顔の乾燥から、粉ふきや皮むけに繋がることってありますよね。粉ふきや皮むけは、顔の乾燥が進行しているサインです。
放っておくと、お肌はさらに敏感になり、ヒリヒリとして化粧品がしみる原因にもなります。
今回は、粉ふきや皮むけの原因や、顔の乾燥の悪化を防ぐための改善方法をお伝えします。
症状を知ろう!顔の乾燥や粉ふき・皮むけの原因は?
顔の乾燥から、粉ふきや皮むけなどの症状が起きることがあります。粉がふいたり、皮がむける時は、お肌の表面にどんなトラブルが起きているのでしょうか。
粉ふき
粉がふいている状態は、お肌の表面の角質がはがれかけている状態です。特に口の周りに見られる症状です。
通常、角質はターンオーバーというお肌の新陳代謝によって剥がれ落ち、外へ排出されるものです。
しかし、なんらかの影響でターンオーバーが乱れてしまうと、お肌の土台がゆらいでしまい、角質をうまく外へ排出できなくなってしまいます。
その結果、角質はきれいに剥がれ落ちずにお肌に残ってしまい、剥がれかけているものが白い粉のように表れてしまうのです。
皮むけ
日焼けをすると、皮がむけるイメージがありますよね。顔の乾燥が進行すると、鼻や口の周りによくみられます。
皮膚の表面がめくれて、赤みを帯びてヒリヒリすることもあります。赤みは目立ちますし、皮むけによってお肌の表面が凸凹してしまうので、ファンデーションがうまくのりません。
粉ふきと皮むけは、どちらも顔の乾燥が進行して、未熟な状態の細胞が蓄積されたものです。
もろくて厚い角質層は、水分保持力やバリア機能も低下しています。この状態を放っておくと、お肌の老化を早めてしまうので、早急に対処しましょう!
顔の乾燥や粉ふき・皮むけを改善するスキンケアとは?
顔の乾燥の進行によって起きる粉ふきや皮むけ。これらは、お肌の土台であるターンオーバーの乱れが大きく影響しています。
スキンケアで水分保持力やバリア機能を高めていきましょう。
基本の洗顔
顔の乾燥や粉ふき・皮むけを悪化させないためには、摩擦を与えない洗顔が必要です。
- クリームやミルクのクレンジングを使う
- 優しくお肌を洗う
- 洗顔料をしっかり泡立てる
- ぬるま湯ですすぐ
これらが基本の洗顔です。洗顔は汚れを取り除くことが目的ですが、お肌に必要な潤いまで取り除く必要はないので、お肌に負担の少ない洗顔を取り入れてみてください(^^)
正しい洗顔を取り入れられているかわからない…という方は、間違ったやり方のチェックや、さらに詳しい洗顔方法について掲載しているので、こちらの記事をご覧ください→洗顔でお肌を変えた美容部員が教える、ツルツル美肌になれる洗顔方法
基本の保湿
保湿の基本の3ステップは、化粧水→乳液→クリームです。保湿は化粧水のみ!という方がいますが、化粧水は水分なので、時間が経つと蒸発してしまいます。
水分を保つためには、油分の膜を張って水分蒸発を防ぐ必要があります。そのためには、必ずクリームを使いましょう。
水分不足よりも、油分不足の方が深刻なので、お手入れに変化をつけるには、クリーム選びはとても重要です(^^)
私は美容部員の経験があるのですが、おすすめのクリームや選び方についてこちらにまとめています。是非ご覧ください→顔の乾燥に効く、おすすめの市販のクリームと選び方の秘訣は?
顔の乾燥や粉ふき・皮向けを悪化させない方法
粉ふきや皮むけは、皮膚が薄く、敏感で刺激を受けやすいところに出やすいです。そのため、「強い刺激を与えないこと」を意識することが大切です。
紫外線対策
バリア機能が低下しているお肌は、紫外線のダメージをダイレクトに受けてしまうので、日焼け止めは必要不可欠です。
しかし、顔の乾燥が悪化して粉ふきや皮むけがひどい時は、お肌に触れるだけでも刺激になります。
そういった時は、飲むだけで日焼け対策のできる、飲む日焼け止めサプリメントがおすすめです。
日焼け止めを塗る場合は、赤ちゃんでも使えるものや、お湯や石鹸で落ちるような低刺激なものを選びましょう。
清潔に保つ工夫
粉ふきや皮向けするお肌は敏感になっているので、お肌を常に清潔に保つことが大切です。不衛生な状態が続くと、お肌にとって刺激になります。
特に、以下に当てはまる方は顔の乾燥や粉ふき・皮向けを悪化させている可能性があります。
- 化粧を落とさずに眠ってしまう
- 化粧をするときに使うスポンジやパフ、ブラシ類を洗う習慣がない
- 化粧品の容器の消毒をしたことがない
- 枕カバーをまめに洗っていない
化粧を落とさずに眠ってしまう癖がある人は、顔の上に汚い雑巾をのせているのと同じです。
化粧はお肌に負担をかけますから、化粧をしている状態は、できるだけ短い方がいいです。家に帰ったらすぐにクレンジングをする習慣をつけましょう。
また、お肌を清潔に保つためには、お肌に触れるものを清潔に保たなければなりません。化粧をするときに使うスポンジ・パフ・ブラシ・チップ類はまめに洗いましょう。洗うと化粧ののりも全然違います。
私はスポンジとパフは3日に1回、ブラシは週に1回洗っています。
また、アイカラーチップは、毎日同じものを使うわけではないので、ついつい洗うのを忘れてしまいがちです。
そのため、ドラックストアでストックを購入して、時間があるときにまとめて洗っています。
最初は面倒ですが、化粧ののりが良くなるので、慣れると洗うことが癖になりますよ(^^)
皮膚科
顔の乾燥や粉ふき・皮むけを悪化させないためには、皮膚科を頼ることも1つの方法です。
皮膚科でヒルロイドローションなどの保湿剤を使ってお肌の水分保持力やバリア機能を高めることができます。
あまりにも状態がひどい方は、早めに皮膚科の診察をおすすめします。
皮膚科の保湿剤については、こちらで詳しく解説しているので、ご確認ください→顔の乾燥やヒリヒリとした痛みは、皮膚科の薬(保湿剤)で治せる!
