赤ちゃんの保湿やマッサージに使われるベビーオイルですが、最近では大人の女性にも人気があります。
ここ数年はオイル美容の人気が非常に高く、ベビーオイルはお肌に優しくて安全な上に、安価なものが多いため、愛用者が続々と増加中です。
そんなベビーオイルは、顔の乾燥に効果は期待できるのでしょうか?ベビーオイルの特徴や使い方についてもみていきましょう!
ベビーオイルとは?
ベビーオイルは、名前の通り、赤ちゃんのお肌を保湿したり、マッサージに使えるオイルです。
主成分は、製品によって多少異なりますが、ミネラルオイルやホホバオイル、オリーブオイルなどの植物オイルです。
それに加えて、微量ですが酸化防止剤が配合されています。有名なジョンソン・エンド・ジョンソンさんのベビーオイルには、酢酸トコフェロールが使われています。
酢酸トコフェロールは、人工的につくられたビタミンEです。抗酸化作用があり、お肌の老化を予防することができます。
ベビーオイルの主成分であるミネラルオイルは、石油を精製し、不純物を取り除いた鉱物油です。
原料が石油と聞くと、悪いイメージをもたれるかもしれませんが、そこはご安心ください(^^)
ミネラルオイルは化粧品の成分の中でも安全性の高いものです。ミネラルオイルは、炭素と水素のみで構成されていて、反応性をもたない、とてもシンプルなつくりになっています。
鉱物油は、ミネラルオイル以外に、ワセリンやスクワランも該当します。
これらの特徴は、完全な油であることです。皮膚には浸透せずに、油の膜をはることでお肌を保護するはたらきがあります。
顔の乾燥を感じる方は、外的な刺激からお肌を守るバリア機能が低下しているため、紫外線やホコリ、花粉、乾燥した空気、メイクの刺激などをダイレクトに受けやすくなります。
ベビーオイルを使うことで、これらの刺激からお肌を守ったり、お肌の水分が蒸発するのを防ぐことができます。
顔の乾燥対策だけじゃない!ベビーオイルの6つの使い方
低刺激で赤ちゃんのお肌に使えるベビーオイルは、大人の女性にとっても嬉しいはたらきをしてくれることがわかりましたね。
そんなベビーオイルは、顔の乾燥対策だけでなく、様々な使い方ができます。
- ヘアオイルとして髪に馴染ませる
- 全身のマッサージに使う
- バスオイルとして湯船に数滴たらす
- ボディーソープに数滴混ぜる
- ボディークリームに数滴混ぜる
- ネイルオイルとして指先に馴染ませる
色々な使い方がありますよね(^^)オイルは、たくさん使うとベタベタしてしまうので、一度の使用量は少なくて済みます。
有名なジョンソン・エンド・ジョンソンさんのベビーオイルを例に挙げると、300mlもあるので全身に使っても、余裕で数ヶ月もちますよ(^^)
ベビーオイルの保管方法や使用期限について
ベビーオイルをより安全に使うために、保管方法や使用期限について確認しておきましょう(^^)
保管方法
ベビーオイルには酸化防止剤が配合されていますが、オイルは他の化粧品に比べて酸化しやすいです。
そのため、低温で光が当たらないところに保管するようにしましょう。
私は、ベビーオイルをお風呂場に置いていたときに、窓から強い西日が当たってしまっていたことに後々気づきました(^^;)
ベビーオイルは、透明なボトルに入っているものも多いので、透けないケースに入れてガードするのも良いでしょう。
また、キャップのものは、しっかりと蓋を閉めて酸化を防止しましょう!
使用期限
ベビーオイルは開封後、3ヶ月以内に使い切るようにしましょう。これがなかなか使い切らないのですが(^^;)
他の化粧品と比べると、消費期限が短いので、私はオイルを購入するときは、小さいサイズのものを選ぶようにしています。
使い切らずにダメにしてしまうのは勿体無いですから、先程紹介したように、色々な場面でベビーオイルを活用してみてください(^^)
ベビーオイルを使ったクレンジングはNG!
