しっかりお手入れをしているのに、顔の粉吹きや乾燥肌が改善しない…。歳を重ねるごとにお肌トラブルが改善するまでに時間がかかる…。
そんなお悩みを抱えている女性は多いのではないでしょうか?
乾燥は悪化すると繰り返してしまうので、頑固な粉吹きや乾燥肌からなかなか脱出できないという方は、皮膚科で保湿剤を処方してもらいましょう。
頑固な顔の粉吹きや乾燥肌の原因は?
顔の乾燥の原因は様々ですが、頑固な粉吹きや乾燥は、何をしても改善しないということが多いですよね。
私たちのお肌状態は、水分と油分のバランスによって左右します。顔の粉吹きや乾燥を感じる方は、お肌の土台であるターンオーバーが乱れ、水分と油分のバランスが崩れているサインです。
ターンオーバーは、古い細胞を排出し、新しい細胞を生み出すという、お肌の生まれ変わりのサイクルを表します。
このサイクルが乱れると、十分な栄養や潤いのない細胞によって構成することになるので、お肌は乾燥して不安定になってしまいます。
粉吹き肌は、細胞と細胞を繋ぎ止める細胞間脂質という保湿成分が減少しているので、潤い不足によってもろくなった角質が剥がれやすくなった状態です。
また、正常なお肌は、潤いを蓄える角層の細胞が同じような大きさで均一に連なっており、表面もつるんと整っています。
一方で、乾燥肌は歪な形の細胞がスカスカに配置されており、表面はガサガサと剥がれかけているので、お肌を守るバリア機能が低下しています。
お肌を守る機能が弱まっていると、スカスカの隙間に外部からの異物が侵入しやすいので、乾燥や粉吹きを悪化させてしまうのです。
こういったターンオーバーの乱れや、バリア機能の低下は顔の乾燥を繰り返す原因となります。1年中顔の粉吹きや乾燥から抜け出せない人もいるくらいです。
一度、乾燥の負のループに陥ると、症状はどんどん悪化し、頑固になっていきます。
そうすると、スキンケアのお手入れをしっかりしても、治りにくく、改善するまでにも時間がかかります。
顔の乾燥は年齢を重ねた時に起こる、シワやたるみなどのエイジングトラブルの引き金にもなりますから、放っておくとトラブルを進行させることにもなります…!
なんと恐ろしいことでしょうか。一刻も早く、乾燥肌や粉吹き肌を改善しなければなりませんね。
そんな時は、皮膚科の治療がお肌の強い味方になってくれます。自己流であれこれスキンケアをするのではなく、皮膚科で診てもらいましょう。
頑固な顔の粉吹きや乾燥肌は皮膚科で治そう!【肌荒れの体験記】
顔の乾燥は悪化してしまうと、その後のケアが本当に大変です。顔の粉吹きや乾燥を感じたら、なるべく早い段階で皮膚科へ行くことをおすすめします。
私は一時期、乾燥の負のループに陥ってしまったことがあったので、その時の体験談を少しお話しします。
私は美容部員やエステ員の経験がありますが、お肌に必要な保湿力のあるものでスキンケアをしっかりしていた時は、乾燥して不調を感じていても、お手入れ次第ですぐにお肌状態が戻りました。
しかし、お手入れをサボったり、保湿力の低いものでスキンケアをしていたら、乾燥して粉吹き肌になってしまい、いくらお手入れをしても全くお肌の調子が戻る気配がしなくなりました。
そのうちに、お手入れをサボっていたことを反省した私は、スキンケアの保湿力を高めたり、以前お肌が不調だった時のオタスケマンとして使っていたアイテムでお手入れをするようになったのですが、それでも全く乾燥が改善しませんでした。
あまりにも乾燥を繰り返してしまったために、回復力が低下してしまい、修復が追いつかなくなってしまったのです。
顔の粉吹きや乾燥によって、お肌の滑らかさはなくなり、スキンケアをしてもすぐにヒリヒリしたり、かゆみが出るようになりました。お化粧のノリも最悪です。日中の乾きもひどかったです。
以前は、スキンケアでお肌が必要としている潤いをしっかり与えていたので、時々お手入れをサボってしまっても、お肌の回復力もありましたが、こうなってしまうと、保湿だけではどうにもならないことがわかりました。
悪化してしまった粉吹きや乾燥肌を正常なお肌状態に戻すためには、ずばり、修復力が必要です。保湿に加えてお肌の修復ができる保湿剤を活用しましょう!
