顔の乾燥とともに、かゆみを感じることってありますよね。乾燥していて、かゆみも出ているお肌はバリア機能が低下している証拠です。
私はとても乾燥肌なので、1年を通して様々なケアをしています。美容部員の経験から得た、顔の乾燥とかゆみを防ぐための対策方法をお伝えします。
顔の乾燥とかゆみの原因は?
顔は、全身で最も乾燥しやすい部分です。顔の乾燥はシワやたるみなどのお肌トラブルを始め、お化粧崩れにも大きく影響しますよね。
お肌の乾燥は、代謝の乱れによる水分と油分のバランスの崩れと、バリア機能が低下しているサインです。
お肌の表面を覆う皮脂や保湿成分の減少によって、お肌の水分含有量が低下しています。
お肌のターンオーバーが乱れると、健康な細胞がつくれなくなってしまいます。代謝不足によってバリア機能が低下すると、紫外線のダメージを直接受けてしまったり、お肌の水分も蒸発してしまい、顔の乾燥につながります。
バリア機能のはたらきが弱まると、外部のアレルゲン(花粉やホコリ)などがお肌に付着しやすくなるので、そこからかゆみも発生します。
また、お肌は通常は弱酸性ですが、乾燥すると皮膚のPHがアルカリ性に傾くため、細菌が増殖してかゆみも生じやすくなります。
お肌を掻くことは、一瞬は快感となりますが、掻くことで神経が刺激されるので、かゆみの原因となるヒスタミンの分泌を促してしまいます。
その結果、かゆみはどんどん増し、掻けば掻くほどかゆくなるという悪循環に陥ります。そうすると、炎症を起こして赤く湿疹ができたり、乾燥が悪化してしまうのです。
顔の乾燥やかゆみを改善するスキンケアは?
顔の乾燥やかゆみを改善するためには、バリア機能を高めて、保湿力の高い状態をキープすることが重要です。
保湿力が高まれば、かゆみも引いてきます。私は1年を通して乾燥肌で、敏感な時はかゆみも出るので、その時の対策方法をいくつかご紹介しますね。
低刺激な化粧品を選ぶ
乾燥しているお肌はとても敏感なので、なるべく低刺激な化粧品を選びましょう。基礎化粧品も、メイク用品も低刺激でお肌に優しいものはたくさん出ています。
ただ、オーガニックや自然派と言われている化粧品の全てが低刺激とは限らないので、成分はしっかり確認しましょう。
例えば、アルコールフリー・無添加・無香料・無着色・界面活性剤不使用のものがおすすめです。
私は、界面活性剤不使用のクリーム・無添加の化粧水・石鹸で落ちる化粧下地を使っています。低刺激なものを使うようになってから、以前よりもお肌の調子が良い気がします。
ちなみに、顔の乾燥のひどい私が、お肌に刺激が強いと感じるものは、オイルクレンジングとウォータープルーフの日焼け止めです。
これらは、顔の乾燥がひどく、かゆみが出るような敏感傾向なお肌質の方には控えてほしいアイテムです。
オイルクレンジングはお肌に必要な油分まで取り除いてしまいます。クレンジングは低刺激なミルクやクリームタイプがおすすめです。
代謝が落ちていることが乾燥を招くので、クレンジングの流れで軽いリンパマッサージもおすすめです。
日焼け止めは、日常使いであれば、SPF値の高いものを朝にしっかり塗れば、お肌を乾燥から守れます^ ^
セラミド配合の化粧品を選ぶ
顔の乾燥がひどい人は、皮膚が薄い方が多いです。皮膚が薄いと、お肌に留めておく保湿成分も少ないので、乾燥もしやすくなります。
保湿成分としては、もともとお肌にもあるセラミドが配合された化粧品がおすすめです。セラミドは、お肌の細胞と細胞の隙間に入り込み、潤いを留めておくはたらきがあります。
また、細胞と細胞の隙間を埋めることで、外的な刺激の侵入も防ぐことができます。セラミドは、バリア機能も保湿力も高めてくれる優れた成分なのです。
特にわたしのおすすめは、最もお肌に近い、ヒト型セラミドが配合された化粧品です。特に、保湿クリームは、顔の乾燥対策に最も大切なスキンケアアイテムです。
水分不足よりも、油分不足の方が乾燥の悪化や、かゆみなどの炎症に直結しやすいのです。なので、ヒト型セラミド入りの保湿クリームは期待値が高いですね!
顔の乾燥対策に、保湿クリームが必要不可欠な理由についてはこちらをご覧ください^ ^→顔の乾燥に効く、おすすめの市販のクリームと選び方の秘訣は?
また、顔の乾燥やかゆみは、日々の間違ったスキンケアによって引き起こされる可能性もあります。
私が美容部員の経験から学んだ、正しいスキンケアのやり方をこちらの記事にまとめているので、是非一読してみてください♪→私はこの方法で綺麗になれた!美肌になる方法はスキンケアの手順と習慣にあり!
