歳を重ねるごとに、顔の乾燥が気になってきたという方は多いのではないでしょうか?
私たちのお肌は、加齢とともに皮脂の分泌量が減っていくので、お肌は乾燥しやすくなります。乾燥によってヒリヒリとした痛みも出てきますよね。
顔の乾燥が続くときは、ヒルロイドなどの皮膚科の薬をうまく活用して、悪化しないように対策することが大切です。
顔の乾燥やヒリヒリとした痛みを感じたら皮膚科を訪れて!
1年を通して乾燥を感じる人もいれば、ある季節だけ乾燥するという人もいますよね。乾燥しているお肌は、潤いを保ったり、外からの刺激からお肌を守るバリア機能が低下しています。
お肌はとても敏感になっているので、化粧水がしみたり、ヒリヒリとした痛みが出たりします。
大抵、乾燥を感じると、その時期だけ保湿クリームを使ったり、保湿力の高い市販の化粧品を買い足してお手入れをすることが多いと思います。
しかし、それでも顔の乾燥が治らないということもありますよね。みなさん、こういったときに意外と皮膚科を頼らないものなんですよね。
特に、ヒリヒリとした痛みを感じる場合は、顔の乾燥が悪化しているサインでもあります。バリア機能が弱くなっているため、自力でその刺激に対抗することは難しい場合もあります。
そのため、セルフケアで改善することに躍起にならず、皮膚科を頼ることも大切です。
皮膚科で、顔の乾燥や痛みがあることを申告すれば、保湿剤を処方してくれます。
皮膚科はお肌のプロですから、乾燥が続くときは、自己流で市販の基礎化粧品を使わずに、皮膚科で保湿剤をもらいましょう。
顔の乾燥にはヒルロイドがおすすめ!皮膚科の薬(保湿剤)を知ろう
皮膚科で処方される、顔の乾燥や痛みを和らげる保湿剤をいくつか紹介しますね。
ヒルロイド(ソフト軟膏・ローション)
ヒルロイドは乾燥肌の人の保湿剤として有名です。ヒルロイドは、お肌に潤いを与え、お肌の炎症を抑え、血行を促進させてお肌の再生を施すはたらきがあります。
ヒルロイドは傷の治療にも使われます。ニキビ治療や、その保湿力からアンチエイジング効果があると話題になっています。
ヒルロイドの有効成分は、血液が固まるのを防ぐヘパリンという有効成分に似ているので、ヘパリン類似物質と言われています。
ヒルロイドには、クリーム・ソフト軟膏・ローション・ジェルなどの種類がありますが、よく使われるのがソフト軟膏とローションです。それぞれの特徴をみてみましょう。
ヒルロイドソフト
こっくりとしたクリームのようなテクスチャーです。ベタつきは多少ありますが、お肌がもともともっている再生機能を高めてくれるので、ゆらがないお肌の土台づくりをしてくれます。
顔の乾燥対策の強化におすすめです。持ち歩きしやすい25gサイズや、家に1つ置いておくと便利な50gサイズがあります。
ヒルロイドローション
ソフト軟膏に比べると、保湿力は落ちますが、全身に使えるとろみのあるローションです。重ね塗りをしても良いですし、肌馴染みも良いので化粧下地に混ぜて使っても良いですね。
ビーソフテンローション
ビーソフテンは、ヒルロイドと似た成分を安く提供しているジェネリック医薬品です。
化粧水のようなつけ心地ですが、立派な医療用医薬品です。テクスチャーはサラサラしているので、サッパリとした付け心地が好きな方におすすめです。
軽い仕上がりですが、お肌の保湿力を高め、乾燥による炎症を抑えてくれます。アトピーの人に向けてつくられているので、かなり低刺激です。
白ワセリン・プロテペト
白ワセリンはお肌には浸透しませんが、お肌の表面を保護して水分蒸発を防ぐはたらきがあります。炎症が起きている時でも使えるので1つもっていると便利です。
プロテペトは白ワセリンよりも低刺激で保湿力が高く、使い心地が良いです。
詳しくはこちらをご覧ください→プロペトはワセリンの中でも特に優秀!顔の乾燥を改善する方法
皮膚科の薬(保湿剤)を使う時の注意点
顔の乾燥やヒリヒリとした痛みを改善する、皮膚科の薬をいくつかご紹介しましたが、使用する上で注意点があります。
それは、これらは化粧水や保湿クリームではなく、治療目的の薬であるということです。
薬は、治ったら使うのを辞めますよね。これらの保湿剤がお肌に合うのであれば、ずっと使い続けたいという気持ちになると思いますが、薬は使い続けることで効果を感じにくくなったり、感作が起こる可能性があります。
そのため、スキンケア感覚で使い続けるのはおすすめしません。顔の乾燥や痛みがひどい時のお助けマンとして使いましょう。
例えば「乾燥のひどい真冬だけ」とか、「肌の炎症が一旦落ち着くまで」といった感じです^ ^
これらの保湿剤を一定期間使うことで、お肌の保湿力が高まれば、お肌のターンオーバーやバリア機能を正常な状態に保つことができます。
一旦肌の調子がよくなったら、あとは手持ちのスキンケアアイテムでお手入れをしながら様子をみましょう。
また、普段のスキンケアのやり方が間違っていると、顔の乾燥を引き起こしてしまうので、正しいスキンケアやり方(主に洗顔と保湿)についても確認しておきましょう^ ^
→私はこの方法で綺麗になれた!美肌になる方法はスキンケアの手順と習慣にあり!