また、皮膚科に行く時間がないときの応急処置としては、オロナインを使った乾燥対策方法もあります。→「オロナインで顔の乾燥の応急処置ができる」というのは本当だった!
乾燥が原因で病院へ行く人は意外と少ない印象ですが、肌に合うかわからない化粧品を試すよりは、薬を使う方が確実な治療になるので是非試してみてくださいね!
ナチュラルメイク
メイクは、皮むけの凸凹や粉吹き状態を隠すために重ね塗りしたくなるかもしれませんが、顔の乾燥を改善するためには、お肌の刺激や負担の少ないナチュラルメイクがおすすめです。
私は、お肌の調子が悪い時は、なるべくクレンジング料を使わなくてもメイクが落とせるように工夫します。
私は、もともとメイクはナチュラルな方ですが、不調が続く時のベースは石鹸で落ちる下地や、スキンケアパウダーで仕上げます。
ポイントメイクは、専用のリムーバーで落とし、全顔は洗顔料でOFFしています。負担はなるべく最小限にするのが理想です(^^)
出先でも小まめに保湿を!
粉吹きや皮向けが起こるのは、お肌の水分保持力が低下しているサインなので、出先でもまめに保湿ケアをしましょう。
特に、粉吹きや皮向けしやすい鼻や口周りは、まめに保湿をすると予防にもなるので効果的ですよ(^^)
コンパクトサイズの保湿バームやクリームを1つポーチインしておくと便利です。
私は、食事の後や化粧直しのタイミングで、保湿剤を少量を取り、メイクの上からポンポンと軽く馴染ませ、その上からスキンケアパウダーを軽くのせてお直ししています。
私は、まめな保湿の甲斐があってか、冬の粉ふきや皮向けが随分と落ち着きました。
お肌が不調の時は、ナチュラルメイクがおすすめなので、特に鼻や口元は薄づきに仕上げておくと、上から保湿剤を馴染ませてもメイクが汚くならないのでおすすめですよ!
私は、ワセリンやオロナインを小さいケースに入れ替えて持ち歩いています(^^)
クリームがない方は、リップクリームでも応急処置ができるので、出先で困った時はこちらの記事も参考にしてみてください→顔の乾燥を感じたら…リップクリームで応急処置をしよう!
眠る直前にもう一度保湿ケア+マスクをして眠る
粉ふきや皮向けがひどい時は、顔の乾燥が進行しているサインなので、眠る直前にもう一度保湿をしてからマスクを着用して眠るのがおすすめです。
せっかく保湿をしても、眠っている間に保湿剤が布団についてしまっては意味がありません。
私は、マスクを着用して眠るようになってからは、朝になってもお肌にしっとり感が残っており、粉ふきや皮向け、炎症によるヒリヒリ感が軽減されました。
ポイントは自分の顔よりも大きめの、ゆったりとしたマスクをすることです。蒸れにくい冬場の睡眠時は活用し甲斐がありますよ!
眠る前の保湿ケアは、油分ケアができるものが良いので、気になるところにクリームを重ね付けや、ナイトクリームを塗ってお肌をシールドしてあげると良いでしょう。
眠っている間にお肌はつくられるので、夜のスキンケアを強化することで、バリア機能の修復を促進させましょう(^^)
まとめ
いかがでしたか?粉ふき・皮むけは顔の乾燥が進行しているサインであることがわかりましたね。
ターンオーバーが乱れて、水分保持力やバリア機能が低下している時は、正しいスキンケアや、お肌に刺激を与えない工夫をすることで、改善が見込めます。
乾燥が悪化する前に、是非取り入れてみてください!
こちらの記事もご覧ください→顔の乾燥や赤みの原因は角層にあり!改善方法は基礎のお手入れが鍵!
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