の可能性が高いです。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌の多いパーツにできる皮膚炎で、皮膚の常在菌である、マラセチア菌というカビの繁殖よって引き起こされます。
脂漏性皮膚炎は、抗菌剤を使った治療が一般的です。
また、正しい洗顔と保湿ケアでも、皮脂の過剰分泌を軽減します。
偏った食生活や睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスの乱れなども影響しているので、生活習慣を改めることも重要ですよ。
ニキビの炎症やニキビ跡
炎症を起こしたニキビや、ニキビ跡は赤みを伴います。
ニキビは、1つあるだけでも気になってしまいますよね。
ニキビやニキビ跡も、広範囲に及ぶと赤ら顔の原因となります。
ニキビは毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が繁殖することで炎症起こして赤くなります。
ニキビ跡は、炎症を起こしたニキビがいつまでも治らないと、色素沈着を起こして赤みが肌に残ってしまうんです。
ニキビは、炎症が起こらないように予防すること、炎症を抑えることが重要です。
皮脂が溜まらないように丁寧な洗顔、皮脂が過剰に分泌しないように、たっぷりの保湿ケアが必要です。
また、野菜を多めに食べて皮脂過剰を抑えましょう。
赤みの酷いところは、薬を使って炎症を鎮めましょう。
乾燥肌
肌の乾燥によっても赤ら顔になります。乾燥肌の方は、肌のバリア機能が低下しているので、外的な刺激をダイレクトに受けてしまい、炎症を起こして肌が赤くなりやすいのです。
乾燥肌は、紫外線や、冷暖房などの寒暖差の影響によっても赤みが出やすいので、日常の様々なところに、赤みの原因が潜んでいます。
また、乾燥肌の方は、水分保持力も低いので、なかなか乾燥や赤みから抜け出せず、悪循環に陥りやすいです。
十分に保湿をして、肌の水分保持力とバリア機能を高めましょう!
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、皮脂の分泌量が少なく、お肌を外的刺激から守る、バリア機能が低下している状態なので、乾燥や炎症に・搔き壊し・アトピーの跡などが原因で赤みが起こります。
バリア機能が弱っているお肌は、アレルギーの原因となる物質の刺激をダイレクトに受けてしまうので、痒みが伴うことが多いです。
アトピー性皮膚炎は、特定のアレルギーに加えて、乾燥や刺激といった様々な原因が、複雑に絡んで痒みや湿疹を引き起こします。
また、アレルギーよりは、カサカサとした乾燥の症状が大きく見られ、症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返します。
搔き壊してしまうほど肌が痒かったり、肌が赤くカサカサしている方はアトピー性皮膚炎の可能性が高いです。
皮膚科で適切なアドバイスを受けながら、保湿ケアを欠かさず行うようにしましょう。
健康な肌をつくるためには、食べ物の栄養バランスも重要です!
私もコレで改善した☆赤ら顔の対策方法
ご自身に当てはまるものはありましたか?
赤ら顔の種類は様々にあるので、原因に合わせて対策していく必要があります。
では、赤ら顔の改善に、共通して役立つ対策方法をご紹介します。
私自身も赤ら顔を治すために取り入れた方法です(^^)
スキンケアの見直し
赤ら顔は、間違ったスキンケアによる刺激が影響しているかもしれません。
私もそうでしたが、赤ら顔は、スキンケアの見直しで改善する場合も多いですよ!
クレンジング・洗顔
「肌荒れの根源はクレンジングや洗顔にあり!」と言われるほど、クレンジングや洗顔は正しくできていないと肌トラブルの原因になります。
クレンジングや洗顔は肌に負担がかかるので、低刺激なクレンジング料・洗顔料を使って、ゴシゴシこすらず、優しく洗うようにしましょう。
優しく洗うといっても、優しさの加減は人それぞれなので、自分の顔を卵だと思って洗うと良いでしょう。卵の殻は脆いので、破らないように丁寧に扱いましょう。
クレンジング料は、肌に優しいミルクやクリームタイプ、洗顔料はキメ細かく泡だてたもので洗いましょう♪
汚れが溜まりやすい、くまさんゾーンと言われる鼻とあごから洗い始めるとgoodです。鼻や口の下は汚れが落ち切っていないために赤みが出やすいパーツでもあります。
洗い残し・すすぎ残しには注意です。私は、クレンジング後はティッシュオフ、洗顔後は泡をある程度落としてから、ぬるま湯で30回はすすいでいます。
すすいだ後は、時間があればホットタオルで1分ほど顔を包み込んであげるのもオススメ!毛穴も開いてスッキリします♪
タオルで水気を拭き取る時もゴシゴシこすらず、タオルで水滴を適度に吸い取ればOK♪水気が残った状態でスキンケアを始めると肌に潤いが浸透しやすくなるんです(^^)
保湿ケア
保湿不足によって肌が乾燥したり、敏感になると赤みが出やすくなります。
赤ら顔は、肌のバリア機能や水分保持力が弱っている状態なので、保湿ケアは欠かせません!
