ダイエットや美容面で人気のココナッツオイル。
ミランダ・カーが、絶賛したということでも話題になりました。
そんなココナッツオイルは、食用のものをヘアオイルとして髪の毛に使って良いのか?と気になる方も多いようです。
今回は、ココナッツオイルの効果感や、食用のものをヘアケアや肌のケアに使っても大丈夫なのか?についてお伝えしたいと思います。
ココナッツオイルとは?
一時期話題になってから、今も人気のココナッツオイル。とはいえ、まだまだ馴染みの少ない方も多いですよね。
ココナッツオイルは、ココヤシの実から採取された植物性の油(ヤシ油)です。
ココナッツオイルには、オリーブオイルやアルガンオイルなどに含まれている不飽和脂肪酸(オレイン酸)とは違い、安定性の高い飽和脂肪酸(ラウリン酸)が豊富に含まれています。
ラウリン酸は、母乳にも含まれている成分で、保湿力が高く、免疫力の強化、抗菌作用を持ち合わせており、化粧品にもよく使われています。
そのため、実は多くの方が知らぬ間にココナッツオイルの恩恵を受けているんです。
ココナッツアレルギーがない限り、子供から大人まで安心して摂取することができます。
また嬉しいことに、ココナッツオイルは常温でも2年間はもつんです。
オイルは酸化しやすいので、使い切る前にダメにしてしまう人も多いですが、ココナッツオイルなら、自分のペースでゆっくり使えます。
ココナッツオイルは、1日に大さじ2杯摂取することで、肌の保湿やアンチエイジング、ダイエット、便秘解消や免疫機能アップ…など、美容や健康面において様々な効果が期待できると言われています。
また、直接髪の毛や肌になじませることも可能です。
「食用のココナッツオイル」をヘアケアや肌のケアに使ってもOK?
よく聞くのが、食用で余ったココナッツオイルを直接塗ってヘアケアや肌のケアに使いたい!というもの。
しかし、食用のものを直接塗って肌荒れしないのか?髪の毛は傷まないのか?と不安になりますよね。
ココナッツオイルには、食用のものと美容のものがありますが、その違いはなんなのでしょうか?
食用のものは、「おいしくたべられること」を基準に作られているので、美容のものよりも不純物が多めです。
不純物をある程度残しておいた方が、香りや風味が出て美味しいんです。もちろん、これらは口から入れても問題のないものですよ。
一方で、美容のものは「肌への刺激が少ないこと」を基準に作られているので、肌にとって刺激になるような不純物はしっかり取り除いて作られています。もちろん、食べても美味しくないです。
不純物は、口から入れても問題がないのですが、髪の毛や肌に触れると刺激になる場合があるので注意したいところなんですよね。
こういったことを考えると、食用のものをヘアケアや肌の保湿に使う場合、不純物が肌や髪の毛を刺激して、トラブルを起こす可能性も考えておいた方が良いでしょう。
とはいえ、私自身は肌が弱いですが、ココナッツオイルを直接肌や髪に使ってトラブルを起こしたことはありません。
そこまで神経質になる必要もないのかもしれませんが、心配な方は、ココナッツオイルを使う前にパッチテストを行うのが無難です。
【パッチテストのやり方】
- ココナッツオイルを二の腕や太ももの内側につける
- 24時間様子を見て、皮膚トラブルが出ていないか確認する
また、肌が弱っている方、化粧品トラブルを起こしやすい方、髪の毛がかなり傷んでいる方、頭皮が荒れている方、体調を崩している方など、なんらかの不調を感じている時は、使用を控えましょう。
普段は刺激を感じないものでも、調子の悪い時は、悪い反応が出てしまう可能性があります。
また、食用のココナッツオイルを選ぶ時は、無添加の「エキストラバージンココナッツオイル」を選びましょう。
低温圧搾(コールドプレス製法)されたオーガニックのものなら、安全性が高いので、ヘアケアや肌のケアに使っても安心です。
