顔の乾燥対策に使われる保湿剤として有名なワセリン。ワセリンの中でも低刺激で顔にも使いやすいと言われているのが「プロペト」です。
プロペトは皮膚科で処方されますが、薬局でも全く同じ効能のものが購入できます。
白ワセリンを試したけど合わなかったという方でも、プロペトはトラブルなく使える方が多いんだそうです。
今回は、ワセリンの中でも評判の良いプロペトについてお伝えします。
プロペトはワセリンの一種!どんな特徴がある?
プロペトは、医療機関で使われる、ワセリンという保湿剤の1種です。ワセリンは油分によってお肌の水分蒸発を防ぐはたらきがあります。
ワセリンそのものについては、こちらの記事にまとめています→顔の乾燥にはワセリンが効く?油分ケアで美肌になろう!
ワセリンの原料は石油で、石油を精製してつくられた鉱物油です。ベビーオイルやスクワランもこの仲間ですね。
ワセリンには種類がいくつかあるのですが、それぞれ不純物の精製度合いが異なります。プロペトは、最もポピュラーな白ワセリンをさらに精製して不純物を取り除いているので、赤ちゃんでも使えます。
プロペトは、きちんと精製されているので、安全性も高くて変質もしません。そのため、低刺激で顔にも使えます。
プロペトは軟膏なので、多少ベタつきを感じますが、白ワセリンよりも使い心地が良いので顔への使用が向いています(^^)
顔の乾燥を改善する、プロペトの使い方
乾燥しているお肌は、水分と油分のバランスが崩れており、お肌を外的刺激から守る、バリア機能のはたらきが低下している状態です。
顔の乾燥が気になる方は、プロペトで水分蒸発を防ぎ、お肌の保護をしましょう。
では、お肌状態に合わせた、プロペトの使い方をみていきましょう。
顔の乾燥がひどい場合
顔の乾燥によって、お肌がヒリヒリする・赤みが出る・かゆみがある・粉がふく…といった場合は乾燥が進行しているサインです。
この場合は、化粧水や乳液などのスキンケアアイテムがお肌にしみてしまう方も多いと思います。
プロペトは、お肌に浸透しない性質をもち、お肌に吸収されないので極めて副作用が少なく、とても低刺激で保湿ができます。
顔の乾燥がひどい場合は、化粧水などは使わずに、プロペトだけを全顔に塗るようにしましょう。
また、改善が見られない場合は、皮膚科を受診しましょう。皮膚科で処方される保湿剤の中には、ヒルロイドという保湿剤があり、こちらとプロペトを組み合わせて使用している人も多いです。
詳しくはこちらをご覧ください→顔の乾燥や痛みにはヒルロイドがおすすめ!皮膚科の薬を活用しよう
部分的に乾燥が気になる場合
顔の中でも皮膚の薄い目元や口元・小鼻周りは乾燥しやすく、トラブルも出やすいパーツです。
プロペトは、眼球や口内の治療にも使えるくらい、ほとんど刺激がなく、どこでも使える保湿剤です。そのため、目元などのデリケートなパーツにも安心して使うことができます。
部分的な乾燥が気になる方は、全顔は普段通りのスキンケアをして、乾燥しやすいパーツだけプロペトを使うのもおすすめです(^^)
顔の乾燥を多少感じる場合
顔の乾燥を多少感じる方や、予防をメインにしたい方は、普段通りに化粧水や乳液を使っていただき、お手入れの最後にプロペトを使うことをおすすめします。
プロペトは、油分でお肌の保護をすることが目的なので、水分蒸発を防ぐことはできても、水分を与えたり、つくりだすはたらきはありません。
そのため、ヒリヒリするようなひどい乾燥状態でなければ、化粧水などで水分ケアと合わせてプロペトを使用してみてください(^^)
プロペトの効果を持続させる方法
プロペトは3〜4時間おきに塗り直すことで効果を持続させることができます。しかし、日中はメイクをしているとなかなか難しいですよね。
私は日中の化粧直しの時に、乾燥しやすい目元・口元・小鼻周りにプロペトを軽くぬるようにしています。
また、夜は入浴後のスキンケアの後、眠る前にもう一度プロペトを塗っています。
プロペトの活用方法
花粉対策
プロペトは花粉対策にもなります。顔の乾燥によって敏感になっているお肌は、花粉が顔に付着することで炎症を起こす可能性があります。
プロペトでお肌の保護をすると、花粉からお肌を守ることができます。また、鼻水や鼻づまり対策として、綿棒で鼻の穴にプロペトを塗るのもおすすめです。
日焼け後の炎症に
日焼け後の炎症は、軽い火傷をしている状態です。プロペトには、傷を治すはたらきもあるので、日差しをたくさん浴びた日は、プロペトを塗って応急処置をしましょう。
プロペトを使うときの注意点
プロペトは、薬剤は入っていないので、薬理作用はありません。
プロペトの厚塗りはNG
プロペトは、塗り込まずに、少量を薄く丁寧にのばしてから顔にのせましょう。
プロペトはお肌に浸透しないので、たくさん塗っても薄く塗っても効果は同じです。それならば、わざわざべたつくほど塗るメリットはないですよね。
あまりベタベタ塗ってしまうと、ホコリや花粉がお肌に付着しやすくなってしまい、炎症を起こす可能性があります。
入浴直後に塗るのはNG
プロペトは、お肌を保護するはたらきがあるので、入浴直後にお肌に塗ると、熱を閉じ込めてしまい、かゆみが出る可能性があります。
そのため、十分にクールダウンしてから塗るようにしましょう。
紫外線をたくさん浴びるのはNG
プロペトは、強い紫外線を浴びると焼けやすくなったり、色素沈着しやすくなるという噂があります。
これは信じなくて良いと思いますが、紫外線をたくさん浴びたり、紫外線対策を怠っていると、顔の乾燥を悪化させます。
日焼け対策は美肌になるためには必須ですし、顔の乾燥改善にもつながるので、日中は、プロペトを塗った後に日焼け止めを塗るようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?プロペトはワセリンの中でも低刺激で、お肌の保護をしてくれるので、顔の乾燥の改善にも役立つことがわかりましたね。
プロペトは、皮膚科などの医療機関でも処方されますし、薬局でも全く同じ効能のものを購入することができます。
是非、乾燥対策の1つの方法として、お手入れに役立ててみてください(^^)
こちらの記事もご覧ください→ベビーオイルで顔の乾燥対策はできる?使い方や注意点は?
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