水洗顔で肌がキレイになる!と取り組む人が続出しています。
水洗顔を取り入れると、肌の土台が整って、「肌を自ら潤す力」や「外的刺激から肌を守る力」が高まると言われています。
しかし、水洗顔で肌が乾燥してかゆみを感じたり、肌荒れしている人も…。
原因は何なのでしょうか?水洗顔による、乾燥やかゆみの対処法についてもお伝えします。
水洗顔で弱った肌を立て直そう☆
水洗顔は、洗顔料を使わずに水洗いのみで済ませ、化粧水や乳液などの保湿ケアは一切しない「肌断食」のようなスタイルです。
水洗顔の目的は、「肌の自然治癒力を高めること」です。
多くの人たちが、クレンジングや洗顔料を使って顔を洗い、化粧水や乳液で保湿ケアをしていますが、実はこれらのスキンケアによって、私たちの肌力は衰えてしまっているのです。
水洗顔や肌断食は、そんなスキンケアに頼りきりになったお肌を立て直し、自らの力で肌を潤す力を取り戻すことが目的です。
水洗顔を1〜2ヶ月続けることで、肌の土台であるターンオーバーが整えば、肌に自ら潤す力が備わり、スキンケアいらずで肌不調も解決することがほとんどです。
水洗顔に肌荒れはつきもの?
水洗顔は、やり方自体は簡単です。人肌温度のぬるま湯で、20〜40回くらいパシャパシャと洗顔するだけ。
とはいえ、水洗顔は、なかなか継続することが難しいのです。
なぜなら、水洗顔は肌荒れ(リバウンド)がつきものだからです。
今まで、洗顔料や保湿化粧品を使っていた人が、いきなり何もつけなくなったらどうなると思いますか?
多くの人が乾燥してかゆみを起こし、お肌がボロボロになるはずです。
ただ、これは水洗顔や肌断食を始めた人は誰もが通る道なんですよね。
肌荒れは好転反応なので、リバウンド期間を乗り越えた人は、安定したお肌を手に入れることができます。
放って置いちゃいけない肌荒れもある?
しかし、水洗顔中の肌荒れには注意が必要です。
「肌荒れを我慢すればお肌がキレイになるなら頑張ろう!」と耐えた結果、どんどん肌状態が悪化し、悪循環に陥ってしまうことがあります。
「キレイになれると信じていたのになんで?」と思いますよね。
これは、好転反応だと思っていた肌不調が、実は放っておいてはいけない、危険な乾燥やかゆみであったということです。
これはなかなか判断が難しいのですが、肌にとって危険信号かどうか、見分けるポイントをお伝えしたいと思います。
リバウンド中の危険な乾燥・かゆみの見分け方
危険な乾燥やかゆみの場合は、一旦水洗顔を中断した方が良い場合もあるので、水洗顔中は、以下のような肌のサインを見逃さないようにしましょう。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、皮膚の常在菌であるマラセチア菌が過剰に増殖してしまうことで、皮膚が炎症を起こす皮膚炎です。
皮膚の中でも、皮脂の多い部分に赤みや湿疹、かゆみが見られます。
カサカサするよりも、ベタベタして皮膚がボロボロ向けていくイメージです。
大量にフケが出たり、皮膚にカサブタができることもあります。
こういった症状が見られたら、皮膚科を受診するのが最適です。
また、脂漏性皮膚炎は、水洗顔によって過剰な皮脂が落としきれなかったり、水洗顔で敏感になった肌が、乾燥して皮脂を出しすぎてしまうことなどが原因として考えられるので、
水洗顔中も、時々洗顔料を使うようにすると、脂漏性皮膚炎のリスクを抑えながら肌断食ができますよ。
こちらの記事も参考にしてみてください→肌荒れの炎症で顔にかさぶた(瘡蓋)ができたら危険!かさぶたの原因と改善方法
乾燥による炎症
ヒリヒリするorかゆみが強いような乾燥状態は、かなり肌の炎症が進んでいるサインです。
私も経験がありますが、あまりにも症状が悪化すると、いくら保湿ケアをしても炎症が治らなくなってしまいます。
化粧品も染みてしまうので、まずは、ワセリンを使って肌を保護しましょう。
顔に高いやすく、市販でも購入できるものなら、「プロペト」がオススメです。
→プロペトはワセリンの中でも特に優秀!顔の乾燥を改善する方法
また、自力ではどうにもならない場合は、皮膚科を受診し、ステロイドなどを使って炎症を鎮める治療を受けましょう。
乾燥は慢性化して悪循環に陥りやすいので、即効性のある治療で早めに回復させましょう。
また、肌が乾燥する病気の可能性もあるので、ご自身の症状に当てはまるところがないか、確認しておきましょう!
