女性の大きな悩みとなる「肌荒れ」。特に、頬は顔の中でも面積が広いので、肌荒れをした時に目立ってしまいますよね。
何度も繰り返す肌荒れの原因は、ストレスが大きく関わっている可能性があります。
今回は、ストレスと肌荒れの関係性や、頬の肌荒れの原因や対策方法ついてお伝えします。
ストレスと肌荒れの関係
肌荒れには様々な種類がありますが、様々なストレスによって、乾燥や敏感傾向にお肌が傾むくと、炎症を起こしてヒリヒリしたり、赤みやかゆみが出たり、ニキビができてお肌がブツブツになったりします。
肌荒れの原因は様々ですが、頬の肌荒れは、ストレスによる内臓トラブルや乾燥、ホルモンバランスの乱れなどが大きく関係しています。
頬の肌荒れの原因①内臓トラブル
内臓のトラブルとしては、胃腸の疲労や肝機能の低下などがあげられます。
ストレスのダメージは、基本的にお肌の弱い部分に出やすいので、胃腸や肝機能などに負担がかかり、そこから頬の肌荒れを起こします。
胃腸の疲労
お肌は、「腸をうつす鏡」と言われており、胃腸のトラブルと肌荒れは密接に関わっています。
胃腸の不調によって消化機能が低下すると、お肌に必要な栄養素を食べ物にからうまく吸収できなくなったり、老廃物の排出もうまくいかなくなるので、便秘にもなりやすくなります。
体内に必要な栄養素の吸収と、不要な老廃物の排出のリズムを整えることは、肌荒れ改善には必要不可欠です。
胃腸に負担のかかる食生活の例としては
- 炭水化物中心の食事
- 香辛料の強い料理
- カフェインの強い飲み物やアルコール
- 脂っこい食べ物
- 熱すぎるor冷たすぎる食べ物や飲み物
- 食べすぎること
などが上げられます。これらの食生活は、胃腸にストレスを与えて疲れさるので、頬の乾燥やニキビなどの肌荒れを進行させる原因となります。
肝機能の低下
肝臓の機能が低下すると、頬にニキビができたり、肌荒れしやすくなります。
肝臓は、「代謝」・「解毒」・「胆汁の生成」といった3つの働きがあります。
たべものからとった栄養を貯蔵して必要な時にエネルギーとして供給したり、アルコールや老廃物などの有害物質を分解して無毒化したり、
胆汁を生成・分泌し、老廃物を流したり、脂肪の消化吸収を助けるはたらきがあります。
肝臓の機能を低下させる食生活の例としては、
- 糖質や脂質の多い食生活をしている
- アルコールを毎日飲む習慣がある
といった食習慣などがあげられます。これらの食生活は肝臓にストレスをかけ、肝機能を低下させるので、頬のニキビを誘発させてしまう原因となります。
頬の肌荒れの原因②乾燥
肌荒れの原因の一つに乾燥が考えられます。頬は、顔の中では最も面積が広く、本来皮脂の分泌量は多いパーツではないので、乾燥も感じやすいのです。
乾燥から肌荒れに発展する原因としては、頬の潤い不足から、お肌を守るバリア機能が低下し、外的ストレス(紫外線・乾燥した空気・ホコリや花粉・間違ったスキンケアの刺激など)をダイレクトに受けてしまっていることが考えられます。
乾燥からお肌が敏感傾向に傾き、そこから頬のの炎症やニキビなどの肌荒れに繋がります。
乾燥状態が続くと、お肌は自らを守ろうとして皮脂を過剰に分泌する傾向にあるので、本来皮脂分泌量の少ない頬でも、毛穴詰まりによってニキビができてしまいます。
さらに、お肌の表面はテカっとしているのに、肌内部はカラカラのインナードライになりやすいので、乾燥はお肌トラブルは非常に厄介です。