そんな時に、皮膚科で処方される保湿剤が役立ちます(^^)
顔の粉吹きや乾燥は保湿だけでは治らない?皮膚科で処方される保湿剤で細胞の修復が必要!
お肌の修復をするためには、潤い不足の弱った細胞を修復して、細胞1つ1つを健康にする必要があります。
皮膚科で処方される保湿剤にはいくつか種類がありますが、粉吹きや乾燥の悪循環に陥っている場合は、お肌の奥に浸透して、バリア機能を修復してくれる「ヘパリン類似物質」配合の保湿剤がおすすめです。
よく、皮膚科で処方される保湿剤の中には、ワセリンや尿素などがありますが、ワセリンはお肌の表面のみで、尿素も角層までしか届きません。
潤い成分のセラミドやコラーゲンも角層までの保湿に止まります。角層の潤いは、お肌の潤いの決め手となるので、とても大切ですが、頑固な粉吹きや乾燥に陥ったお肌は、保湿とともに、角層の奥まで届く、ヘパリン類似物質で細胞を修復することが重要です。
細胞の修復によって、乾燥を根本的に改善することができるので、早い段階の改善も見込めます(^^)
皮膚科で処方されるオススメの保湿剤★「ヒルロイド」とは?
皮膚科で処方されるヘパリン類似物質の保湿剤には、「ヒルロイド」というものがあります。
ヒルロイドは、皮膚科で圧倒的に処方されている保湿剤です。保湿・抗炎症・血行促進効果があり、お肌の再生力を高めるはたらきがあります。
ヒルロイドは傷の治療にもつ使われています。ニキビ治療や、その効果からアンチエイジング効果もあると話題になっています。
刺激が少なく、赤ちゃんから高齢者まで全身に使えます。ステロイド無配合なので安心て使うことができますよ(^^)
ヒルロイドには、ヒルロイドソフト(軟膏)と、ヒルロイドローションをはじめ、クリームやゲルなどがあります。よく使われるのは軟膏とローションです。それぞれの特徴をみていきましょう。
ヒルロイドソフト(軟膏)
ヒルロイドソフトは、こっくりとしたクリームのようなテクスチャーです。軟膏なのでベタつきはありますが、細胞を修復してお肌の再生機能を高めてくれます。
持ち歩きをしやすい25gや、50gサイズがあります。
ヒルロイドローション
ヒルロイドソフトに比べると保湿力は落ちますが、全身に使いやすいとろみのあるローションです。
顔には化粧水の代わりとして使うのもおすすめです。
ビーソフテン
実は、ヒルロイドは、ビーソフテンというジェネリック医薬品も出ています。
ビーソフテンは、ローションやクリーム、スプレー、ゲルなどがあります。ビーソフテンローションは、ヒルロイドローションよりもサラサラとしたテクスチャーなので、サッパリとしたつけ心地が好きな方におすすめです。
皮膚科に行けない時の、市販のおすすめ保湿剤
乾燥や粉吹きが原因でお肌状態が悪化してしまったら、お肌のためにも一刻も早く対策をしたいですが、皮膚科へ行きたくても、仕事の都合や、時間がなくて行けないことってありますよね。
そんな時は、市販の保湿剤でおすすめのものがあるので、是非活用してみてください。
私のおすすめは、ロート製薬から出ている、「ヘパソフト 顔の乾燥改善ローション」です。
ヒルロイドやビーソフテンにも含まれている、お肌を修復する「ヘパリン類似物質」を配合した保湿剤です。
乾燥や粉吹きによって荒れたお肌は、潤いをキープできない状態になっているので、こちらのローションで、皮膚構造の乱れを整え、水分保持力を高めます。
私は皮膚科へ行く時間がなかった時に、こちらと手持ちの美容液や保湿クリームと組み合わせてケアをしましたが、1.2週間で随分とお肌状態が良くなりました。(私は夜だけ使っていました)
ワセリンベースの乳液状のローションで、多少ベタつきはありますが、そこまで気にならないので、使いやすくておすすめですよ!
