ヘアケアの定番といえばオイルですよね。オイルは、髪の毛1本1本を保護してダメージから守ってくれたり、ツヤを出して髪の毛をキレイに見せてくれます。
特に、「椿油」は、ヘアケアとして日本では古くから歴史があり、大変有名です。
また、一見椿油に似ている「あんず油」も、知る人ぞ知る、ヘアケア効果の高いオイルなんですよ。
今回は、わたし自身が椿油とあんず油を愛用していた経験もも踏まえ、それぞれの効果感や、「どっちがおすすめなのか?」見分けるポイントをお伝えします。
「椿油」は日本の伝統オイル!
「椿油」といえば、日本を代表する伝統的なオイルです。
なんと、日本では平安時代から、髪の毛の手入れや食用油、薬、サビ止めなどの様々なシーンで使われてきました。
そんな椿油は、特にヘアケア効果が高く、今尚女性の美髪を維持するために活用されています。
椿油はドラッグストアのヘアケアコーナーで、必ずと言っていいほど見かけますよね。
実は、椿油には「和製のオリーブオイル」と呼ばれるほどの実力があります♪
椿油には、具体的にどんな特徴や効果があるのでしょうか?
保湿効果が抜群
椿油には、保湿効果が高いオレイン酸がたっぷり含まれています。
私たちの皮脂成分の4割はオレイン酸でできているので、髪の毛の潤い保持には欠かせない成分です。
椿油のオレイン酸の保有量は、なんと90%前後と非常に高いのです!
お風呂上がりの髪の毛に馴染ませることで、水分蒸発を防ぎ、潤いを保ってくれますよ。
パサつきやごわつき、枝毛や切れ毛で傷んだ毛先もしっかり保護します。
しっとり潤いながらも、肌馴染みが良い
椿油は、オレイン酸を主成分としているため、とろみがあってしっとりとした使用感です。
オレイン酸は、人間に備わった皮脂成分なので、しっとりしながらも、ベタベタせず、髪の毛に馴染みやすい油です。
しっかりツヤが出てまとまる
少量でもしっかりツヤが出て、毛先もしっとりまとまります。
オイル臭は気にならない
椿油は、良い香りがするフレグランスオイルとは異なります。
とはいえ、無臭でもなく、油そのものの匂いが少しあります。しかし、臭くないので、使う上では特に気になりません。
オレイン酸は酸化しにくい油なので、期間が経っても、酸化臭などはしにくいです。
頭皮もしっかり保湿
椿油は、頭皮の保湿ケアにもおすすめです。
頭皮が乾燥してカサカサする方は、髪を生やす畑がカラカラの状態。これでは健康な髪の毛が生えず、抜け毛や薄毛のリスクも高まってしまいます。
椿油で頭皮マッサージをすることで、頭皮環境が改善されて、キレイな髪の毛を育てることに繋がります。
肌のケアにも使える
実は、椿油は髪だけでなく、肌の保湿にも使える多機能オイルなんです!
肌の皮脂量は、歳を重ねるにつれて減っていくので、椿油を肌に馴染ませることで、肌にしっかり皮脂成分を補うことができ、乾燥から守ってくれます。
椿油といえば「大島椿」
椿油といえば、「大島椿」が有名です。
無香料・無着色・無鉱物油の天然椿油100%となっており、髪や肌への刺激も少ないです。
ベタつきもなく、傷んだ髪にもすんなり馴染んでくれるので、ダメージのひどい方でも扱いやすいです。
香り付きのものが苦手な方にもおすすめですよ。
どこのドラッグストアでも、だいたい手に入るところも嬉しいポイントです。手の出しやすい価格も嬉しい♪
40mL/1100円・60mL/1500円
「あんず油」は知る人ぞ知るオイル!
椿油に次いで、「あんず油」もヘアケア効果が高く、見逃せません。
あんず油は、あんずの種子からとれた油で、果実種子から取れたアーモンドオイルやモモ油に似ています。
ドラッグストアでは、椿油ほどではありませんが、あんず油も取り扱いが多く、密かに人気を集めています。
では、あんず油の特徴や効果感を具体的に見ていきましょう♪
十分な保湿力
オレイン酸の保有量は50%以上あるので、保湿力はしっかりあります。
お風呂上がりの髪の毛に馴染ませることで、髪の毛に潤いを与え、外的なダメージから守ります。
パサつきや広がり、くせ毛、うねりを落ち着かせてくれます。
サラリとした軽めの使用感
オイルだけど、サラリと軽い使用感が特徴的です。嫌なベタつきも残りません。
椿油だとちょっと重たい…と感じる方は、あんず油を使ってみましょう。
自然なツヤ感
髪に馴染んで浸透しやすいので、自然なツヤ感が出ます。
やりすぎ感がないので、朝のスタイリングにもおすすめです。
甘くて爽やかな香り
あんず油は、甘くて爽やかな、フルーティーな香りがふわっと広がります。
ヘアケアは香りも重要なので、「少しでも良い香りがするものを使いたい!」という方にも向いています。
ヘアパックやトリートメントに混ぜてもgood♪
あんず油を傷んだ髪の毛に馴染ませ、蒸しタオルで頭全体を覆えば、簡単にヘアパックができます。
傷んだ部分を集中的に補修してくれますよ。
あんず油をコンディショナーやトリートメントに数滴垂らせば、一気に高級トリートメントに変身!