頬は顔の中でも面積が広く、肌荒れをすると目立ってしまうので、悪化する前に予防したい
頬の肌荒れの原因③ホルモンバランスの乱れ
ストレスによるホルモンバランスの乱れは、頬の肌荒れと大きく関わっています。
特に女性は生理周期によって女性ホルモンのバランスが崩れやすいです。中でも、生理前はお肌不調のピークで、肌荒れが起こりやすくなります。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類がありますが、生理前になると、お肌の潤いやハリ・弾力を保つ美肌のホルモンである「エストロゲン」の分泌量が減ります。
一方で、皮脂の分泌を活発化させる「プロゲステロン」の分泌は促進されるので、頬の毛穴詰まりやニキビはできやすくなります。
また、ストレスを受けると皮脂分泌を促す男性ホルモンも活発化するので、特に頬のニキビは、ストレスによるホルモンバランスの影響を大きく受けやすいと言えます。
ストレスによる頬の肌荒れを改善する方法
ストレスによる肌荒れは、内臓トラブルや乾燥、ホルモンバランスの乱れなど、様々な要因が関係しているとわかりましたね。
ストレス対策をしながら、頬の肌荒れを改善する方法をお伝えします。
胃腸や肝臓に優しい食生活
ストレスを感じると、胃腸や肝臓に負担をかける傾向にあるので、頬の肌荒れを予防・改善するためには、胃腸や肝臓に負担のかけない食生活を心がけましょう。
胃腸に負担をかけない食事のポイント
胃腸に優しい消化の良い食べものを食べましょう!以下を参考にしてみてください(^^)
炭水化物…おかゆ、雑炊、うどん、煮麺、じゃがいも
タンパク質…鶏のささみ、鶏ひき肉、白身魚、豆腐、納豆
野菜や果物…ほうれん草、小松菜、キャベツ、カブ、里芋、バナナ、リンゴ、桃
消化を良くすすために、煮たり、スープ状にして食べるのがおすすめです。野菜は生よりも火を通して食べる方が良いです(^^)
また、料理のジャンルだと、「和食」は胃腸の負担が少ないので積極的に取り入れてみてください(^^)
肝臓に負担をかけない食事のポイント
- 現代人に不足しがちなビタミン類(詳しくはこちら→ビタミン不足が肌荒れの原因?ビタミンを含む食べ物やその効果とは?)を十分に摂取する
- 良質なタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品・牛乳など)を摂取する
- インスタントや加工食品など、添加物の含む食品を控える
- アルコールの摂取量を控える
外的刺激からお肌を守る
紫外線、乾燥した空気、スキンケアの刺激など、様々な外的刺激がお肌のストレスとなります。
紫外線
紫外線は、外的ストレスの中でも特にお肌へのダメージが大きく、無防備にしているとお肌をどんどん敏感にし、頬の肌荒れや、シミの原因になります。
そのため、紫外線対策として、1年を通して日焼け止めや、日焼け止め入りの下地を塗る習慣をつけましょう。
曇りの日は、晴れの日の7割、雨の日は4割の紫外線が出ていますし、家の中でも紫外線は入ってくるので、油断せずにUVケアをしましょう。
乾燥した空気
乾燥した空気は、お肌の大敵です。顔は常に空気と触れ合っているので、顔の中で1番面積の広い頬は、乾燥した空気による刺激を最も受けやすいです。
特に、冬場の空気・強い風・エアコン・扇風機・ストーブなどは、お肌に大きなストレスを与えるので、出来るだけその刺激を軽減していきましょう!
頬の肌荒れを招く、環境的要因は、以下のような工夫をして対策をしていきましょう!