先程、ベビーオイルの使い方を紹介した時に、クレンジングについてはふれませんでした。
個人的には、ベビーオイルをクレンジングとして使うことはおすすめできないと思ったので、こちらでその理由をお伝えします。
ベビーオイルの使い方を調べると、クレンジングとしての使い方が必ず出てきます。
ベビーオイルは、クレンジングオイルのような強い洗浄力はないので、低刺激でメイクを馴染ませることができるため、クレンジング料としての愛用者が多いんです。
しかし、ベビーオイルは本来クレンジングを目的としてつくられてはいません。また、よく考えると、お肌の保湿剤となるものが、汚れをしっかり落とせるのか…と疑問を感じてしまいます。
お肌にとって低刺激な点は良いですが、汚れが落ち切らなければ、その方がお肌にとって負担になります。
それが続けば、顔の乾燥やトラブルが悪化し、慢性的な乾燥肌や肌荒れから抜け出せなくなってしまう可能性もあります。
また、ベビーオイルでメイクを馴染ませる場合は、普通のクレンジングとは異なるため、馴染ませに時間がかかり、その分摩擦も加わります。この点からも、お肌にとっての負担が大きいことがわかります。
こういった理由から、私はベビーオイルを使ったクレンジングはおすすめしません。ベビーオイル自体がお肌にとって低刺激なものだとしても、別の点で大きな負担がかかっているからです。
クレンジングは顔の乾燥を防ぎ、美肌になるためには欠かせないスキンケアです。
クレンジング機能のあるものを使って、正しい方法でメイクオフするようにしましょう。こちらの記事も参考にしてみてください→美容部員が教える、顔の乾燥を改善する洗顔の秘訣とは?
ベビーオイルだけでは、顔の乾燥は改善できない?
ベビーオイルは、安価で安全性の高い保湿剤ですが、大人の女性がスキンケアとしてベビーオイルを使う場合には、いくつか注意点があります。
ベビーオイルは、鉱物油でお肌に浸透しない油性の強い保湿剤であるため、お肌の保護をすることはできても、お肌の潤い成分を生成するはたらきはありません。
そのため、顔の乾燥を根本的に改善することはできないのです。私たちは、生まれた時の水分量がピークといわれいるので、赤ちゃんの場合は、ベビーオイルのみで十分な保湿ができます。
しかし、年齢を重ねていくと、私たちは潤い成分を生成する量が減り、顔の乾燥やエイジング面のトラブルをかかえてきます。
そうすると、ベビーオイルの油分ケアだけでは保湿力が不十分です。
そのため、私たちは化粧水や美容液などで十分な水分を与えた上で、ベビーオイルを使うことが、顔の乾燥の予防や美肌になるための最適な方法であると言えるでしょう。
油分の強い保湿だけでは、インナードライになりやすい傾向にもあるので、水分ケアもあわせて必ず行うようにしましょう(^^)
効率的に水分ケアをするためには、保湿力の高い化粧水選びが重要です。こちらの記事も参考にしてみてください(^^)→美容部員が教える、顔の乾燥を改善する化粧水選びの秘訣と正しい使い方
ベビーオイルは、安価で良い成分を使ったものが多いので、普段のお手入れにうまく取り入れていきたいですね♪
まとめ
いかがでしたか?ベビーオイルは、安全性の高い、油性の強い保湿剤であることがわかりましたね。
ベビーオイルには、色々な使い方があるので、冬に向けて全身保湿をするのも良いでしょう(^^)
ベビーオイルはお肌の保護が目的なので、ベビーオイルのみで顔の乾燥を根本的に改善することはできませんが、水分ケアとあわせて行うことでお肌の機能を高めることができます。
是非うまく活用して、顔の乾燥から脱出しましょう!
ベビーオイルよりも高価なものにはなりますが、お悩みに直結したオイル美容液なども、顔の乾燥対策にはおすすめです。
こちらでオイルの知識も高めてみてくださいね(^^)→美容部員が教える、顔の乾燥を改善するオイルの使い方
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