顔の乾燥は予防できる!痛みを伴う乾燥肌におすすめの化粧品の選び方
顔の乾燥や肌荒れを皮膚科の薬で改善することも大切ですが、ヒリヒリとした痛みを感じる程お肌が乾燥したり、炎症を起こさないようにスキンケアで予防をすることもとても大切です。
普段から自分の肌に合ったアイテムを使ってスキンケアを行い、肌荒れしにくいお肌をつくりましょう。
特に、痛みを伴う場合は、極度に乾燥が進行しているサインなので、以下のつのポイントを意識してスキンケアアイテムを選びましょう!
保湿成分が高配合のもの
お肌が乾燥して痛みを伴う場合は、水分保持力やバリア機能が著しく低下した状態を表しています。
そのため、保湿成分が高配合のものを選ぶようにしましょう!私のおすすめはセラミドやプラセンタエキスです。
セラミド
セラミドは細胞と細胞の間を繋ぐ、セメントのような役割をしているので、お肌の密度や水分保持力を高めます。
セラミドは、もともとお肌に存在する保湿成分ですが、年齢とともに減ってしまうので、化粧品で補いましょう。
セラミドは油性の保湿成分なので、化粧水よりもクリームで取り入れるのがおすすめですよ!
こちらの記事も参考にしてみてください→顔の乾燥や、敏感傾向にある肌荒れにおすすめの保湿クリーム★
プラセンタエキス
プラセンタエキスは、哺乳類の胎盤から抽出した成分で、栄養の宝庫と言われています。
乾燥だけでなく、様々なお肌トラブルに効果が期待できるので、私はエイジング予防や美白ケアも兼ねてプラセンタエキスを取り入れています(^^)
プラセンタのはたらきについては、詳しくはこちらをご覧ください→絶大な美肌パワー!プラセンタで顔の乾燥を改善しよう
低刺激なもの
化粧品の配合成分がお肌の刺激となり、乾燥や肌荒れが起こることもあります。
また、痛みを伴う程乾燥が進行していると、化粧品がお肌にしみて、よりヒリヒリとしてしまいます。
そのため、肌荒れしやすい方は、無添加のものや、赤ちゃんでも使えるような低刺激な化粧品を使うのがおすすめです!
クレンジングであれば、ダブル洗顔不要のもの・メイク品であれば石鹸で落とせるものは、肌への負担を軽減できるので効果的ですよ!
また、お肌への摩擦を軽減するために、オールインワンアイテムで保湿ケアをするのも1つの方法です(^^)
皮膚科の薬と併用しながら、保湿力の高い低刺激な化粧品を使って、お肌の様子を見るのも良いでしょう。
市販のもので、低刺激な、保湿力の高いスキンケアアイテムだと、馬油は使い勝手が良くておすすめですよ☆→馬油で顔の乾燥を改善しよう!馬油の特徴やおすすめの使い方は?
まとめ
いかがでしたか?顔の乾燥やヒリヒリとした痛みは、自己流のお手入れで悪化してしまったり、いつまでたっても治らない場合があるとわかりました。
そういう時は、一度皮膚科を受診しましょう。必要であれば薬が処方されます。
薬といってもヒルロイドなどの保湿剤は、スキンケアとして使用するので化粧品のようなイメージをもたれるかもしれませんが、これらの保湿剤は薬なので医師の判断のもとに使用するようにしましょう。
こちらの記事もご覧ください→「顔の乾燥や粉ふき・皮むけが気になる…」原因と改善方法は?
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