普段使っているコンディショナーやトリートメントをグレードアップさせちゃいましょう♪
あんず油と言えば「柳家 あんず油」
柳家本店は、日本で一番古い化粧品メーカーとされています。
柳屋のあんず油は、天然成分100%なので、肌に低刺激♪
サラサラとして伸びの良いオイルで、程良くまとまります。
ふわっと香るフルーティーな香りにも癒されますよ〜♪
レトロな瓶もかわいいですよね。
ドラッグストアにもよりますが、60ml 700円前後で購入可能です。お値段もかわいいのです♪
一滴ずつ出せるので、量を調整しやすく、髪質問わず使えます◎
椿油とあんず油、ヘアケア効果が高いのはどっち?
椿油とあんず油の特徴や効果感についてお伝えしました。
どちらも、保湿力に優れているので、乾燥してパサつく方や、痛みが気になる方のヘアケアにおすすめのオイルです。
椿油とあんず油は、使用感や仕上がりが異なるので、髪質やなりたい仕上がりに合わせて選んでいくと失敗がないです♪
わたし自身、椿油とあんず油はどちらも使ったことがあるので、その経験も踏まえ、それぞれどんな髪質の方に向いているのか、まとめてみました☆
【椿油】が向いている人
- ハイダメージの方
- 重めのオイルが好きな方
- 髪の毛をしっとりまとめたい方
- しっかりツヤを出したい方
- あんず油だと軽く感じる方
- 髪の毛が太い・硬い・量の多い方
- 肌の保湿にも使いたい方
- 香りものが苦手な方
- 年齢髪のトラブルを感じている方
- くせの強い方
【あんず油】が向いている人
- 髪の毛が傷んでいる方
- 軽めのオイルが好きな方
- 髪の毛をサラリとまとめたい方
- 自然なツヤを出したい方
- オイル初心者さん
- 椿油だと重く感じる方
- 髪の毛が細い・柔らかい・量の少ない方
- 香りものが好きな方
- 猫っ毛の方
ちなみに、わたし自身はあんず油派です。
髪の毛が太くて毛量が多い髪質なので、「椿油の方が向いているかな?」と思ったのですが、
私は朝も夜もオイルを使うので、2度使うことを考えると、サラリとしたあんず油の方が使い勝手が良く、向いていました。
保湿力が物足りない時や、しっとりまとめたいときは、あんず油を少し多めに出して、毛先に揉み込んでいます☆
また、わたし自身が化粧品に香りを求めているということもあり、あんず油をチョイスしました☆
今は、髪の毛がひどく傷んでいる訳ではありませんが、今後、年齢を重ねていくにつれて、頭皮の乾燥や痛みの蓄積を感じやすくなったときは、しっとり系の椿油に変えて、毛先や頭皮の保湿ケアを積極的にしていこうと考えています。
椿油やあんず油以外にも、ヘアケア効果が高く、安くて多機能なオイルは色々とあるので、以下の記事も是非参考にしてみてください♪
→食用のオリーブオイルはヘアケアに使える?オリーブオイルの選び方☆
まとめ
いかがでしたか?椿油とあんず油は、どちらも日本に歴史のある、ヘアケア効果の高いオイルであるとわかりましたね。
髪の毛の保湿や、外的ダメージから守ったり、ツヤ出し効果、頭皮ケア効果などが期待できます。
「椿油とあんず油はどんな人に向いているのか?」についても参考にしてみてくださいね(^^)
どちらも手の届きやすいお手頃価格なので、それぞれに試して、どちらが自分に向いているのか、確かめてみるのも良いでしょう。
オイルは、少量で潤うので、なかなか減らずに、余してしまう方もいますが、本当に色々な使い方ができるので、是非様々な方法で活用してみてください♪
こちらの記事に、オイルの活用術を幅広くご紹介しているので、是非ご覧ください→目指せ美髪!おすすめの洗い流さないオイルトリートメントと活用術☆
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