何度も繰り返す大人ニキビ。大人ニキビは様々な原因によって発生しますが、ニキビ予防や改善には、保湿のケアが欠かせません。
ニキビをできにくくするお肌環境を整えるためには、保湿ケアでお肌の水分保持力やバリア機能を高めていくことが大切ですよ。
今回は、ニキビケアにおすすめの市販の保湿クリームや、保湿力を高める方法、ニキビを傷つけずに保湿をするコツなどをご紹介します!
ニキビ治療に保湿は不可欠!保湿クリームの重要性とは?
繰り返す厄介な大人ニキビに悩んでいませんか?
ニキビは、皮脂の過剰分泌によって、毛穴に詰まった皮脂が炎症を起こして発生しています。
皮脂を好物とするアクネ菌が増殖することでニキビは育つので、
「保湿クリームを使ったら、もっとニキビは増えてしまうんじゃないか?」
と思われるかもしれませんが、お肌の水分保持力やバリア機能を高めてニキビを改善するためには、油分ケアは必要不可欠です。
しかし、ニキビができているところに、保湿クリームをたっぷり塗ってしまうと、それはニキビを悪化させる要因になってしまいます。
私は、数年前に突然大人ニキビができてしまい、市販のスキンケアアイテムや皮膚科で治療をしていました。
肌質は、超がつくほどの乾燥肌なので、ニキビを悪化させないために使っていたジェルでは保湿力が物足りなくて、余計にストレスになってしまいました。
また、当時使っていた保湿クリームは、たっぷり塗らないとすぐに乾いてしまったので、油分の重ね付けによってさらにニキビを増やす結果になりました。
お手入れをするときに、保湿ケアとニキビケアのどちらかに傾いてしまうことが多いので、同時に行うのは難しいこともあります。
私は、様々な保湿クリームやジェルクリームを使ってきましたが、「ひと塗りで保湿力に満足できるクリーム」に出会えると、油分を過剰にお肌に与えることを避けられるので、効率的に保湿ができますし、ニキビにも悪影響を与えずにお手入れができました。
お肌は乾燥すると、肌を守ろうとして過剰に皮脂を分泌するので、毛穴を詰まらせて、そこからニキビに発展します。
ニキビを根本的に解決するためには、お肌の乾燥を改善しないことには、結局またニキビを繰り返してしまうことになります。
ひどい乾燥になやみながら、私がニキビ治療をしていて、学んだことは、自宅のスキンケアでは「保湿」を優先し、炎症ニキビは「皮膚科」で治療をすることです。
保湿クリームの選び方★
保湿クリームは有効成分をギュッと濃縮しやすく、油分の膜をはることで水分蒸発を防ぎます。
油分のケアは、外的刺激からお肌を守る、バリア機能を高めることもできるので、皮膚の乾燥改善にはもってこいのアイテムです。
保湿クリームは、たくさんの種類がありますが、保湿力や使い心地、価格帯も様々です。
保湿クリームを選ぶときには以下のような点を意識して選んでみましょう。
保湿成分が高配合のもの
保湿クリームに配合されている保湿の有効成分によって、保湿力がかわってきます。
保湿成分には、セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸・プラセンタ…などをはじめ、たくさんの種類があります。
これらの有効成分は、お肌に潤いを与えて、その潤いを肌内部に留めておくはたらきがあります。
ただ、これらの有効成分が含まれているからといって安心はできません。保湿力の決め手となるのは、その成分の「配合量」です。
配合量まで細かくわかる商品ばかりではないので、試供品やトライアルセットがあれば、自分のお肌に必要な保湿力が備わっているかどうか、試されてから購入された方が良いです。
保湿力が物足りないクリームを購入してしまうと、保湿力を補うために何度も重ね塗りをすることになります。
そうすると、油分だけを与えすぎてしまうので、保湿が不十分な上に、ニキビができるという最悪な事態に。これはよくありがちなので、保湿クリームを選ぶときは気をつけたいポイントです。
使い心地の良いもの
保湿クリームは、油分でベタつきがあるので好き嫌いも分かれるものです。
基本的に、ベタつきがかなり残るものは油分が多いものなので、使い心地があまりよくありません。
油分が多いものは、既にできてしまったニキビを悪化させる可能性があり、伸びも悪いので馴染ませるときに刺激にもなりやすいです。
そのため、なるべく柔らかい、伸びの良いテクスチャーの保湿クリームで、ベタつきのあまりないものを選べると良いですね(^^)
継続しやすい価格のもの
スキンケアは毎日するもので、継続することが何より大切ですから、続けられる価格帯であるかどうかは非常に重要です。
