年齢を重ねるにつれて、肌のエイジングサインが目立ってきたり、体が疲れやすくなったり、気になるところがどんどん増えてきますよね。
老化を防ぐためには、若返りホルモンの分泌を増やすことが大切です。
みなさんは、日々の生活の中で、運動を習慣にしていますか?
運動をする事で、効率的に若返りホルモンを増やすことができるんですよ!
老化のサインは若返りホルモンと関係あり!
加齢とともに肌や体の老化を感じやすくなりますよね。
20代はなんともなかつたのに、30代になってから、徐々にお肌や体に変化を感じる方は多いです。例えば、
- 肌乾燥しやすくなった
- 小ジワやほうれい線が気になり始めた
- 太りやすくなった
- 疲れやすくなった
みなさんは、このような症状に心当たりはありませんか?
このような老化のサインは、年齢とともに減少していく、若返りホルモンと深く関係しています。
若返りホルモンが減ると起こり得る8つの症状とは?
若返りホルモンは、「成長ホルモン」のことで、名前の通り、私たちのお肌や体を若々しく保ち、健康を維持してくれるホルモンです。
成長ホルモンは、血流をよくしたり、全身の代謝アップ、肌のターンオーバーの促進効果などによって、私たちの体に必要な栄養や酸素をスムーズに届け、肌や体の状態を健やかに保つために働きかけてくれます。
そんな成長ホルモンの分泌は、15歳〜20歳がピークと言われており、その分泌量は40歳にもなると、20歳の時の40%にまで減ってしまうんです。
10代後半〜は、成長ホルモンの分泌が活発なので、身長が伸びたり、女性は女性らしい体つき・男性は男性らしい体つきに変化していくなど、目に見えてわかる成長も大きく感じられる時期ですよね。
しかし、成長ホルモンの分泌量が加齢とともに減っていくと、肌も体も、どんどん衰えていく一方になります。
ただ、一言で「衰える」とか、「老化する」と言っても、どんな症状があらわれるか、具体的にわからないと、なかなか対策しようって思えないですよね。
なので、成長ホルモンが減ることで起こる、具体的な症状や病気の可能性を、具体的にお伝えしますね。
肌が乾燥しやすくなる
年齢を重ねると肌が乾燥しやすくなる傾向にありますが、これは成長ホルモンの分泌量が減ることが関係しています。
皮膚には、汗を出す「汗腺」という器官がありますが、私たちの肌の潤いは、この汗腺から出る汗の量に左右します。
実は、汗腺には成長ホルモンを受け取る場所があるのですが、そこへ成長ホルモンが届かない場合は、汗の量が減って、肌の潤いが不足し、カサカサと乾燥してしまうのです。
汗は、肌の皮脂と混ざり合って、皮膚を保護する、皮脂膜(天然のクリーム)にもなるので、肌の保湿に欠かせない天然成分なのです。
また、汗がうまく出ないことで、体内に熱がこもりやすくなるので、体の熱を逃がして、体温を下げるためにも、発汗はとても重要な役割になります。
肌にシワやたるみが出やすくなる
成長ホルモンの減少によって、肌が乾燥しやすくなるということは、「肌のエイジングトラブルはもう目の前ですよ〜」というサインでもあります。
肌の乾燥は、実は様々なエイジングトラブルの引き金にもなるんです。
シワやたるみ、ほうれい線などは、乾燥からきます。
骨が弱くなる
年齢を重ねると、骨が弱くなって、骨折したり、骨粗鬆症になりやすくなるという話を聞いたことはありませんか?
これは、成長ホルモンの減少が関係しています。
成長ホルモンは、子供の成長だけでなく、大人の骨の健康維持にもとっても重要なホルモンなんですよ。
太りやすくなる
若い頃よりも太りやすくなった…と感じている方は多いのではないでしようか?
成長ホルモンは、筋肉や骨格を発達させたり、脂肪を分解するはたらきがあるので、体型維持にも大きく関わっています。
成長ホルモンが減ることで、筋肉量が低下し、脂肪が燃焼されにくくなったり、燃焼されなかった余分な脂肪がお腹についたり、お尻が垂れ下がったり…
太りやすくなるだけでなく、痩せにくくもなるので、若い頃と同じ感覚で過ごしていると、気がついたらおばさん体型になっているかもしれません。
疲れやすくなる
年齢を重ねるにつれて、疲れやすくなったな…と感じていませんか?