スキンケアアイテムで保湿力を高め、乾燥や外的刺激からお肌を守りましょう。
保湿ケアは、シンプルな化粧水・乳液・クリームなどで「水分:油分=7:3」のバランスを保ちましょう。
この時、保湿力を高めるために以下のような点を意識してみてください。
- 保湿成分配合の(セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸・プラセンタなど)の化粧品を選ぶ
- 洗顔後や入浴後は、1秒でも早く保湿をする
- 化粧水はひんやりするまで馴染ませる
- ハンドプレスをして馴染ませを丁寧にする
- お手入れ後、目尻と小鼻が同じ質感なら潤っているサイン
お肌に必要な保湿力が得られなければ、乾燥や敏感肌から抜け出せないので、赤みは改善できません。
そのため、潤い成分がしっかり配合されているものを意識して選ぶようにしましょう。
また、スキンケアアイテムの保湿力は大切ですが、保湿のタイミングや、馴染ませも潤いの持続力に大きく影響します。
赤みや肌荒れを改善するために、保湿を強化して丈夫な角層を育てましょう。
マッサージ
基本の洗顔や保湿ケアに加えて、是非取り入れていただきたいのがマッサージです。
私は、以前はお肌に強い赤みがありましたが、赤みが引いたのを実感するようになったのは、マッサージを取り入れるようになってからでした。
血行が良くなって、栄養の循環や老廃物の排出がスムーズになるので、乾燥や敏感肌、ニキビによる赤みの改善に役立ちます(^^)
マッサージは簡単なもので良いので、週に何回か継続して取り入れてみてください♪
簡単なマッサージのやり方についてはこちらの記事を参考にしてみてください(^^)
→本当にお肌が変わった、つるつる・もちもちの赤ちゃん肌になる方法
ただ、赤みの症状がひどく、痛みや触るのも困難なほどヒリヒリしている場合は控えましょう。
自分の肌状態に合った化粧品を選ぶ
赤ら顔の方は、化粧品選びも重要です。もしかしたら、化粧品が肌に合わず、炎症を起こしている可能性もあります。
化粧品を変えてから赤みが出るようになった方は、今お使いの化粧品を一旦ストップしましょう。
私の場合は、肌の保湿力に合わない化粧品を使っていたので、保湿ケアをしているのに、保湿不足で乾燥&敏感になり、赤みが出て、赤ら顔がいつまでも続いてしまいました。
保湿のグレードを上げたところ、赤みは改善されていったので、自分の肌状態に合った保湿力の化粧品を選択することはとても重要です。
食事はバランス良く!
食生活を見直すことで、赤ら顔を改善することができます。
赤ら顔には、ビタミンCとビタミンEを含む食べ物を積極的にとりましょう。
ビタミンCやビタミンEは、赤みの炎症を抑えるはたらきがあります。
血液の循環も良くなるので、ニキビやニキビ跡にも効果的です!
スキンケアでも、ビタミンC誘導体配合のものは、赤ら顔に良いと言われています。
ビタミンCやビタミンEは、野菜や果物に多く含まれていますよ(^^)こちらの記事も参考にしてみてください。
→ビタミン不足が肌荒れの原因?ビタミンを含む食べ物やその効果とは?
また、刺激物は赤ら顔の原因になるので、カフェイン・アルコール・ファストフード・糖分・脂肪分の多い食事はほどほどにしましょう。
皮膚科の治療
肌の赤みを早く確実に改善したい場合は、皮膚科の治療を受けましょう。
レーザー治療やイオン導入、フォトフェイシャル、ケミカルピーリングなど、様々な治療法があります。
赤みの種類別に最適な治療法や費用について、詳しくまとめている記事があるので、こちらも参考にしてみてください♪
→お肌の赤みは改善できる!皮膚科での治療法やおすすめの薬とは?
毛細血管拡張症やニキビ跡による赤ら顔を治療するなら、それなりの費用はかかりますが、これらの治療を受けると効果は実感しやすいでしょう。
炎症ニキビや脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、乾燥肌に関しても、皮膚科の保湿剤や抗炎症剤、抗菌剤を使うことで、早めの改善が期待できます。
赤ら顔はメイクでもカバーできる☆
赤ら顔で一番困るのがメイクですよね。
私も経験がありますが、毎日メイクで赤みを必死に隠していました。なかなか労力が入ります。
そんな赤みカバーをグーンと楽にしてくれるのが、肌色補正下地です。
赤みにはグリーンやイエローの色つき下地を使うと効果的ですよ(^^)
肌の赤みカバーに役立つ下地や、メイクのコツについて、こちらの記事にまとめているので、是非参考にしてみてください♪
→赤ら顔は色つき下地で隠せる!オススメの下地と赤みカバーのコツ☆
赤ら顔は、対策したからといって、一晩で治るものではありませんから、メイクでカバーしながら、セルフケア・皮膚科の治療をしていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は、赤ら顔の原因と対策方法をご紹介しました。
赤ら顔の種類は様々にあるので、まずはご自身の赤みの状態を知り、原因別に適切な対策することが、赤ら顔を治す1番の近道です☆
私も赤ら顔に悩んだ経験がありますが、現在は赤みも引いて、「肌がキレイだね」と褒められるようになりました。
キレイなお肌は、色ムラがなくて均一です。赤ら顔を改善すれば、見た目の印象が一気に変わりますよ♪
こちらの記事もご覧ください→肌の赤みやニキビを改善した私が使っていた市販のプチプラ化粧水はコレ!
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