やはり、価格が高いもの程、保湿成分の配合量が多かったり、効き目も感じられる傾向にはあります。
ただ、私の経験上、2000円代の保湿クリームで満足するものもあれば、10000円以上のものでもしっくりこないものもありました。なので、効果が価格に比例するとは一概には言えないと思います。
あまりにも自分の肌に見合っていない保湿力の低い安価なクリームを使うことも、高価な保湿クリームをケチケチ使うのも、あまり意味がないので、続けられそうな価格帯で色々と試されてみてください。
肌に優しいもの
アルコールフリー・無香料・無着色・ノンコメドジェニックなど、お肌に優しいものを選ぶようにしましょう。
炎症を起こしたニキビにとっては、知らず知らずのうちに刺激になっている可能性があります。
ニキビにもおすすめ!市販の保湿クリーム10選★
市販の保湿クリーム選びのコツをおさえた上で、ニキビの予防・改善にも最適な保湿クリームをいくつかご紹介します。
- ひと塗りで十分に保湿ができるクリーム
- ニキビにも刺激の少ないクリーム
を中心にお伝えします(^^)
セラコラ保湿クリーム 800円
肌の保湿に欠かせない、セラミドとコラーゲンを配合した高保湿クリームです。
なめらかなクリームが肌になじみやすく、水分蒸発を防いでしっとり&もっちりとしたお肌に仕上げます。
潤いを長時間キープし、乾燥ニキビからお肌を守ります。
無香料・無着色・ノンアルコールです。プチプラでお試ししやすいところも魅力的ですね(^^)
無印良品保湿クリーム 敏感肌用 950円
ヒアルロン酸や、リピジュアRなどの保湿成分を配合しています。
無印良品には様々なスキンケアのラインがありますが、敏感肌用はお肌の刺激になる成分は一切入っていません。
乾燥のひどい方にとっては保湿力が物足りない可能性もありますが、お肌がヒリヒリしたり、炎症を起こした赤ニキビが多い方には低刺激なのでおすすめです。
無印良品は、旅行用のミニサイズもあるので、まずはそちらでお試ししてみてください(^^)
オードムーゲ 薬用スキンクリーム 1200円
ニキビケアと言えばオードムーゲ!というくらい有名な薬用スキンクリームです。
お肌に潤いを与えて保護し、乾燥を防ぎます。
ヒアルロン酸などの保湿成分に加えて、グリチルリチン酸などの抗炎症成分が配合されているので、肌荒れやニキビケアにも有効的です。
少量で伸びが良く、ベタつかないテクスチャーになっています。
無香料・無着色・アルコールフリー・アレルギーテスト済みの商品です
アベンヌ コールドクリームN 1500円
肌の保護を追求した保湿クリームです。乾燥によるカサつきで、ニキビや肌荒れしやすい方にオススメです。
アベンヌ温泉水と、ミツロウ(ミツバチが分泌した天然油分成分)を配合しており、潤いラップ効果で乾燥や外部刺激からお肌を守ります。
顔だけでなく、全身にも使える万能クリームです!生後3ヶ月の赤ちゃんでも使えるので、デリケートな肌にも低刺激で心地よく馴染みます(^^)
キュレル潤浸保湿フェイスクリーム 2300円
セラミドやユーカリエキスで角層の水分保持力を高めます。
セラミドは、細胞と細胞の間に入り込み、水分蒸発を防ぐ、油性の保湿成分です。
セラミドが角層にじっくりと浸透し、潤いのあるお肌に導いてくれます。
無香料・無着色・アルコールフリーで低刺激なので、乾燥肌の方やニキビができている方でも安心して使えます。
ふわっと軽いテクスチャーなので、重たいクリームは苦手だかも保湿はしっかりしたい方におすすめです。
ルナメアAC ジェルクリーム 2400円
みずみずしく肌を保湿してくれる、ニキビケア専用のジェルクリームです。
富士フィルムが独自開発したアクネシューター(R)が、集中的に有効成分と保湿成分を毛穴の奥まで届け、ニキビの改善に努めます。
軽くてサラッとした使用感なのに乾燥しないので、脂性肌でベタつきやテカリのひどい方、軽い仕上がりが好みの方にもおすすめです。
無香料・合成着色料不使用・ノンコメドジェニックテスト済みです。
ノブ AC モイスチュアジェル 2700円
ニキビケアに特化し、保湿力も高めてお肌を整えてくれる保湿ジェルです。
ニキビのもととなる、油分を排除したオイルフリー処方になっています。
その他にも、無香料・無着色・低刺激性・ノンコメドジェニックテスト済みで、肌への刺激を与える可能性のあるものは、しっかり取り除いています。
油分を与えなくても、優れた保湿力で乾燥からお肌を守り、大人ニキビのできにくい健やかな肌をつくります。
のびが良く、サラッとした使い心地でお肌に馴染みやすいジェルです!