食用のココナッツオイルは心配だから、スキンケアやヘアケア用のものを使いたい!という方には、「化粧品グレード」と書いてあるココナッツオイルを使ってみてください。
ココナッツオイルの8つの使い方☆
ココナッツオイルを髪の毛・肌・体への使い方と、得られる効果感をまとめてみました☆
※ココナッツオイルは白くて硬めのテクスチャーをしており、25度以下で固まってしまいます。そのため、使用前は湯煎をして、柔らかくなるまで溶かしましょう
ヘアパック
ヘアケアに使うなら、最もおすすめなのが週に1回のヘアパックです。
- 大さじ1のオイルを髪の毛と頭皮に馴染ませる
- 蒸しタオルで頭全体を巻く
- 湯船に浸かって15分放置
- 蒸しタオルを外して軽くマッサージをする
- 洗い流してそのままシャンプーをする
ココナッツオイルは、ビタミンミネラル豊富で、細かい粒子が髪の毛の奥まで浸透して潤いで満たしてくれるので、乾燥した頭皮と傷んだ髪の毛のケアに最適です。
お風呂後の洗い流さないトリートメント
小さじ1杯ほどのオイルを馴染ませて、毛先中心に揉み込めばら洗い流さないトリートメントとしての役割も果たしてくれます。
ココナッツオイルは、少量で潤うのでつけすぎには注意してくださいね。
ココナッツオイルは、浸透力が高い上に、髪の毛1本1本の保護力も高いので、ダメージ補修しつつ、水分蒸発・熱ダメージから髪の毛を守って、しっとりサラツヤ髪に導いてくれます。
日中のケアに
ビタミンEなどの抗酸化成分を含んでいるため、日中の紫外線ダメージから、頭皮や髪の毛の老化を防ぎます。
高い保湿力によって、日中乾燥してパサつく季節も髪の毛の潤いを維持してくれますよ。
化粧水の後に
肌に使う時は、化粧水の後に使うことで、美容液としての効果を発揮してくれます。
浸透力が高いので、肌に素早く馴染んで潤い、クリームとしての蓋の役割もしてくれる優れものです。
時短のスキンケアとしても重宝しますよ。
ついでに唇の保湿にもおすすめです。
ニキビケアにも
ココナッツオイルには、殺菌効果があるので、ニキビ予防にも有効です。
ただ、ニキビを治すものではありません。スキンケアとして使っていくうちに、ニキビができにくい肌づくりをサポートしてくれます。
ボディーマッサージ
ボディーのマッサージにもおすすめです。
私は、お風呂後はむくみやすいふくらはぎのマッサージと、足裏のツボ押しや乾燥しやすい踵に塗り込んで、靴下を履いています。
疲れている時や、乾燥する季節におすすめです♪
ココナッツオイル1つあれば、全てのケアができちゃいますね〜。
入浴剤
スプーン1・2杯ほどのココナッツオイルを湯船に入れて、よく混ぜれば保湿入浴剤の完成です。
ココナッツオイル風呂に浸かって、全身の乾燥から抜け出しましょう♪
ハンドクリーム
小分けの入れ物にいれて、ハンドクリームとして使うのもおすすめです。
夜にたっぷり塗れば、翌朝スベスベに♪
★ヘアケアや肌のケアに良いオイルは他にもたくさんあるので、こちらの記事も参考にしてみてくださいね♪
まとめ
いかがでしたか?人気のココナッツオイルは、美容や健康面において様々な効果が期待できるとわかりましたね。
食用のココナッツオイルは、保湿力や抗酸化力の高い、安定したオイルなので、ヘアケアや肌のケアにも大いに役立ちます。
ただ、肌や髪の状態によっては刺激となる場合もあるので、様子を見ながら使いましょう。
精製されたエキストラバージンココナッツオイルならより安心です。
使い切らずに余ってしまった食用のココナッツオイルを、全身のケアにフル活用してみてください♪
こちらの記事もご覧ください→食用のオリーブオイルはヘアケアに使える?オリーブオイルの選び方☆
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