顔の赤みが出たり、ぶつぶつができてしまった…。いつでも美肌をキープしていたい女性にとっては、肌荒れは気分を下げてしまいますよね。
赤みやぶつぶつなど、肌荒れの症状や、その原因は様々ですがお肌が正常に機能しておらず、弱っていることは確かです。
今回は肌荒れの原因や、対策方法についてお伝えします。
正常なお肌ってどんな状態?
まずは、正常なお肌はどんな状態か確認しておきましょう。一般的に健康で丈夫なお肌の特徴としては、お肌のターンオーバーや、外的刺激からお肌を守る、バリア機能が正常に機能しています。
ターンオーバーは、お肌をつくるサイクルなので、ターンオーバーが正常に機能していれば、お肌に必要な栄養を十分に得た、潤いのある元気な細胞でお肌が構成されます。
また、健康なお肌は、皮脂の分泌量も調整するので、吹き出物の原因や、乾燥のサインとなる、過剰な皮脂分泌も抑制します。
お肌に適度な皮脂があると、紫外線などの外的刺激からお肌を守る、バリア機能も正常にはたらくので、揺らぎにくく、肌荒れに負けない強いお肌がつくられます。
なぜ肌荒れする?顔の赤みやぶつぶつの原因は?
お肌の赤みやぶつぶつは、ターンオーバーやバリア機能など、普段なら正常に機能すべきものが、なんらかの影響で乱れているサインです。
それぞれのお肌トラブルの原因について詳しく見ていきましょう。
顔の赤みの原因
お肌に赤みは、カサカサ、ヒリヒリ、かゆみなどを伴う場合も多いです。こういった肌荒れは、「ビニール肌」の可能性が高いです。
ビニール肌は、お肌の潤いの決め手となる角質層が剥がれてキメのない状態です。
すると、潤いを溜め込む力や、外的刺激からお肌を守るバリア機能が低下するので、お肌はカサカサと乾燥し、ちょっとした刺激でお肌は敏感になって、赤みやかゆみ、ヒリヒリを伴う肌荒れに悪化していくのです。
ビニール肌になる原因は、間違ったスキンケアによるものが大きく影響しています。特に、スキンケアの「やりすぎ」によって、お肌に必要な角質まで取り除かれていることが多いです。
例えば、以下のようなスキンケアをしている方は、ビニール肌の危険性があります。
クレンジングや洗顔に時間をかけすぎているゴシゴシと擦るように洗っているピーリングやスクラブなど、毛穴の古い角質を取り除くお手入れを頻繁に行っているタオルで顔をゴシゴシ拭く毎日スキンケアに
これらの行為を繰り返していると、正常な角質を傷つけて、角質を無理やり剥がすことになるので、ターンオーバーを乱し、バリア機能を低下させます。
この状態が続くと、常にお肌が揺らぎやすく、慢性的に肌荒れから抜け出せなくなる可能性が高いです。
顔のぶつぶつの原因
顔のぶつぶつはターンオーバーの乱れによる、皮脂の過剰分泌が大きな原因です。
ターンオーバーが乱れると、お肌は栄養や潤い不足の未熟な細胞で構成されることになります。
お肌は、油分によって守られているので、スカスカの乾燥したお肌は、危険を感じて皮脂を過剰に分泌します。そうすると、過剰に分泌した皮脂が毛穴に詰まって、ぶつぶつとニキビができるのです。
ニキビの場合、初期症状として白いぶつぶつができますが、炎症を起こすと赤いぶつぶつになります。
また、お肌のぶつぶつには種類があり、マラセチア真菌というカビや、顔ダニ、花粉症、あせもなどよって、ぶつぶつやボコボコ、赤みが出ることもあります。
顔の赤みやぶつぶつを改善するスキンケア方法
顔の赤みや、ぶつぶつといった、肌荒れの改善方法をお伝えします。
顔の赤みを改善するスキンケア
顔に赤みが出ている方は、水分保持力の低い、ビニール肌の可能性が高いので、敏感なお肌状態から脱出するために、丈夫な角層を育てるスキンケアをする必要があります。
特に、間違ったやり方で過剰なお手入れを行うことが、角層を傷つけ、お肌をどんどん薄く、敏感にしてしまう原因になります。
クレンジングや洗顔
お肌が弱っているときは、なるべく負担を避けたいものですが、化粧をしているのであればクレンジングや洗顔は欠かせません。
そのため、少しでも摩擦や負担をかけないように、以下のような点を改めていきましょう。
- クレンジングはお肌に優しいミルクやクリームタイプを選ぶ
- 洗顔料はお肌に優しいものを選び、よく泡だててから使う
- ゴシゴシと擦るように洗わず、優しくなじませるように洗う
- 丁寧かつ素早く洗う
- 水気を拭き取るときは、タオルを顔に当てて水気を吸うようにする
クレンジングは、お肌に必要な潤いは残して、お肌に不要な汚れだけを取り除く、ミルクやクリームタイプを選びましょう。洗浄力の強いオイルクレンジングに比べると、お肌負担が随分と軽減されます。
洗顔料も、洗浄力の強いものはお肌に負担をかけます。角質ケア効果のあるものなどは、毎日使わないようにしましょう。また、洗顔料は、泡だてをするか、しないか、といったことだけでもお肌負担は変わります。
泡だてネットや、泡タイプの洗顔料などを活用して、お肌に摩擦をかけないように、モコモコの泡で汚れを取り除きましょう。