→お肌のカサカサが治らない…もしかしたらそれ、病気かも?お肌が乾燥する病気を知ろう
乾燥・かゆみを軽減する水洗顔のやり方
水洗顔のやり方を工夫することで、乾燥やかゆみを軽減することができます。
時々洗顔料を使う
水洗顔によって皮脂を落としきれず、乾燥やかゆみを伴う肌荒れを招く可能性があるので、水洗顔の期間中も、時々洗顔料を使って顔を洗いましょう。
私は、夜だけ洗顔料を使って洗っていますが、調子が良いですよ♪
リバウンド期間中は、洗顔料を使って顔を洗うことで回復している方が非常に多いです。
徐々に化粧品を減らす
今まで保湿化粧品に頼りきりだったのに、いきなり保湿ケアを全てやめたら、肌がびっくりして乾燥やかゆみを起こしてしまいます。
そのため、最初は水洗顔の後は保湿ケアをしても良いでしょう。
そのうち、使っている化粧品を徐々に減らしていくのが肌にとってはリスクが少ないので、水洗顔も続けやすいはずです。
洗顔を改めるだけで、肌が洗いすぎによる不調から抜け出し、徐々に自力で保湿できる肌力を取り戻していきますから、保湿ケアを完全に止めるのは、それからでも遅くありませんよ。
石鹸を使う
洗顔料を使うときは、洗顔フォームよりも、洗顔石鹸がオススメです。
洗顔フォームの多くは、弱酸性か中性なので、アルカリ性のように洗浄力が弱い分、界面活性剤の配合量が多く、皮脂も奪いやすいので、乾燥やかゆみを悪化させる原因となります。
肌力を取り戻すためには、お肌にとっては自然ではないものを使うのは控えましょう。
乾燥・かゆみを招く生活習慣を改める
水洗顔中の肌はとてもデリケートなので、様々な原因に敏感に反応して、肌が乾燥やかゆみを引き起こしやすくなります。
睡眠不足
私たちのお肌は、眠っている間にターンオーバーや成長ホルモンの分泌が行われます。
睡眠は健康な肌造りに必要不可欠です!
乾燥やかゆみを起こして敏感なお肌は、睡眠不足でさらに悪化してしまいます。
寝入りの3時間はゴールデンタイムと言われており、7時間途中で目を覚まさずに眠れると、最もお肌にとって良い効果があります。
肌力を高めるためには、眠りにも注目してみましょう(^^)
栄養バランスの乱れ
偏った食事で栄養バランスが乱れていませんか?
肌は毎日取り入れる食べ物によって作られています。
肌は、良質なタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品など)や良質な油(オメガ3脂肪酸など)を、しっかり食べていれば乾燥しません。
また、肌の過剰な皮脂分泌抑えたり、ターンオーバーの正常化に役立つ「ビタミン」も欠かせません。
野菜不足の方は積極的に野菜を食べてビタミンを摂るようにしましょう!
また、脂っこい食べ物や甘いもの、お酒の過剰摂取などを控えるのも大事ですよ。
こちらの記事も参考にしてみてください→食べ物でお肌は潤せる!お肌を保湿する食べ物や保湿力を高める方法
→ビタミン不足は顔の乾燥やトラブルの原因に!美肌になるビタミンのとり方
紫外線ダメージ
紫外線は、肌バリアを壊してしまうので、乾燥やかゆみの原因になります。
水洗顔中の敏感なお肌は、特に紫外線の影響を受けやすいので注意が必要です。
水洗顔中もUVケアは欠かさず行いましょう。日焼け止めなら、石鹸で落ちて、保湿力の高い日焼け止め乳液がオススメですよ!
また、肌に直接触れずにUVケアができる「飲む日焼け止めサプリ」も使い勝手の良いアイテムです。
水洗顔中の敏感なお肌は摩擦も強敵ですから、飲む日焼け止めなら、毎日肌に馴染ませる負担も軽減できます。
塗る日焼け止めで肌荒れしやすい方、塗るのが面倒な方、汗で落ちやすい方など、毎日たった数粒飲むだけで全身のUVケアができる「飲む日焼け止めサプリ」を活用してみてください(^^)
ご興味のある方はこちらの記事もご覧ください→飲む日焼け止めの仕組みとは?内側からUVケアを強化しよう☆
まとめ
いかがでしたか?水洗顔は、毎日使う洗顔料やスキンケア化粧品で鈍ったお肌を立て直す役割があります。
肌にもともと備わっている肌力を取り戻すことができれば、自らの力で肌を潤すことができるようになります。
しかし、水洗顔を始めると、誰しもリバウンド期間によって肌荒れを起こしてしまいます。
これが好転反応なら良いのですが、危険な肌荒れのサインである可能性もあるので、見極める必要があります。
肌が異常に乾燥してヒリヒリしたり、かゆみや炎症を起こしてしまう場合は、無理をせずに水洗顔を一旦中断したり、負担の少ない方法で水洗顔を取り入れるようにしてみてください。
また、日々の生活習慣を改めることも、乾燥やかゆみの悪化を防ぐ方法の1つですよ☆
是非参考にしてみてくださいね。
こちらの記事もご覧ください→水洗顔の効果的なやり方は?水洗顔中のメイクはどうする?
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