公式サイトはこちら☆
皮膚科の保湿剤を使うときの注意点
皮膚科の保湿剤は粉吹きや乾燥肌の修復に大変効果が期待できるとわかりましたが、使う上でいくつか注意点があります。
皮膚科の保湿剤は、化粧水や保湿クリームの代用とひて使うことができますが、これらは化粧品ではなく、治療目的で使う薬であるということです。
薬は、症状が治まったら使うのを辞めますよね。お肌に合うものは継続して使いたくなりますが、薬は使い続けると効果を感じにくくなったり、感作が起こる可能性があります。
ヒルロイドなどの保湿剤は、ある程度の粉吹きや乾燥がおさまったら、一旦辞めて、通常のスキンケアに戻しましょう。
もし、再びお肌の不調を感じて、通常のスキンケアでも改善しないときは、オタスケマンとして皮膚科の保湿剤を活用してみてください。
ヒルロイドなどの保湿剤を一定期間使うことで、細胞が修復され、ターンオーバーやバリア機能が正常な状態保たれれば、お肌は安定してスキンケアの効果も発揮しやすくなります(^^)
そうすれば、何を使っても効果を感じない…という悲しい状況から脱出できます!
もちろん、お肌に合うスキンケアアイテムや、正しい方法でお手入れをしていることは大前提になるので、スキンケアの基礎は一度確認しておいてください(^^)
顔の粉吹きや乾燥を治すには生活習慣の見直しも大切☆
自分ではどうにもならない程悪化してしまった粉吹きや乾燥肌を、正常なお肌状態に戻すためには、皮膚科の保湿剤による修復力や、日々のスキンケアの見直しが必要ですが、お肌状態には生活週間も大きく関係しています。
みなさんは食事や睡眠、運動、生活リズムなどは乱れていませんか?
私たちのお肌は、毎日取り込む食べ物や、睡眠によってつくられています。
栄養バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動は、健康で丈夫なお肌をつくるために必要なのです。
先ほどもお伝えしたように、悪化したお肌を修復するには保湿剤は有効ですが、いつまでも保湿剤に頼り切ってはいられません。
そのため、もし、生活習慣の乱れに心当たりがある方は、少しでも正す工夫をして、揺らぎにくいお肌づくりをましょう(^^)
スキンケア以外で、顔の乾燥や粉吹き対策として、参考になりそうな記事を以下にまとめているので、是非、できそうなものから試してみてください♪
→コンビニ食でも手軽にビタミン摂取!肌荒れに効くコンビニ食★
→食べ物でお肌は潤せる!お肌を保湿する食べ物や保湿力を高める方法
→顔がカサカサする…お肌の乾燥の原因と多方面から改善する方法★
まとめ
いかがでしたか?何をしても改善しない、頑固な顔の粉吹きや乾燥は、保湿だけでは治らないので、皮膚科で処方される保湿剤を活用して、細胞を修復する必要があるとわかりました。
自己流のスキンケアで悪化してしまう可能性もあるので、なるべく早い段階で皮膚科へいきましょう!
また、ヒルロイドなどの保湿剤は、スキンケアとして使えるので、薬ということを忘れてしまいそうですが、保湿剤=薬という意識をもって、皮膚科医の指示のもとに、回復するまでの一定期間の使用にとどめておきましょう。
保湿剤を活用して、保湿とバリア機能の修復を確実に行い、頑固な粉吹きや乾燥から抜け出しましょうね(^^)
また、スキンケアだけでなく、生活習慣の見直しによっても、顔の乾燥や粉吹き肌は改善が見込めるので、多方面から対策をしてみてください♪
こちらの記事もご覧ください→夏の乾燥や粉吹きは冬まで引きずる可能性大!原因と改善方法
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