クリームを使うとすぐニキビができてしまう…という方や、クリームのベタつきが苦手な方はにもオススメです!
ラロッシュポゼ トレリアン リッチ 4500円
美容皮膚科などでも、ニキビケアのスキンケアとして推奨されているラロッシュポゼ。
シアバター配合でお肌に潤いを与え、保持します。肌本来のもつ機能を高めてくれるので、弱った乾燥肌を立て直し、健やかなお肌づくりをサポートしてくれます。
保湿をしても、すぐに乾いてしまえば、乾燥ニキビは発生してしまうので、こちらのクリームでしっかり潤いをキープしていきましょう。
無香料・アルコールフリー・アレルギーテスト済で低刺激です。しっとりとしたテクスチャーのクリームですが、ノンコメドジェニックテスト済みの商品なのでニキビがあっても安心して使えます。
薬用アクネVCクリームジェル 4500円
ヒトガタセラミドとビタミンC誘導体配合の贅沢なクリーム。ジェルが伸び心地が良くて、お肌にスーっと馴染んでくれます。
ビタミンC誘導体や天草エキスがニキビを予防しつつ、美白まで叶う優れものです!
セラミドケアで揺らぎやすい肌を潤いで満たし、ニキビのできにくいお肌に導いてくれますよ。
低刺激処方なので、肌荒れ中の敏感肌さんでも使えます。
トライアルセットもあるので気軽にお試しできますよ♪→『エトヴォス』はニキビにも効く?お試しセットを使ってみた感想◎
ノエビア トゥブラン 薬用ホワイトニングクリーム 7000円
トゥブランシリーズは美白に特化したスキンケアラインです。
ビタミンC誘導体や甘草エキスなどを配合しており、保湿やニキビの予防・改善にも最適です。
美白に特化したものは潤いに欠けるものも多いですが、こちらは軽いテクスチャーなのに保湿力もしっかりあります。
こちらの商品は、お肌の刺激になる可能性がある、界面活性剤は使われていません。
ノエビアは独自の乳化技術を採用しており、お肌にもともと存在する脂肪酸とアミノ酸が界面活性剤の役割を果たしています。
そのため、お肌にとってとても自然なつくりになっており、肌力を高めることができるのです。
お値段は張りますが、乳化技術や保湿力を考えると納得のお値段と言えるでしょう。
ニキビ肌でも心地よく保湿クリームをなじませるコツ
化粧品をお肌に馴染ませる時、「うっかりニキビを潰してしまった!」なんてことはありませんか?