紫外線対策
バリア機能が低下したお肌は、顔の乾燥とかゆみを引き起こし、なかなか抜け出せない負のループへと陥りやすいです。
そんなバリア機能を弱らせてしまう要因の1つに「紫外線」があります。
紫外線は、お肌にとって大きな外的ダメージとなるので、1年を通して日焼け止めや日焼け止め入り下地・ファンデーションでお肌を守りましょう。
特に、かゆみが出ている時は、お肌への刺激も軽減したいので、いくつも重ねてつけるよりは、1本でカバー力も得られる、UV効果のあるBBクリームがおすすめです!
抗ヒスタミン剤を使う
顔の乾燥によるかゆみは、ひどいようであれば抗ヒスタミン剤を使いましょう。かゆみは、掻くことでさらにかゆみを増してしまいます。
掻きこわして炎症を起こすと、跡が残ってしまって治すのに時間がかかります。そうなる前にかゆみを抑えましょう。
かゆみが続く間は、皮膚科で処方される保湿剤などを活用して、炎症を起こさないようにお肌を守りましょう。
皮膚科の保湿剤についてはこちらをご覧ください→顔の乾燥は皮膚科の薬(保湿剤)で治せる!
マッサージ
私は、マッサージをすることで、あらゆるお肌トラブルに効果を実感しています。
弱ったお肌は十分に潤いを貯水する力がなかったり、ちょっとした刺激でもお肌状態。悪化させる原因となってしまうので、もともともお肌に備わっている肌力を高める必要があります。
肌力を高めるためには、お肌の土台であるターンオーバーを正常化させることが重要です。
ターンオーバーの正常化には、マッサージを取り入れると、血行が促進されるので効果的ですよ(^^)
伸びの良いマッサージクリームを使うと、お肌に負担をかけずにマッサージをすることができます。簡単なものでも、取り入れると全然ちがいますよ!
こちらの記事に、私が行なっているマッサージのやり方について画像付きで解説しているので、ご興味のある方はご覧になってみてください→本当にお肌が変わった、つるつる・もちもちの赤ちゃん肌になる方法
スキンケア以外に、顔の乾燥やかゆみを改善する方法は?
顔の乾燥やかゆみは、スキンケアだけでなく、多方面に解決策があります。私が気をつけている対策方法はこちらです。
寝具やタオルの素材にこだわる
眠る時に顔の皮膚が触れる枕カバーや、顔を拭く時に使うタオルは、意外とお肌に刺激を与える原因になります。
眠っている間に肌が擦れたり、タオルでゴシゴシと顔を拭くと摩擦がかかって乾燥やかゆみを悪化させてしまいます。
素材にこだわるとお肌の刺激を軽減できるので、コットンやシルク、ムートン素材の寝具がおすすめです。化学繊維のものよりも、天然素材のものを選びましょう。
タオルは、顔に当てるだけで水気がとれる、吸水性の良い今次タオルがおすすめです^ ^
保湿に良い食べ物を摂取する
食生活の改善をすることで、内側から乾燥対策をすることもできます。
タンパク質や油
保湿には良質のタンパク質と油が不可欠です。肉や魚、卵などの動物性のタンパク質を摂取しましょう。
特に、赤みの強い牛肉やラム肉は、人間の体でつくりだせないミネラルを多く含んでいるのでおすすめです!
他に、味噌汁は具材も色々と楽しめて、タンパク質とミネラルが豊富に摂取ができます。
また、水分をお肌に留めておくためには油も重要です。油はオメガ3や、旬の魚に含まれているDHAやEPAが多く含まれている良質の油を意識して摂取しましょう^ ^
ビタミン
ビタミンはお肌の土台となるターンオーバーを促進させたり、水分保持力を高めるはたらきがあるので、乾燥対策に効果的な栄養素です。
また、ビタミンはマルチビタミンのサプリメンで効率的に摂取することができます。足りない栄養素を取り入れると、お肌が潤ってツヤや透明感も出てきます。
ビタミンを多く含む食材についてはこちらをご覧ください→美肌を手にする、ターンオーバーを促進させる食べ物とのみもの
私は以前、ビタミンを意識して野菜ばかりの食生活をしていましたが、最近になって肉などのタンパク質も合わせて摂取するようになってからお肌に潤いやツヤ感が出てきました^ ^
是非みなさんも積極的に摂取してみてください^ ^
まとめ
いかがでしたか?顔の乾燥やかゆみを改善させるためには、保湿力やバリア機能を高める必要があるとわかりましたね。
スキンケアでは、低刺激でセラミドなどの高保湿な成分を取り入れることが大切です。
スキンケア以外にも、食生活の改善や、身の回りのアイテムを低刺激なものに変えるといった方法で、乾燥やかゆみを予防することができます。
是非、取り入れられそうなものから始めてみたくださいね^ ^
こちらの記事もご覧ください→メンソレータムで顔の乾燥やかゆみを改善できるって本当?
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