全てのお肌トラブルの元となる、顔の乾燥。どんなにお手入れをしても乾燥する人は、角層内に水分を溜めておくキャパシティーが狭いことが原因の1つです。
お肌の表面の角層に、いかに水分を溜めておけるか、が保湿のカギとなります。美容部員の経験から、潤いを保つために、肌機能を高める保湿ケアを隈なくご紹介します(^^)
顔の乾燥には、角層の保湿がカギ!
昔は脂性肌だった方も、年齢を重ねると顔の乾燥を感じやすくなるものです。なぜなら、私たちのお肌は、加齢とともにお肌でつくられる保湿成分の量が少なくなり、バリア機能も低下するからです。
「今はまだ顔の乾燥を感じない」という方も、早いうちから保湿ケアはしっかりすべきです。特に怖いのは、顔の乾燥単体よりも、エイジング由来の乾燥です。
小じわやたるみ、くすみなどのお肌トラブルの出発点は、ほとんどが乾燥です。そのため、保湿のお手入れはとても重要なんです。
顔の乾燥対策には、角層の保湿力を高めるケアが必要です。角層は、外界とお肌内部をわける、わずか0.02mmの薄い層です。この角層の健康維持が肝になっています。
角層の潤い保持力によってお肌のコンディションや見た目も大きく変わってくるんですよ。
どんなにお手入れをしても乾燥する方は、角層の水分保持力が低いため、水分と油分のバランスを整え、健康で丈夫な角層を育むケアが必要です。
保湿力を高めて角層のバリア機能も立て直しましょう。
顔の乾燥対策その1!角層の水分ケア
保湿力を高めるためには、いくつかのステップを踏む必要があります。いくらお手入れをしても顔の乾燥が気になる方は、水分を保持するキャパシティーが狭いため、まずは角層に効率よく貯水するお手入れをしましょう。
潤い化粧水
化粧水は水分なので時間が経つと蒸発してしまうため、貯水は難しいイメージがあります。しかし、今や化粧水でも浸透力と水分保持力の高いものはたくさんあります。
油分ケアも必要不可欠ですが、化粧水の保湿力もあなどれません。
例えば、カプセル状になった潤い成分はお肌の奥まで浸透しやすいです。角層の細かい隙間にも入り込んで潤いを逃さないものや、高浸透性のものでもしみないものもあります。
そのため、敏感傾向にある乾燥肌の方でも、安心して使える化粧水も充実しています。
高価なものをケチケチ使うよりは、少しグレードを下げてもたっぷり使えるものを選びましょう。
顔の乾燥を改善する化粧水選びの秘訣を、こちらにまとめているので参考にしてみてください→美容部員が教える、顔の乾燥を改善する化粧水選びの秘訣と正しい使い方
ブースターアイテム
1番最初につけることで、後につけるものの浸透力を高めるブースターアイテムは1つあるととても役立ちます。
今のお手入れのアイテムが気に入っている方でも、アイテムを変えずに保湿力を高められるのはポイントが高いですよね。
ジェル状でお肌にスッと馴染むものも多く、重ねづけによるベタつきを感じさせないものを選ぶと快適に使用できます。
美容液
エイジングサインが出ている人は、基本のお手入れに加えて美容液のケアがおすすめです。美容液はお肌を柔らかくしてくれます。
美容液は、有効成分がギュッと濃縮されており、お悩みに特化したケアができるのがポイントです。
潤いを与えるだけでなく、お肌が潤う力を育ててくれるので、ものによっては細胞レベルで元気なお肌をつくることもできます。個人差はありますが、即効性も感じやすいです。
基本的には部位と目的に合わせて選びましょう。保湿美容液を使うときは、全顔に塗り、部分的に乾燥するパーツは重ねづけをしましょう。
また、目元は皮膚が薄くて乾燥しやすい部分なので、今はまだ乾燥を感じなくても重ねづけをおすすめします。
余裕のある方は、予防も兼ねて目元美容液を使うとさらに良いです(^^)目元ケアは根気がいりますが、早め早めのケアがとても大事なパーツです!
シートマスク
シートマスクは、お肌をシールドするので隅々まで潤い、浸透力を高めることができます。
紫外線をたくさん浴びてしまった時や、顔の乾燥がひどいときは、美容成分をお肌のすみずみまで送り込むことができるので、ダメージを最小限に抑えることができます。
お肌にのせるだけで、摩擦もかからないのでお肌にも優しいです。プチプラのシートマスクを毎日使うのも良し、高級マスクを特別な時に使うのも良しです。
シートマスクは、お肌にのせている時間が長くなりすぎないように注意しましょう。時間が長いと、シートがお肌の水分を奪ってしまうので、かえって乾燥の原因になることもあります。
私は、毎晩ブースターアイテムのあとにシートマスクをしています(^^)浸透力も高まるのでおすすめです!