また、弱ったお肌の汚れを取り除く際に、ゴシゴシとこするように洗ってしまうと、お肌はダメージを受けてしまうので、顔の皮膚が動かないくらい優しく馴染ませるようなイメージで洗いましょう。
クレンジングや洗顔料は、何分もお肌においておくと、負担がかかるので、馴染ませは1分を目安に、素早く洗うようにしましょう。
保湿
ビニール肌は、お肌に良いものを手当たり次第使っていたり、過剰なケアによって、お肌の摩擦や負担を与えていることも多いです。
保湿ケアは、化粧水・乳液・クリームといった、シンプルな3ステップで行いましょう。
肌が弱っているときは、あれこれお手入れをするよりも、シンプルな水分・油分のケアを確実にこなす方が確実です。
自分のお肌に合った保湿力のアイテムを使うと、早い改善が見られるので、保湿をしてもお肌状態が改善されない方は、スキンケアアイテムの保湿力を高めてみましょう。→お肌の正しい保湿ケアと、簡単に保湿力を高める方法★
顔のぶつぶつを改善するスキンケア
顔のぶつぶつは、ニキビやあせも、花粉、カビやダニなど、様々な原因が考えられます。
これらのトラブルは、皮膚科を受診して、治療薬を使いながら治していくのが確実です。
また、お肌が敏感に傾いているときに、起こりやすいものなので、根本的に肌荒れを改善するために、日々のスキンケアも見直していきましょう。
特に、ニキビなどのぶつぶつの原因は、皮脂の過剰分泌が原因なので、皮脂の分泌量をコントロールすることや、確実に毛穴に溜まった皮脂汚れを取り除くことが大切です。そのため、以下のようなケアに重点を置きましょう。
洗顔
皮脂詰まりが炎症を起こすと、厄介な赤ニキビができてしまうので、洗顔は、朝と夜の2回、確実に行いましょう。
朝は眠っている間の汗や、皮脂汚れがたまっています。夜は、メイク汚れや1日の汚れが毛穴に詰まっているので、溜まって蓄積される前にリセットしてしまいましょう。
保湿
皮脂の過剰分泌を抑えるためには、保湿を強化する必要があります。お肌が欲している保湿力を得ることで、ターンオーバーの乱れや乾燥を改善できるので、皮脂の分泌量も正常に保つことができます。
お肌にぶつぶつができている場合は、お肌が敏感傾向にあるサインなので、シンプルな基本の保湿ケア(化粧水・乳液・クリーム)をして様子をみていきましょう。
角質ケア
角質ケアには、ピーリングやスクラブなどがあります。これらを使うと、普段の洗顔では取り除けない、お肌の奥に溜まった汚れやお肌に不要な角質を取り除くことができます。
お肌がヒリヒリするくらい、弱っている場合は控えた方が良いですが、角質ケアは、炎症を起こす前の白ニキビや、白ニキビの予備軍である毛穴詰まりの改善に効果的です。週に1回ほど、スペシャルケアとして取り入れると、ぶつぶつの予防になります。
肌荒れには生活習慣の改善も
顔の赤みや、ぶつぶつといった肌荒れには、スキンケアも重要ですが、日々の生活習慣の改善も合わせて行いましょう。
私自身、肌荒れ改善のために、生活習慣も改善してきましたが、特に食生活と睡眠の改善が有効でした!
食生活
私たちのお肌は、毎日食べるものによって作られています。お肌の赤みや、ぶつぶつなどの肌荒れを繰り返している方は、日々の食生活の栄養バランスが偏っている可能性が高いです。
また、便秘傾向にありませんが?腸は、お肌をうつす鏡と言われています。
食生活の改善は、肌荒れの改善にも繋がるので、栄養バランスと、腸内環境の改善を意識した食生活を心がけましょう。
詳しくはこちらをご覧ください→食べ物で全身保湿ができる?つるつる美肌になれる食べ物
睡眠
忙しいと削られてしまうのが睡眠時間ですよね。また、女性であれば、自律神経の乱れによって、冷えや腸の不調によって眠れないこともあります。そのため、睡眠の質を高める工夫をしましょう。
- 眠る前に足湯か、湯たんぽを入れて眠る
- 眠る前は間接照明に切り替える
- 眠る前はアロマ(入眠作用のあるネロリがおすすめ!)でリラックスする
- 眠る前3時間の食事は控える
- 眠る前に軽いストレッチで体を温める
- 眠る前はスマートフォンやPCを控える
- 眠る前の歯磨きは、目が覚めてしまうので控える
- 眠る前にハーブティーやホットミルクなど、カフェインレスの温かい飲み物を飲む
これらを意識して習慣化すると、眠りの質を高めることができるので、是非試してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?今回は、顔の赤みやぶつぶつといった肌荒れの原因や対策方法についてお伝えしました。
肌荒れは、お肌の機能が正常にはたらかず、敏感で揺らいでいるサインです。
お肌のSOSと捉えて、洗顔や保湿ケアなど、スキンケアのやり方を改めて見直しましょう。
また、丈夫で健康なお肌をつくるために、スキンケア以外にも、食生活や睡眠もあわせて改善していきましょう(^^)
こちらの記事ご覧ください→お肌の赤みは改善できる!皮膚科での治療法やおすすめの薬とは?
コメント