口の周りはとてもデリゲートです。乾燥が悪化してヒリヒリしたり、口角が切れてしまったら、早く治すために薬に頼ることも大切です。
そんな時に活躍してくれるのが「ワセリン」です。ワセリンは、よく保湿に良いと聞きますよね。一家に一つあると便利で万能な保湿剤です。
ワセリンには色々な種類があり、様々な使い方があります。
ワセリンで、口の周りの乾燥は改善できる?
ワセリンの原料は原油で、高純度に精製してつくられた保湿剤です。また、結構勘違いされている人が多いのですが、ワセリンは化粧水や美容液とは違い、潤い成分は含んでおらず、お肌の奥に届ける機能はありません。
ワセリンには以下のはたらきがあります。
- お化粧水の蒸発を防いで、乾燥を防ぐはたらき
- 紫外線やホコリなどの外的ダメージからお肌を守るはたらき
これらのはたらきによって、お肌の機能が高まり、結果的に乾燥を改善したり、自然治癒力を高めることができるのです。
ワセリンは、全身に使うことができ、口の周りはもちろん、全身の乾燥対策と保護ができます。
特に口の周りは皮膚が薄く、過度に摩擦がかかるので、乾燥したりダメージを受けやすいのです。
そのため、口の周りにワセリンを塗ることで、摩擦から守り、皮膚の再生力を促進させることができるのです。
また、ワセリンは安価なのでプチプラのスキンケアとしてとても人気が高いんですよ^ ^私も愛用していますが、一度使ってみる価値はありますよね。
ワセリンにはどんな種類があるの?
ワセリンには、いくつか種類があるのでご紹介しますね。主にワセリンには黄色ワセリン・白色ワセリン・プロペトホームというものがあります。
黄色ワセリン
黄色ワセリンは、ヴァセリンと言われているものです。黄色ワセリンは医薬品ではなく、雑貨品として売られています。ワセリンに比べると、比較的精製度が低く、安価です。
白色ワセリン
一般的にワセリンは、白色ワセリンを示します。黄色ワセリンと異なるのは、精製度が高いことと、医薬品や化粧用油として売られていることです。価格も黄色ワセリンより少し高いです。薬として治療でも使われています。
プロペトホーム
プロペトホームは、白色ワセリンよりもさらに精製度が高く、医師の処方が必要です。お肌がかなり敏感な状態であれば、1番低刺激なプロペトホームを使うことをおすすめします。ベタつきも少なく、顔への使用に向いています。
また、赤ちゃんでも使える、ベビー用のワセリンもあります。ボトル用やチューブタイプ、大きさも様々なので、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。
美容部員が教える、ワセリンを使って「口の周り美人」になる方法
では、ワセリンを使って「口の周り美人」になる方法をお伝えします。口の周り美人というのは、今私が考えた言葉ですが、口の周りの乾燥による赤みや粉吹き、吹き出物などがなく、潤ってハリのある方をイメージしています。
口の周りが綺麗な人は、唇もきれい!
口の周り美人の方は、大抵「唇」もプルプルできれいです。せっかくなら、口の周りだけでなく、唇も一緒にきれいになりたいですよね。
唇は女性らしさを引き立たせるパーツのひとつ。みなさんの唇は潤ってぷるぷるしていますか?それとも乾燥してカサカサしていますか?
特に冬になると一度は唇の乾燥が気になったことがあると思います。唇の乾燥は、ひどくなるとガサガサ・ザラザラしたり、痒みが出ることもあります。
皮がバリバリになって割れたりはがれたりもします。また、色素沈着などのくすみにも繋がってしまいます。乾燥している唇は、口紅がうまくのらないですし、見た目も美しくないですよね。
ワセリンでパックをしよう
そこで、ワセリンが活躍します。ワセリンは万能なので、唇にも使えるんです。おすすめは、白色ワセリンです。これを使ってパックをします。パックのやり方はとても簡単です。
- 蒸しタオルで唇を1分くらい温める
- 唇と口の周りにワセリンを少し多めに塗る
- その上からラップで覆う
- 5分〜10分くらい置く
- ラップを剥がしてティッシュで軽く抑える
どうですか?簡単ですよね!口の周りといっても、そんなに広い範囲に塗らなくても大丈夫です。
私はいつも、顔のパック(ローションパックやシートマスク)と同じタイミングで行っています^ ^こんな感じです!
お忙しい方でもご自宅で簡単に取り入れられます。蒸しタオルを最初に取り入れることで、血行促進のお手入れができて唇パックの効果が高まります。
私は美容部員やフェイシャルエステティシャンの経験がありますが、唇のパックはお客様からご好評いただいていました。施術後はみなさん血色感のある、ぷるぷるの唇になっており、口紅のノリもよかったです。
ワセリンをリップクリームとして塗る時のポイント
ワセリンをリップクリームとして使うこともできます。その場合は、薄く塗りましょう。唇には縦の線が入っているので、縦方向に塗ることで、線の間まで塗ることができます。横塗りは摩擦もかかるので、縦塗りを習慣化させましょう。
また、塗り過ぎや、冷え切ったかたいワセリンを使うことも摩擦をかけてしまうのであたためてから使用するとよいでしょう。ワセリンだけでなく、リップクリームを塗るときにも参考にしてみてくださいね^ ^
ワセリンの効果を高めるなら、唇のピーリングもしよう
最近はドラッグストアでもよく唇のスクラブなどを見かけます。ワセリンを使って唇や口の周りの乾燥が改善されてきたら、保湿の効果を高めるために時々唇のスクラブを使ってみましょう。
唇のスクラブは、古い角質や落ち切らなかった汚れを取り除いてくれるものなので、唇を一度リセットできます。
やりすぎず、スペシャルケアとして取り入れるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?ワセリンには水分蒸発を防ぎ、お肌を保護するはたらきがあることがわかりましたね。
ワセリンの種類は様々ですが、私は特に医薬品の白ワセリンがおすすめです。ドラッグストアなどで手軽に購入できるので、1つもっていると非常に便利ですよ。
特に口の周りはデリケートな箇所なので、唇も含めて、低刺激なワセリンでケアしてあげましょう。乾燥が安定してきたら、スペシャルケアとして、唇のピーリングなども取り入れるのもおすすめですよ^ ^
こちらの記事もご覧ください→口の周りの乾燥を防ぐ化粧品選びのポイントは?
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