シートマスクを外した後は、手の平でじっくりハンドプレスをしましょう(^^)
顔の乾燥対策その2!潤いを逃さず、保湿力を持続させるケア
角層の水分ケアを強化したら、次はその潤いが逃げないように、保湿力を持続させるためのお手入れをしましょう。内側から乾かないお肌づくりをして、秋冬の乾燥からもお肌を守ります。
乳液
乳液は、お肌を柔らかくして化粧水とクリームの馴染みをよくしてくれます。乳液は、水分と油分を適度にお肌に与え、ふっくらと立ち上げてくれます。
サラサラとした感触のものもあれば、コクのあるものもあります。クリームを重ねることを考えて、ベタつきの少ないものを選ぶことをおすすめします。
もしくは、ベタつきを改善するために、コットンで乳液をつけるのも良いですね。
クリーム
クリームは、乳液よりも油分の量が多く、潤いを逃さずにお肌にシールドを張ることができます。化粧水の水分をお肌に留めておくためには、クリームは欠かせません。
また、クリームは美容成分を豊富に配合しやすいという特徴もあるため、保湿に優れています。
私は美容部員の経験がありますが、クリームを使うようになってからお肌が変わった!という方が本当に多いです。
クリームは、乳液と一緒に使うことで保湿を強化できます。化粧水→乳液→クリームの3ステップで、揺らがないお肌の土台を作りましょう。
クリームはベタつきが苦手な方も多いですが、肌馴染みが良く、サラッとしているものもたくさんあります。テクスチャーの軽いジェルクリームを試されるのも良いでしょう。
顔の乾燥を改善する、おすすめのクリームや選び方についてはこちらをご覧ください→顔の乾燥に効く、おすすめの市販のクリームと選び方の秘訣は?
顔の乾燥対策その3!日中のダメージからお肌を守るケア
日中はなにかとお肌にとってダメージが大きく、過酷な環境にあるので、乾燥や肌トラブルに大きく影響します。
顔の乾燥対策には、与える保湿ケアだけでなく、外的刺激から守るケアもとっても重要なんです(^^)
紫外線・空調による乾燥した空気・化粧による肌負担など、さまざまなダメージからお肌を守っていきましょう!
UV効果や保湿力の高い下地やファンデーション
UV対策は紫外線ダメージや、日中の乾燥を防ぐために必要不可欠です。実は、日中が最も乾燥すると言われています。
私たちはすっぴんで過ごす時間よりも、メイクをしている時間の方が長いです。長時間メイクをしていると、お肌には相当な負担がかかっています。
日中の保湿ケアは、意外と見落としやすいので、見直していきましょう!
UVケアができれば、どんな下地やファンデーションでも良いというわけではないので、なるべく保湿力が高く、使い心地の良いものを選びましょう。
最近の日焼け止めは、日焼け止め独特のキシキシ感が少ないものも多いです。
また、大は小を兼ねるので、SPF値は高いものを使うと安心です。乾燥してバリア機能の低下したお肌は、紫外線ダメージをダイレクトに受けてしまうので、乾燥の悪化を招きます。
日中の保湿力を高めるためには、メイクの土台となる日焼け止めや下地類に着目してみてください(^^)潤いの持続力が全然違いますよ〜!
顔の乾燥対策におすすめの保湿下地やファンデーションについてもまとめているので、是非参考にしてみてください(^^)
→潤いキープ力&カバー力で崩れない!優秀なプチプラ化粧下地11選★
→安い・仕上がり綺麗・崩れない!プチプラの潤いファンデーション20選!
また、顔の乾燥を感じる方は、化粧くずれに悩まれている方も多いです。顔の乾燥を改善する、保湿力の高いメイクやお直しの秘訣についても合わせてご覧ください→顔の乾燥が気になる方必見!崩れないメイクと化粧直しの秘訣
お肌に優しくて潤う!スキンケアパウダー
ファンデーションのヨレを防いだり、綺麗に仕上げるために使う仕上げのお粉。
お粉を使うとお肌が乾燥したり、カサカサしてしまうこともありますよね。
わたしは、この仕上げのお粉に美容効果の高いスキンケアパウダーを使っています。
スキンケアパウダーは配合している保湿成分がお肌に潤いを与えてくれるので、サラサラになるけどお肌はしっとり潤うんです(^^)
また、スキンケアパウダーは美容成分や保湿成分で作られているので、お肌に優しく、クレンジングが不要なんですよ(^^)
眠る前に、スキンケアでベタベタするところにつけても良いですし、石けんで落とせる下地やファンデーションの上に重ねれば、クレンジングをしなくて済みます(^^)
肌負担を軽減し、日中の乾燥からもお肌を守ってくれるので、スキンケアパウダーはメイクの保湿ケアには最適ですよ♪
まとめ
いかがでしたか?今回は、顔の乾燥を改善する保湿ケアを色々とご紹介しました。
顔の乾燥を改善するためには、角層の貯水力を高めるお手入れが重要であるとわかりましたね。
普段のお手入れで使っているアイテムの役割も、改めて知ることができたかと思います(^^)
顔の乾燥は、エイジングトラブルを引き起こす元にもなるので、正しいスキンケアでお肌の貯水力を高めていきましょう!
また保湿のお手入れに加えて、取り除くお手入れである、クレンジングと洗顔も重要です。是非合わせてご確認ください(^^)→美容部員が教える、顔の乾燥を改善する洗顔の秘訣とは?
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