これは、成長ホルモンの減少によって筋肉量が減っていることも原因の1つです。
また、若い頃に比べて運動しなくなった…という方は、成長ホルモンが減る一方なので、その可能性は大きいですね。
筋肉量が減ると、代謝も落ちて、運動機能も衰えるので、日常生活レベルで疲れが目立ちやすくなります。
動脈硬化の危険性
成長ホルモンには、脂肪を分解するはたらきがあり、血液中のコレステロールを低下させて、正常値を保とうと働きかけてくれます。
しかし、成長ホルモンが減少すると、善玉コレステロールが減って、悪玉コレステロールが増えてしまいます。
悪玉コレステロールは、増えすぎてしまうと、血栓をつくるもととなり、血管を詰まらせて、動脈硬化が進む原因となってしまいます。
心筋梗塞や狭心症の危険性
成長ホルモンが減ると、徐々に心臓の機能が低下していきます。
この状況が長期にわたって続くと、動脈硬化が進行するので、その先にある、心筋梗塞や狭心症のリスクが高まってしまうんです。
糖尿病の危険性
成長ホルモンの分泌が減ると、糖尿病を引き起こす可能性も高まります。
糖尿病には、血糖値を下げる作用のある、インスリンのはたらきが重要となっていますが、成長ホルモンが減ると、インスリンのはたらきが悪くなり、内臓脂肪が増えて、糖尿病のリスクが高まってしまうんです。
若返りホルモンを増やすなら「運動」がカギ!
成長ホルモンが減ると、肌や体に様々は老化症状があらわれたり、病気のリスクが高まることがわかりましたね。
これらを予防するためには、成長ホルモンの分泌を増やす必要があります。
その方法は「運動」です!!みなさんは、運動不足になっていませんか?
運動は意識しないとなかなか続かないものですが、歳を重ねてもキレイな人・年配の方でも元気な人って、みなさん運動をされていますよね。
ちなみに、私の祖父は心臓病なので、一時は危ない状況に陥ったこともありましたが、普段から運動を日常的に取り入れていたからか、回復力が高かったです。
運動を習慣化することは、老化や病気にも負けない肌や体づくりができるということですね。運動をすることで、
- 生活習慣病の予防
- 体力アップ
- 代謝アップ
- ストレス解消
- 美肌効果
などの効果が得られます!
ではどんな運動を取り入れたら良いのか、具体的にご紹介します。
筋トレ
筋肉量が増えると、基礎代謝が高まり、脂肪のつきにくい体づくりができます。
腹筋や腕立て伏せ、ダンベル運動などで、筋力トレーニングをしましょう。激しいメニューではなく、軽めのものをゆっくり行いましょう。
筋トレで筋肉が刺激されると、成長ホルモンの分泌も増えるので、アンチエイジング効果も高まり、肌の潤いやツヤ感アップも期待できます!
有酸素運動
有酸素運動は、ウォーキング・軽いジョギング・サイクリング・なわとび・水泳などがオススメです。
有酸素運動は、血液の中の中性脂肪の減少させ、身体に良い善玉コレステロールを増やす効果が期待できるので、動脈硬化の予防にもなります。
さらに、体脂肪も燃焼されるので、ダイエット効果も期待できます(^^)
特に、有酸素運動は、20分以上行うと効果的です。
また、有酸素運動は日々のなにげないところで取り入れることも可能です。
例えば、駅中やデパートなどで、エスカレーターやエレベーターの利用は控え、階段を活用するようにすれば少し負荷のかかるウォーキングができますよね。
私は、食材や2リットルの水を購入した時は、結構重いので、ダンベル代わりにして腕を鍛えながら、家まで早歩きしたりしています(^^;;
日常の中で、ちょっと工夫をするだけでも、運動をすることはできますよ(^^)
また、あまりイメージがないかもしれませんが、「ヨガ」も有酸素運動です。
個人的に、ヨガは非常にオススメの運動ですよ。
有酸素運動は、負荷をかけ過ぎないように…といっても、20分以上続けようと思うと息も上がってしまうものです。
息が上がると、運動が苦手な方だと一気に辛く感じてしまいますよね。
しかし、ヨガは、息が上がって苦しくなることはありません。
もちろん、維持するのが辛いポーズもありますが、横になったり、ペースもゆっくりなので、運動が苦手な方でも続けやすいです(^^)
私は、ヨガスタジオに通っているうちに、ポーズも覚えたので、今は自宅で行なっています♪
それまでは、私は運動が苦手で全然続かなかったのですが、ヨガに出会ってから運動が続けられるようになりました☆
若返りには、「適度に負荷のかかる運動を、無理なく続ける」のがベスト☆
運動で若返りホルモンを増やすには、カラダに適度な負荷のかかる運動を取り入れることです。
負荷が大きすぎる運動は、若返りを目的にすると不向きです。
なぜなら、激しい運動をすると、肌や体の細胞を酸化させる、活性酸素が発生し、老化スピードを早めてしまうからです。
特に、筋トレを行なった後に、有酸素運動を取り入れると、さらに成長ホルモンの分泌を増やすことができます!