- 部屋に洗濯物や濡れタオルを干す
- 加湿器を使う
- エアコンや扇風機の風が直接当たらないようにする
- 強風のときは風が直接当たらないようにマスクをしたり、マフラーで覆う
- 着込む・湯たんぽ・ホッカイロなどで暖房を控える
- 洗顔後、お風呂後は乾燥しやすいのですぐにスキンケアをする
- 日中の乾燥対策に、メイクの上から保湿の美容液スプレーをする
環境的なストレスは、うまく適応していくしかないので、頬の肌荒れを悪化させないためにも是非取り入れてみてください。
スキンケアの刺激
スキンケアは間違ったやり方で行うと、摩擦や刺激によるストレスがかかり、肌荒れを悪化させます。特に頬は、手の圧もかかりやすいので注意しましょう。
肌荒れでお肌が敏感に傾いている方は、お肌に負担のかかる洗顔をしていたり、保湿不足や、角質ケアのやりすぎで敏感になっていることが多いです。
正しい洗顔と保湿のやり方を確認しましょう!洗顔は以下のような項目を意識することでお肌へのストレスを軽減できます。
- 手を洗って清潔な状態にする
- ぬるま湯で顔を濡らす
- 洗顔料をしっかり泡立て、泡で包み込むように洗う
- たっぷりのぬるま湯で30回以上すすぐ
- すすぎ残しがないか確認する(フェイスラインや眼と鼻の間の窪み、凹凸のある鼻や口周りなど)
- 清潔なタオルでふきとる
保湿ケアは、化粧水・乳液・クリームの3ステップで水分と油分のバランスを保ちましょう。
また、お肌状態に合わせて、シートマスクや美容液などを使って保湿力を高めるのもおすすめです。
皮膚が炎症を起こしてヒリヒリしたり、ニキビなどの肌荒れがひどい方は、保湿力の高い、低刺激なスキンケアアイテムを使いましょう。
肌荒れ中は、化粧品に含まれる成分がお肌にとって刺激となることがあります。
セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの高保湿成分を含むものや、無香料・無着色・アルコールフリー・アレルギーテスト済み・ノンコメドジェニックなどの、お肌に優しい処方になっているスキンケアアイテムを選ぶと、お肌に余計なストレスを与えずにケアができます(^^)
こちらの記事も参考にしてみてください→ニキビに効く、市販の化粧水・乳液を徹底調査!正しいニキビケアで綺麗になろう!
生理周期に合わせたスキンケア
最も肌荒れしやすい、生理前の一週間は皮脂の分泌量が高まるので、過剰に分泌した皮脂が毛穴に詰まりやすくなり、そこから炎症を起こしてニキビができやすくなります。
この時期は、毛穴の詰まりがニキビにならないように、いつもより丁寧なクレンジングや洗顔を意識しましょう。
化粧を落とさずに眠ってしまうのはアウトです!どんなに疲れていても化粧だけは落としてから眠るようにしましょう。
また、皮脂の分泌が活発な時でも、保湿ケアは変わらず行いましょう。基本の保湿ケアは化粧水・乳液・クリームの3ステップです。
ベタつくようであれば、皮脂を抑える化粧水や美容液などを使ったり、さっぱりタイプのものを使うのもおすすめです。
頬の乾燥のよるカサつきやヒリヒリ、赤みのある方は、保湿クリームをいつもより多めに使って保湿ケアを強化しましょう!
頬ニキビができやすい方は、油分の与えすぎはニキビの原因にもなるので、クリームは軽めに仕上げてみてください(^^)
良質な睡眠
肌荒れを改善するためには、睡眠をしっかりとりましょう。
現代人は睡眠が不足しています。肌荒れが起こりやすかったり、改善するまでに時間がかかる原因としては、睡眠不足や睡眠の質も大きく関係しているのです。
睡眠は、人間の三代欲望の1つで、ストレス発散&肌荒れ改善に非常に効果的です。
最近では、睡眠のゴールデンタイム(22時〜2時)はそこまで重要視されておらず、眠り始めの3時間が睡眠の質の決め手となっています。
質の良い睡眠がとれなければ、ストレス発散どころか、逆にストレスの負荷をかけてしまうので、質の良い睡眠に導くために、眠る前はスマートフォンやテレビなどを控え、部屋を暗くしてリラックスした状態で眠りに入るようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?頬の肌荒れの原因には、ストレスによる、内臓の不調や、乾燥、ホルモンバランスの乱れが大きく関わっていることがわかりました。
頬は、顔の中で最も面積が広いので、肌荒れをすると特に目立ってしまうパーツです。
肌荒れが広範囲に及ばないように、ストレス対策をして、良い肌環境を保ちましょう!
こちらの記事もご覧ください→ニキビを悪化させない化粧のやり方や、肌負担の少ない化粧品選びのポイントは?
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