ニキビを早く治すには、なるべく触らないのが鉄則です。
とはいえは、スキンケアをするときは触れてしまいますよね。
特に、保湿クリームは、お肌の上で伸ばしたり、馴染ませるためにお肌を繰り返し触ります。
ニキビができている間は、なるべく摩擦をかけないように、保湿クリームを馴染ませる時に一工夫加えましょう。
- クリームを手のひらに出す
- 手元の温度で温めながらクリームを手のひらに伸ばして広げ、顔全体に塗布する
- 手の平で顔にスタンプを押すようにクリームを馴染ませる
このような工夫を加えることで、クリームの伸び心地が良くなり、お肌への摩擦が軽減されるので、ニキビを潰したり、負担をかけずに、クリームを馴染ませることができます。
また、手のひらで一旦のばすことで、顔全体に均一にクリームが行き渡るので、ベタつきも回避できますよ♪
是非意識してみてください☆
ニキビケアの保湿には、鎮静化粧水でコットンパックもおすすめ☆
ニキビケアの保湿は、クリームだけではありません。
クリームは油分ですが、もう一つ大事なのが「水分ケア(化粧水)」です!
クリームを馴染ませる前に、是非取り入れてほしいのが「化粧水のコットンパック」!
ニキビの炎症を鎮めるためには、できれば、鎮静タイプの化粧水をたっぷり浸したコットンをお肌に貼り付けて、しっかり浸透させましょう♪
ニキビケアに効果的な、おすすめの化粧水についても記事にまとめているので参考にしてみてください〜(^^)
→ニキビに効く、おすすめの市販の化粧水やニキビの種類別対策方法
これらのお手入れ方法は動画でも解説しています♪
是非参考にしてみてくださいね〜☆
自宅のセルフケアに加えて、皮膚科のニキビ治療もおすすめ!
赤ニキビや黄色ニキビと言われている、炎症を起こしたニキビは、悪化したものほどニキビ跡として根強く残ってしまいます。
そのため、炎症ニキビは、自宅でのスキンケアに加えて、あわせて皮膚科での治療もおすすめです。
皮膚科ではビタミン剤や炎症を抑える塗り薬などが処方されます。赤ニキビや黄ニキビは、悪化すると治りにくく、跡も残りやすくなるので、悪化させないように即効性のある対処法が有効的です。
また、皮膚科によっては、毛穴に詰まった角栓を取り除く処置もおこなっています。炎症を起こす前のニキビの芽を摘み取ることができるので、新しいニキビの発生を防げます。
日々の角質ケアでニキビ予防を☆
ニキビの元となる毛穴の古い角質は、自宅でもケアができます。
古い角質を取り除いくれる、拭き取り用の化粧水や、角質ケア洗顔料はニキビ予防におすすめなので、週1・2回〜取り入れてみましょう。
拭き取り化粧水は、ニキビケアの王道拭き取り化粧水で、プチプラの「明色美顔水」がおすすめです♪
以下の記事にも特徴や使用感についてまとめているので、是非参考にしてみてください。
→もうニキビに悩まない!「明色美顔水」の肌効果や正しい使い方☆
炎症ニキビがたくさんできてしまっている方は、これ以上悪化しないように皮膚科治療をお勧めしますが、
ニキビ予備軍(白くプツッとしている・触るとざらつく)の段階の方は、予防的に角質ケアを取り入れることで、炎症ニキビができにくくなるはずですよ☆
その他にもニキビケアに参考になりそうな記事があるので、是非参考にしてみてくださいね(^^)
→ニキビは一晩で治せる?炎症ニキビの赤みを抑える応急処置方法★
→ニキビを悪化させない化粧のやり方や、肌負担の少ない化粧品選びのポイントは?
まとめ
いかがでしたか?繰り返す大人ニキビには、保湿は必要不可欠です。
ニキビの根本的な改善にはスキンケアによる保湿がカギを握ります。しかし、保湿力の高いクリームはニキビケアには不向きな印象もありますよね。
確かにクリームの塗りすぎは、ニキビの悪化の原因になります。なので、理想は「ひと塗りで十分な保湿力を得られる保湿クリームを使うこと」です。
今回は、ニキビケアにもおすすめな、保湿力が高く、お肌に刺激の少ない市販の保湿クリームをご紹介しました。
さらに、ニキビは水分ケアや角質ケアを取り入れたり、炎症ニキビは皮膚科の治療も同時に行うと早い改善が期待できます。是非参考にしてみてください(^^)
こちらの記事もご覧ください→保湿をしたら逆効果でニキビが悪化?正しい保湿ケアを確認しよう★
コメント