「無理なく続けられそうかな?」、「疲れるけど楽しいな」と思える、自分に合った「筋トレ+有酸素運動」の組み合わせを見つけられるとベストですね(^^)
ちなみに、空腹状態は、成長ホルモンの分泌を活発化させるので、運動をするタイミングは、夕飯前など非常に効果的です(^^)
若返りホルモンは「睡眠」でも増やせる!
「運動は続かないから無理だ…」と諦めている方、若返りホルモンを増やす方法はまだあります。
それは「睡眠」です。成長ホルモンの多くは、眠っている間に分泌されると言われています。
理想は、途中で目を覚まさずに、7時間眠ることです。これは最も成長ホルモンが分泌される方法なんだそうです。
ただ、成長ホルモンを増やすには、睡眠だけに頼らず、運動も取り入れましょうね。運動は、入眠しやすくなるためにも、体力をつけたり、健康でいるためにも、適度に取り入れる必要があるからです。
もちろん、「今日から毎日20分以上運動してください!」と言われて、毎日続けられる人はなかなかいないと思います。
はじめは、「今日は運動できなかったから、その分、いつもよりしっかり眠ろう」でいいと思います。
私も、はじめはそんな感じでした。
しかし、私の場合は、睡眠を十分に取るようになってからは、夜になっても結構元気で、「今日は運動できるかも!」と夜にウォーキングに行けることも徐々に増えたんですよね。
睡眠不足が続いていると、疲れやすくなるので、「今日も運動しようと思ったけどできなかった」の繰り返しになってしまいます。
睡眠時間は非常にパーソナルなもので、人によって必要な睡眠時間もバラバラですから、「いかに質の高い睡眠を、自分に必要な時間確保できるか」か重要です!
ちなみに、「私はこれくらい短い睡眠時間でも平気!」という、自称ショートスリーパーの方が全国には多すぎるんだそうです。
睡眠時間を短くして、無理をしていると、それが当たり前になってくるので、知らず知らずのうちに、自分の肌や体を老化させてしまうことになります。
それってすごくもったいない!!
しっかり眠ったら、今よりも運動意欲が芽生えるかもしれません。成長ホルモンを増やして、全身のアンチエイジングをしていきましょう!
他にも、若返り効果のあるホルモンがあるので、その役割や、増やし方を知っておきましよう。
→若返りホルモン「dhea」を増やして全身の老化を食い止めよう♪
→若返りホルモン「パロチン 」を増やして全身アンチエイジング☆
まとめ
いかがでしたか?肌や体の老化現象は、若返りホルモンの分泌と大きく関係していることがわかりましたね。
特に、加齢とともに減少する成長ホルモンは、運動や睡眠によって増やすことが可能です。
シワやたるみといった肌老化、太りやすい、疲れやすいといった体の変化、病気の心配など、加齢とともに気になるところは次々と増えるものです。
是非、日々の生活習慣に適度な運動や質の良い睡眠を取り入れて、老化を食い止めましょう!
こちらの記事もご覧ください→肌の老化は血管年齢と関係あり!若返り効果のある食べ物☆
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